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「北朝鮮と中国の傀儡」ムン・ジェインの赤い人脈図
https://smart-flash.jp/sociopolitics/35203
2018.03.02 週刊FLASH 2018年2月20日号
「決着のついている話を白紙に戻すというのは断じて許せない。韓国に行けば、慰安婦問題がまた蒸し返される」
麻生太郎副総理は、安倍晋三首相に「訪韓反対」を強く迫ったという。
2月9日に訪韓した安倍首相は、平昌五輪開会式に先立ち、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と対峙。文政権は、日韓で交わされた慰安婦問題の合意を反故にしようとしている。さらに、北朝鮮危機の最中に南北対話路線を進め、日米韓の足並みを乱している。
じつは文政権には、北朝鮮の意を受けたかのような「赤い人脈」が、はびこっているという。
「文大統領は、大学在学中に学生運動に参加し、逮捕されています。弁護士時代は、盧武鉉元大統領とともに釜山で弁護士事務所を開き、労働運動家や過激な学生運動家の弁護を手がけました。
盧武鉉政権で秘書官、秘書室長として政権を支え、盧武鉉譲りの親北派になっていったのです」(麗澤大学客員教授・西岡力氏)
親北派の急先鋒は、大統領秘書室長の任鍾ル氏である。任氏は学生時代、全大協(全国大学生代表者協議会)の3代目議長だった。同団体の女子学生を平壌に派遣して国家保安法違反に問われ、投獄された経験がある。
「任氏は、国会議員当選後、公務で訪米しようとした際、入国を拒否された人物。彼の部下の大統領秘書官26人中10人が、1980年代に全大協のメンバーだった。彼らはいまだに転向宣言をしていません」(同前)
これがなぜ危険なのか。「統一日報」論説主幹の洪熒氏が解説する。
「文政権の秘書官や行政官の多くは、金日成主義である『主体思想』を学んだ経験があります。左翼活動家の多くは、学生時代に全大協に参加しています。彼らの理想は、『南北連邦制』の実現。
これは朝鮮半島における『1国家2体制2政府』を想定し、南北の地方政府がそれぞれ国防、外交権を持ち、地方政府の上位に連邦国家の中央政府があるというものです。青瓦台(大統領官邸)が『親北』勢力に乗っ取られているのです」
■情報線も骨抜きに 背後にはあの大国が…
対北諜報戦の中枢を担う情報機関である国家情報院(国情院)も侵食されている。文大統領は職務範囲の縮小、捜査権の放棄など「改革」を進めているのだ。元韓国国防省情報分析官の高永侮≠ヘこの状況に危機感を募らせる。
「国情院トップの徐薫氏は、かつて北朝鮮に通い、金正日や朝鮮労働党幹部と気脈を通じています。徐氏は2007年、北の情報機関員と秘密裏に接触していたことが発覚し、問題となっています」
もはや北朝鮮の傀儡ではないか。そしてその裏に、あの大国の存在がある。
「文在寅は親中です。慰安婦問題蒸し返しの背後には中国の関与があります。戦時下での朝鮮人強制労働を描いた映画『軍艦島』の製作会社が、中国企業が買収した企業なのは象徴的です。韓国は中・朝対日本の代理戦争をさせられているのです」(前出・洪氏)
そもそも、対北朝鮮で同盟を結ぶ相手ではないのである。
(週刊FLASH 2018年2月20日号)
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