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ロシアゲートの執着するマラー特別検察官はCIAの秘密工作人脈と深い結びつき
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201808010000/
2018.08.02 櫻井ジャーナル
アメリカの民主党や有力メディアが叫び続けてきたロシアゲート、つまりロシアが2016年のアメリカ大統領選挙に介入したという話が幻影だったことは明確になり、今ではFBIゲート化している。
2016年当時、選挙結果の操作が問題になっていたことは事実だが、アメリカの権力グループが投票の電子化を利用して行うという疑惑だ。実際に使われているシステムが正常に作動しないことが具体的に指摘され、2016年の選挙ではヒラリー・クリントン陣営が操作するのではないかと言われていた。この選挙ではエスタブリッシュメントが選んだ候補がクリントンだと言われていたからだ。
CIAをはじめ、アメリカの支配階級が世界規模で選挙に介入してきたことは公然の秘密。第2次世界大戦が終わって間もない1948年のイタリア総選挙では人気のあったコミュニストにダメージを与えるために秘密工作を実施、工作資金はアメリカが押収していたナチ・ゴールドの一部が使われ、マネーロンダリングはローマ教皇庁が使わていた。
ラテン・アメリカでは合法的に選ばれた政権がCIAを後ろ盾とする軍事クーデターで倒され、最近では2014年にウクライナでネオナチを利用して合法政権を倒した。2012年にロシアで行われた大統領選挙にも介入しようとした。その指揮官が同年1月にアメリカ大使としてモスクワへ赴任したマイケル・マクフォール。離任したのはウクライナでクーデターが成功した2014年2月だ。
ロシアゲートに限らないが、アメリカの有力メディアは証拠を示すことなく政治的なキャンペーンを展開してきた。イラク侵略では破壊と殺戮が一段落した後、大量破壊兵器の話が嘘だったことを政府も有力メディアも認めたが、侵略作戦が継続中のシリアやイランなどではイラクのケースと同じことを繰り返している。
現在、ロシアゲートは特別検察官のロバート・マラーが捜査しているのだが、この人物の胡散臭さを指摘する人は少なくない。CIAが実行した疑いが濃厚のロッカビーで1988年に引き起こされたパンナム103便の爆破事件では主席捜査官を務め、リビア制裁の口実を作り、CIAの秘密工作資金をロンダリングしていたBCCIのスキャンダルの捜査を司法省で指揮、真相を隠蔽、2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとアーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された際にはFBI長官として証拠を隠蔽している。
もうひとつ注目されているのが結婚相手。1966年にアン・キャベル・スタンディッシュと一緒になったのだが、この女性は1953年4月から62年1月までCIA副長官を務めたチャールズ・キャベルの一族。このときのCIA長官はアレン・ダレスであり、チャールズの弟であるアール・キャベルは1961年から64年までダラス市長を務めていた。
チャールズはダレスとキューバ侵攻作戦を目論み、ジョン・F・ケネディ大統領にダレスと同様、解任された。そのケネディがダラスで暗殺されたとき、アールはダラスの市長だったわけだ。またダレスの側近のひとりで、1959年1月から62年2月にかけてCIAの破壊工作部門を統括していたリチャード・ビッセルはマラーの親戚。マラーはCIAの秘密工作人脈で取り囲まれている。
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