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米政権内でネオコンのマクマスター国家安全保障補佐官をネタニヤフ人脈が外そうとする動き
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201803070000/
2018.03.08 櫻井ジャーナル
アメリカでH・R・マクマスターを国家安全保障補佐官から外そうとする動きがあると伝えられている。そうした動きの中心にはカジノ経営者でイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と親しいシェルドン・アデルソンがいるのだという。
アデルソンは2016年の大統領選でドナルド・トランプ陣営へ多額の寄付をしていたことで知られ、チャールズ・クシュナーとジャレド・クシュナーの親子ともつながる。チャールズはかつてトランプ大統領の開発業者仲間で、ジャレドはトランプの娘が結婚した相手だ。
マクマスターの前任者であるマイケル・フリン中将は元DIA局長。フリンが局長を務めていた2012年にDIAはバラク・オバマ政権のサラフィ主義者やムルリム同胞団を支援する政策を危険だと警告、そうした情報はドナルド・トランプに知らされていただろう。そのトランプは大統領選でロシアとの関係修復を訴え、アメリカの有力メディアから激しく批判されている。フリンがホワイトハウスから追われた後、トランプ大統領は好戦的な政策を打ち出すが、その背後にはマクマスターがいる。
マクマスターはデビッド・ペトレイアス大将の子分として有名。ペトレイアスは中央軍司令官、ISAF司令官兼アフガニスタン駐留アメリカ軍司令官、CIA長官を歴任した軍人で、リチャード・チェイニー元副大統領やヒラリー・クリントン元国務長官に近いネオコン。この人脈には世界的な投機家として知られているジョージ・ソロスも含まれ、その背後にはロスチャイルドが存在する。(この辺の事情は以前に書いたことがあるので、今回は割愛する。)現在、ソロスはイスラエルでネタニヤフを攻撃しているとも伝えられている。
ペトレイアスは1985年から87年にかけてウエスト・ポイント(陸軍士官学校)の教官を務めているが、その際にエル・サルバドルを訪問、同国で展開された「汚い戦争」に感銘を受けたようで、のちにその手法をイラクでの戦争に持ち込んでいる。
イラクの特殊警察コマンドを訓練していたジェームズ・スティール退役大佐は1984年から86年にかけて軍事顧問団の一員としてエル・サルバドルで活動、アメリカ支配層にとって好ましくないと思われる人々を殺害していた「死の部隊」の黒幕グループの一員ということになる。そのエル・サルバドルでペトレイアスはスティールと出会った。スティールはポール・ウォルフォウィッツともつながり、国防長官だったドナルド・ラムズフェルドによってイラクへ送り込まれた。
ラテン・アメリカで猛威を振るった死の部隊の主要メンバーはSOA(南北アメリカ訓練所)で訓練を受けている。この施設は1946年にパナマで創設され、中南米の軍人に対反乱技術、狙撃訓練、ゲリラ戦、心理戦、軍事情報活動、尋問手法などを訓練していた。そうした軍人は帰国後、軍事クーデターの中心人物になったり死の部隊を編成したりしている。
しかし、1984年にSOAはパナマを追い出され、アメリカのジョージア州にあるフォート・ベニングに移動、2001年には西半球治安協力研究所(略称はWHISCまたはWHINSEC)へ名称を変更した。勿論、その体質に変化はない。
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