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〔映画「ワンダーランド北朝鮮」〜どう見る北朝鮮の日常描く映画〕6月30日、N7
北朝鮮の検閲を受けて制作された映画が公開に先立って、一昨日試写会が行われた。
人々はどう受け止めたか。
北朝鮮の厳しい監視の中、チョ・ソンヒョン監督が描こうとしたのは、北朝鮮の人々の日常の暮らしであった。
四角い座卓で家族がビールと思われるもので祝杯を上げ食事する映像、プールではしゃぐ若者たち、農作業にいそしむ女性たち、幼稚園で遊戯する子供たち、一見すると私たちの暮らしぶりとそう変わらない生活ぶりが映し出されている。
その一方で、人びとがキム一族を熱く支持する様子も出てくる。映像は北朝鮮の人々の有りのままの姿なのか、それとも当局の意向が反映された見せかけなのか。
そんな作品の中で、本音を語っているのではないかと思われる場面も登場する。縫製工場で働く女性は、(近くの砂浜と思われる場所で)嬉しそうに将来の夢を語る。
「今までにない独創的な服を作り、人々が来てくれるのを見たら喜びを感じます。それがかなえたいことです」
試写会に参加した人々は北朝鮮に対してどう思っていたのか。記者会見の前に参加者に聞いた北朝鮮のイメージは、「ミサイル」、「独裁」、「不自由」、「飢え」、よくわからない国」、「貧乏」などほとんどが否定的なものだった。映画を見たあと、
女性「全然思っていたのと違う人たちが出てきた感じ。お化粧しているんだな、水着は好きなものを着ていいんだな、と。ミサイルも国民がみんなで撃とうと撃ってるわけではない(と思った)」
男性「この映画を見たあと、例えば拉致問題について話すとき、景色も変わらないし、いわゆる普通の部分が多い国がなぜ拉致問題をやったのか背景を逆に知りたくなると思う。ストーリーにまで思いをはせられる背景を考えるきっかけになるんじゃないかな思う」
関根健次代表(配給会社)「初めて見た北朝鮮の人たちの素顔に対して興味深く見てくれた人も多かったし、一方で見たものをこのまま信じていいんだろうかという人もいた。いろんな反応があったと思うが、この映画をきっかけに、いま北朝鮮はどうなっているんだろう、どうなるのからと思う、それくらいのきっけけになってくれたらと思う」
(以下、略)
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