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[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
2018年06月04日 09時12分
トランプ米大統領が金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の親書を持って4日間にわたり米国を訪問した北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長を国家首脳に劣らず歓待し注目された。金正恩委員長の親書は金英哲氏が米国を離れた後も公開されていないが、非核化に対する特別な約束は明示されいないと観測されている。
トランプ大統領は1日にホワイトハウスを訪問した金英哲氏との面談に80分を割いた。当初予定時間の2倍だ。NBCニュースは「友好国の最高クラスの外交官に与えられる儀典が展開された」と評価した。
これに先立ち「リビア式最後」と「リビア式非核化モデル」発言で北朝鮮を刺激したペンス副大統領とボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は面談に参加しなかった。ワシントンポストは「北朝鮮との対話局面を継続するために金英哲氏に配慮した措置」と解釈した。面談にはケリー大統領首席補佐官とポンペオ国務長官が同席した。
金英哲氏はホワイトハウスを離れる直前に大統領執務棟の外で熱を帯びた表情でトランプ大統領に何かを説明する姿がカメラに捉えられたりもした。トランプ大統領は通訳を通じて説明し、彼を軽く叩く姿を見せた。トランプ大統領は金英哲氏一行がホワイトハウスを離れる際に1人ずつ握手した後に写真を撮った。また、車両が出発するとすぐに手を振る見送りも行った。
金英哲氏一行は先月30日にニューヨークのケネディ空港に到着した時も米国務省の儀典を受け、駐機場からすぐに空港の外に出て目を引いた。外交消息筋は「駐機場から直接エスコートするのは通常は国家元首クラスに提供されるもの」と話した。
トランプ大統領は金英哲氏がホワイトハウスを離れた直後に金正恩委員長の親書と関連し、「まだ読んでいないが、とても良く興味深い」と話した。その上で「近く適切な時期にみなさん(記者ら)にも公開したい。とても驚くほどの内容があるかも知れない」と付け加えた。
CNNは「最高位級の米国当局者は、親書は読んでいないが内容に関しては外交チャンネルを通じ概ね把握していた。両国関係の肯定的内容が盛り込まれたが非核化に対する特別な約束は明示されていないものと当局者は理解している」と報道した。ウォールストリートジャーナルも「米朝首脳会談に対する金正恩委員長の関心が表現されているが、意味ある譲歩や威嚇は入っていないだろう」と伝えた。
※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。
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