9月11日（火）7時35分　時事通信

　【ワシントン時事】サンダース米大統領報道官は１０日の記者会見で、トランプ大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長から、２度目の首脳会談を提案する「非常に前向きな」書簡を受け取ったと発表した。「すでに調整のプロセスにある」と述べ、開催を検討していることを明らかにした。具体的な場所や時期については言及しなかった。
　６月にシンガポールで行われた米朝首脳会談の後、北朝鮮が、朝鮮戦争（１９５０〜５３年）の終戦宣言を非核化に先行するよう求め、北朝鮮の非核化をめぐる米朝協議は停滞している。トランプ氏と正恩氏は共に、新たな首脳会談への機運を高めることでこう着する事態の打開を図りたい考えとみられる。
　サンダース氏は、北朝鮮が９日に平壌で行った建国７０年を祝賀する軍事パレードで大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）などの核戦力を公開しなかったことを「誠意の表れだ」と評価。それに加えて、書簡を受け取ったことは「われわれの関係が進展していることのさらなる証拠だ」と述べた。
　これに先立ち、ボルトン大統領補佐官（国家安全保障担当）は１０日、記者団に、２度目の米朝首脳会談について、「年内の開催は可能」との認識を示した。ただ、ボルトン氏は、韓国側の情報として、正恩氏が今月下旬にニューヨークで開かれる国連総会に来るとは思わないと述べた。　

［時事通信社］

https://news.biglobe.ne.jp/international/0911/jj_180911_9139084890.html

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