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IMF専務理事 合意なきEU離脱は英経済に深刻な打撃と警鐘/nhk
2018年9月18日 5時30分EU離脱 交渉方針表明へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180918/k10011633871000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_019
イギリスとEU=ヨーロッパ連合の間で離脱をめぐる合意がまとまらないのではないかと危機感が高まる中、IMF=国際通貨基金のラガルド専務理事は、合意がないまま離脱することになったらイギリスの経済に深刻な打撃をもたらすと警鐘を鳴らしました。
イギリスでは、メイ首相が打ち出した離脱の基本方針について与野党から批判がやまないうえ、EUからも修正を求める声が出て、合意がまとまらないのではとの危機感が高まっています。
こうした中IMFのラガルド専務理事が17日、ロンドンで記者会見し、「合意なき離脱」となった場合イギリス経済に深刻な打撃をもたらすことになると警鐘を鳴らしました。
ラガルド専務理事はイギリスが被る経済的な影響についてどんな形の離脱であっても、現在の単一市場に比べて負担が増すとしたうえで「離脱後の貿易の障害が大きいほどその犠牲も甚大になる」と指摘しました。
「合意なき離脱」の影響をめぐっては、イギリスの中央銀行イングランド銀行のカーニー総裁が今月13日、閣僚が参加した会議で離脱交渉が決裂すれば住宅価格は35%下落するなど経済が混乱に陥ると警告したと伝えられています。
メイ首相は今週、オーストリアで開かれるEUの非公式な首脳会議で、各国に改めて理解を求めるものとみられ、事態の打開につながるか注目されます。
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