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(回答先: 「南北首脳会談 非核化につながるか」〜北朝鮮は、朝鮮戦争の終戦を宣言することを優先すべきだと/nhk 投稿者 仁王像 日時 2018 年 9 月 19 日 20:01:26)
「ピョンヤン共同宣言」米朝協議のこう着状態を打開するか〜中国政府は歓迎/nhk
2018年9月19日 18時40分南北首脳会談
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180919/k10011636221000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_022
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は19日、共同宣言に署名しました。この中で北朝鮮は、アメリカの出方によってはニョンビョン(寧辺)の核施設を廃棄する用意があると表明し、非核化をめぐる米朝協議のこう着状態を打開することになるのか注目されます。
韓国のムン・ジェイン大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン委員長は19日午前、2日目の首脳会談を行ったあと、「ピョンヤン共同宣言」に署名しました。
この中で非核化に関して、「アメリカの相応の措置に従って、ニョンビョンにある核施設を永久に廃棄するといった追加的な措置を取る用意がある」とされました。
また北朝鮮北西部のトンチャンリ(東倉里)にあるミサイル発射場に関しては、「専門家の立ち会いの下、永久に廃棄することにした」とされました。
これを受けて、米朝の仲介役となってきたムン大統領は、来週アメリカを訪問して、24日にトランプ大統領と会談する予定で、ニョンビョンの核施設廃棄の前提条件とされた「アメリカの相応の措置」が何を意図するのかなど、首脳会談でキム委員長が示した考えを詳しく説明することにしています。
キム委員長としては、核実験場の爆破に続いて非核化に向けた具体的な措置を取る用意があると表明したことになり、米朝協議のこう着状態を打開することになるのか、トランプ大統領やホワイトハウス高官たちの評価が注目されます。
また19日の宣言では、キム委員長が「近い時期にソウルを訪問する」とも盛り込まれ、具体的な時期についてムン大統領は、順調にいけばことし中だという見通しを明らかにしました。
中国政府は歓迎
南北首脳会談で両首脳が「ピョンヤン共同宣言」に署名したことを中国政府は歓迎しています。
中国外務省の耿爽報道官は記者会見で、「朝鮮半島の非核化と平和に向けた交渉の推進について新たに、重要な共通認識に達したことを歓迎する」と述べて評価しました。
そのうえで、耿報道官は「双方が関係する『宣言』の共通認識を継続して実行し、朝鮮半島の問題を政治的に解決して地域の長期的な平和を実現するために積極的な役割を果たすことを望む」と述べて、ことし4月の南北首脳会談で署名した「パンムンジョム(板門店)宣言」とともに今回の共同宣言の内容が着実に実行されるよう期待を示しました。
ニョンビョンには主要な核施設が集中
ニョンビョンは、首都ピョンヤンからおよそ100キロほど北にあり、北朝鮮の主要な核施設が集中しています。
特に、核開発で大きな役割を担ってきたのが、1986年に稼働を始めた出力5000キロワットの黒鉛減速型の実験用原子炉と、使用済み核燃料棒からプルトニウムを取り出す「放射化学研究所」と呼ばれる施設です。
これらの施設をめぐっては2007年、6か国協議で、北朝鮮が稼働の停止と封印を行い、これを確認するためにIAEA=国際原子力機関の査察官が現地で活動することが合意されました。
そのよくとしには冷却塔が爆破され、その様子は外国メディアにも公開されました。
しかし、核開発計画の検証方法などでアメリカと対立すると、北朝鮮は2009年に核開発を再開する考えを示し、ニョンビョンのウラン濃縮施設に入ったアメリカの専門家は何百基もの遠心分離機があると明らかにしました。
2016年には、韓国の国防白書で北朝鮮のプルトニウム保有量が前年から10キログラム増え、50キログラム余りに達していると指摘されました。
北朝鮮は、ことし4月の南北首脳会談の共同宣言で朝鮮半島の完全な非核化を目指すとしましたが、IAEAが先月公表した報告書では、ことし4月から5月初めにかけてニョンビョンの核施設の一部を稼働させていた兆候があるとして、強い懸念を示しています。
ミサイル発射場にはキム委員長もたびたび足運ぶ
北朝鮮北西部ピョンアン北道のトンチャンリには、「ソヘ衛星発射場」が設けられ、事実上の長距離弾道ミサイルが発射されたり、弾道ミサイルのエンジンの燃焼実験が行われたりしていて、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長もたびたび足を運んできました。
敷地内には、大型の固定式の発射台や、弾道ミサイルのエンジンの実験などを行う「連動試験場」、それにコントロールセンターに当たる「発射総合指揮所」があります。
2012年に、この場所から初めて「人工衛星の打ち上げ」と称して事実上の長距離弾道ミサイルが発射された際には、国際社会にアピールする狙いから事前に施設が外国メディアに公開されました。
2015年には、発射台の高さがこれまでの50メートルから67メートルに改修されたと韓国メディアが伝え、さらに大型の弾道ミサイルを発射できる環境が整ったとされました。
去年3月に、弾道ミサイルに使用する新型の大出力エンジンの燃焼実験が行われた時には、立ち会ったキム委員長が「実験の成功がどれだけ画期的な意義をもつのか、世界はまもなく目にするだろう」と述べ、核・ミサイル開発の進展に自信をのぞかせました。
ことし6月の米朝首脳会談の際、アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮が主要なミサイル試験場を取り壊すことを約束したと明らかにしました。
その後、アメリカの研究グループは、ソヘ衛星発射場の施設の一部を北朝鮮が解体する動きを始めたと分析したものの、先月には、その作業が停止したと発表しました。
研究グループでは、作業が停止した理由は「わからない」としていましたが、非核化をめぐる米朝の協議が難航していることが背景にある可能性も指摘されていました。
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