仮に米国が太平洋で失速しても、ロシアが簡単に中国の覇権を受け入れることはないしそもそも米国のパワーもまだまだ、強い。 覇権争いが終わる見込みはない
ワールド2018年8月13日 / 19:14 / 4時間前更新 ロシア、2国間貿易の自国通貨建て決済を支持=大統領府報道官 1 分で読む
[モスクワ 13日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は13日、すべての国との2国間貿易をドルではなく自国通貨建てで決済することが望ましいとの認識を示した上で、それを実施するためには詳細な作業が必要と指摘した。 トルコのエルドアン大統領は11日、中国、ロシア、ウクライナとの貿易を自国通貨建てで行う準備を進めていると述べた。 ペスコフ報道官は、エルドアン大統領の提案に関する質問に、ロシアはすべての国とそのような制度を目指してきたとしたうえで、これまでのトルコとロシアの2国間協議でも何度か提起されたことを明らかにした。 ワールド2018年8月13日 / 16:14 / 7時間前更新 鉄鋼・鉱業から75億ドル追加徴税か、プーチン大統領が検討指示 1 分で読む [モスクワ 10日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は、鉄鋼や鉱業などの企業から年間5000億ルーブル(75億ドル)を新たに徴税する案について検討するよう指示した。アンドレイ・ベロウソフ大統領顧問が大統領に宛てた書簡をロイターが入手した。 プーチン氏は5月の大統領選で勝って4期目に入り、新たな経済目標を設定したが、達成には新たな財源が必要。政府は既に2019年の付加価値税(VAT)税率引き上げと定年延長を発表している。 アルファ・バンクのチーフエコノミスト、ナタリア・オルロバ氏は、年金改革を巡り反プーチンの動きが強まっており、政府は新たな財源を確保することで妥協点を模索していると指摘した。 大統領府の広報担当者、ディミトリ・ペスコフ氏は、プーチン大統領が計画の検討に合意したと認める一方、大統領はまだ判断を下していないと述べた。政府関係者らは、計画案は骨格を示したもので、慎重な議論が必要だと指摘した。 ロシアの鉄鋼最大手NLMKを所有し、鉄鋼業界を代表する富豪ウラジミール・リシン氏は、稼いでるからといって鉄鋼や鉱業業界に追加課税するのは経営の効率性を悪化させるだけだと指摘した。 EVRAZ plc 517.8 EVRE.LLONDON STOCK EXCHANGE +7.80(+1.53%) EVRE.L EVRE.LALRS.MMPLZL.MM 鉄鋼や鉱業、エネルギーなど輸出産業は、2014年来のルーブル安の恩恵を受けている。このためロシア政府は国営企業に対し配当増を求め、ガスプロムに対して課税を強化した。 この日のロシア株式市場では、大統領が追加課税を検討との報道を受けてエブラズ(EVRE.L)、アルロサ(ALRS.MM)、ポリュス(PLZL.MM)といった金属関連株が急落した。 東京外為市場ニュース2018年8月13日 / 22:14 / 1時間前更新 UPDATE 1-中国新規人民元建て融資、7月は予想上回る1.45兆元 M2伸び5カ月ぶり高水準 1 分で読む * 7月の中国の新規人民元建て融資は1.45兆元(予想:1.2兆元) * 7月末時点の人民元建て融資残高は前年比+13.2%(予想:+12.8%) * 7月の中国マネーサプライM2伸び率、前年比+8.5%(予想:+8.2%) * 7月の中国社会融資総量は1.04兆元 (内容を追加しました) [北京 13日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)のデータによると、7月の新規人民元建て融資は1兆4500億元(2106億9000万ドル)でアナリスト予想(1兆2000億元)を上回った。 6月の1兆8400億元から大幅に減少したものの、前年同月実績は上回った。 7月の新規人民元建て融資データは13日、これより先に中国銀行保険監督管理委員会(CBIRC)が公表していた。 7月末時点の人民元建て融資残高は前年比13.2%増加。アナリスト予想(12.8%増)を上回る増加率となった。6月は12.7%増だった。 住宅ローンが大半を占める家計向け融資は6344億元で6月の7073億元から減少。新規融資全体に占める割合は43.8%。6月は38.4%だった。 企業向け融資は6501億元で6月の9819億元から減少した。 銀行融資は6月に膨らみ、7月は減少する傾向がある。 7月のマネーサプライM2伸び率は前年比8.5%増でアナリスト予想(8.2%増)を上回り、過去5カ月で最大の伸び率となった。6月は8.0%増で過去最低の伸びだった。 7月の社会融資総量は1兆0400億元(1511億1000万ドル)で6月(1兆1800億元)から減少した。 社会融資総量は、通常の銀行貸出システム外のオフバランス融資を含み、シャドーバンキングの動きを示す目安とされている。 7月末時点の社会融資総量残高は前年比10.3%増の187兆45000億元(27兆2400億ドル)だった。 中国当局は、銀行システムへの資金供給を拡大し、経営の厳しい企業への融資をつなげようとしているが、債務不履行が増加する中、銀行が融資に慎重になっている兆候がみられる。 WSJ社説】ウイグル族への弾圧、世界は注視すべし 新疆ウイグル自治区で監視にあたる治安隊員と装甲車両(2017年11月5日) 2018 年 8 月 13 日 10:35 JST 中国ではウイグル族の人々が次々に姿を消している。中国当局はこの2年間に、国際的にはほとんど注目されることなく、同国北西部に住む何十万人もの少数派イスラム教徒を拘束してきた。家族に残されるのは、どこに連れて行かれたのか、なぜターゲットにされたのかという疑問だけだ。この問題を研究する専門家アドリアン・ツェンツ氏は、各地に設置されている収容所に何十万人もの人々が収容されている可能性があると指摘するが、中国当局はこうした施設の存在を否定している。 だが今、徐々に情報が漏れ伝わっている。収容所から解放された少数の人々は海外に逃亡し、虐待の状況を語っている。看守らは、収容者に再教育を施し、イスラム信仰の放棄と、共産党の信奉を迫っている。反抗する者は虐待されたり、独房に入れられたりしている。 拘束された人々の多くは、国外に出たことのある者や、親族が国外にいる者だ。無差別に拘束されているようにみえる人もいる。数週間で解放されることもあるが、無期限に拘束されている人もいる。こうした気まぐれな手法による拘束が恐怖を増幅させている。著名なウイグル族の民族学者ラハイル・ダウット氏は、昨年12月にウルムチから北京に向かう途中で姿を消し、その後消息不明となっている。同氏は、忍耐が必要と説き、政治にはかかわっていなかった。 こうした強硬手段は、中国北西部の新疆ウイグル自治区に対する広範な締め付け策の一環である。新疆ウイグル地区では、ウイグル族とそれより少数派のカザフ族が人口の過半数を占めている。昨年には、同地区の治安関係予算はほぼ倍増され、都市部に配備される警察官が3万人増員された。 中国治安当局はまた、公共の場に顔認証カメラを設置している。住民は自家用車に追跡装置を装備し、携帯電話にはモニタリング・ソフトウエアを搭載することが義務付けられている。強制的な「健康診断」で採取された血液サンプルを基に、同地区全体を網羅するDNAデータベースの構築が進んでいる。 当局は、イスラム原理主義を撲滅しようとしていると主張する。過激派「イスラム国(IS)」や国際テロ組織アルカイダに感化されたグループによる小規模なテロ攻撃が何件か起きているようだ。またシリア政府は、ISとともに5000人のウイグル族が同国の内戦で戦っていたと主張する。 しかし、ウイグル族は総じて、穏健な形態のイスラム教を信仰しており、長年、過激化には抵抗してきた。これが変わりつつあるとすれば、それは、イスラム信仰のどんな表現をも処罰するという中国政府の方針が主因だ。例えば当局は近年、ウイグル族がラマダン(断食月)に飲食を絶ち、あごひげをたくわえ、自分の子にイスラム式の名前を付けることを禁止した。また、宗教関連の文書などがないかどうかウイグル族の自宅を捜索し、多くのモスク(イスラム寺院)が取り壊された。 フロリダ州選出のマルコ・ルビオ上院議員(共和)は10日、このような弾圧について本紙に寄稿したばかりで、責任ある当局者に制裁を科すよう米政府に求めている幾人かの議員の1人だ。またマイク・ペンス副大統領は中国によるイスラム教徒の扱い方を糾弾した。さらに10日、中国による人権弾圧が国際規約に違反しているとする証拠を国連の人種差別撤廃委員会が検証した。 ウイグル族の窮状には大きな意味がある。中国の最高指導者・習近平氏は毛沢東以降みられなかったようなプロバガンダ戦術、監視、拘束といった手段を駆使している。中国の警察は、まず新疆(ウイグル自治区)で新技術や監視技術を先駆的に導入し、その後、こうした技術を全国的に展開しつつある。米国は中国政府との間で多くの重要な争点を抱えているが、組織的なウイグル族弾圧は、習政権の本質をあらわにしている。 関連記事 中国「完全監視社会」の実験場、新疆を行く ビッグデータで危険人物「予測」 中国の治安対策 【社説】中国のイスラム恐怖症
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