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ソニーが苦境のスマホ事業から決して撤退してはいけない理由(ダイヤモンド・オンライン)
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/723.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 1 月 25 日 20:23:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

ソニーが苦境のスマホ事業から決して撤退してはいけない理由
https://diamond.jp/articles/-/191896
2019.1.25 長内 厚:早稲田大学大学院経営管理研究科教授 ダイヤモンド・オンライン


業績が回復した現在のソニーにとって、唯一残念なのが「Xperia」スマートフォンを中心とした赤字のモバイル事業だ。しかし、同社はスマホ事業からの撤退を考えてはいけない。


資金力のあるソニーが
クラウドファンディングを行う理由


 ソニーの新規事業創出プログラム「SAP」(シードアクセラレーションプログラム)によって事業化されたロボットトイの「toio」が、プレイステーションを販売するソニーインタラクティブエンタテインメント(SIE)から本格発売されるという。

 SAPによる事業化は、スマートウォッチの「wena wrist」やスマートロックの「Qrio」など、小粒だがエッジの効いた製品が登場している。これらの製品は社内の審査に通っただけでなく、最初にソニーが運営する「first flight」というクラウドファンディングサイトを通じて商品化されるという共通点がある。

 クラウドファンディングと言えば、ネット上で簡単に資金調達ができる、主にスタートアップ企業向けの資金調達方法だ。著者が教える早稲田大学ビジネススクールの学生は、JVCケンウッドの事例研究を通じて、資金力のある大企業の開発プロジェクトがクラウドファンディングを用いる主要な理由は、社内の資源動員の正当化にあるのではないかという仮説を、修士論文で展開している。

 資源動員とは、企業内で開発人員や資金を新規の開発プロジェクトに導入することであり、その正当化とは、社内で新規プロジェクトの必要性をいかに説得し、決裁権限のある上司の同意を得るかというプロセスである。

 ソニーのSAPはそもそも社長直轄のプロジェクトであり、社内でも厳しい審査を経ているため、改めて資源動員の正当化をクラウドファンディングで行う必要はないかもしれない。しかしソニーに限らず、既存の大きな成功体験のある事業にかかわる社員や管理職は、小粒の、しかも既存の事業とは全く異なる新規事業を軽視する傾向にある。

 これは日本に限らず、海外でもそうした傾向が見られることが、多くの研究によって指摘されている。SAPから創出される事業そのものは小さいかもしれないが、そこで生み出されるアイデアの多様性が広く社内に伝播することが、既存の大企業の活性化にも有効なのかもしれない。

 こうした観点で捉えれば、回り道のように見えるクラウドファンディングの活用は、世の中の人がどのような新事業や新商品に目を向けるのかを社内に知らしめ、既存の組織の事業そのものを活性化させる役割も担っているのかもしれない。

「VAIO」のその後とは対照的
「Xperia」はなぜ残念なのか


 現在のソニーは、好調の金融・ゲームビジネスだけでなく、ソニーショック以降不振が続いてきたテレビを筆頭とするエレクトロニクス事業も業績が回復し、全社的に良い傾向が続いている。ただ、唯一残念なのが「Xperia」スマートフォンを中心としたモバイル事業である。

 かつてエリクソンとの合弁事業時代にXperiaを世界中で販売し、世界で戦える日本唯一のスマホメーカーであったソニーだが、今日では国内メーカーの後塵を拝しているくらいに状況が悪化している。ソニーのモバイル事業悪化は、中国での低価格端末の無理な拡販によって収益性が悪化したことに端を発している。

 これは、実はソニーにとって初めての経験ではない。かつてソニーの一事業であったPCの「VAIO」も、中国で低価格モデルの拡販戦略に失敗して海外事業から撤退、事業そのものを売却した。現在は、ブランドと開発組織を引き継いだVAIO株式会社が国内事業から堅実に建て直し、経営も好調で、再び海外市場に進出しようとしている。

 ソニーのモバイル事業も海外事業を縮小し、国内中心にしたところまではVAIOが辿った道と似ている。しかし、国内でのビジネスの仕方がVAIOとXperiaでは大きく異なっている。VAIOは小さな日本のPCメーカーとして、規模は小さいながらユニークな商品を出すことで根強いファン層を構築し、経営を安定させてきた。

 一方、ソニーのモバイル事業は、国内では自社が直接商品を販売する形態をとらず、ドコモなどの通信キャリアが直接の顧客となっている。そのせいなのか、最近のXperiaの商品の特徴や仕様は、他社の後追いが続いている。

 決して悪い商品ではない。おそらく開発力は一流なのだろう。使ってみて機能・性能を比較してみれば、他社より優れている点がいくつもある。しかし、そこには新しい発想が見受けられず、むしろ他社がやっていることを後追いで実現しているものが多い。

 サムスンが曲面ディスプレイを始めたら、それに追随する。アップルが有機ELを採用したら追随する。アップルがイヤホン端子を廃止したら追随する。中国メーカーが複数レンズのカメラ機能を搭載したら追随する――。かつて、ユニークなアイデアを次々と実現し、「アップルを倒せるスマホメーカーがあるとしたらソニーだけ」と言われてきたソニーの面影はない。

 ソニーの全社戦略との整合性もちぐはぐだ。ウォークマンやヘッドフォンなどのオーディオ事業は、ハイレゾでいい音を聴かせるという共通のテーマの下で、さまざまな商品がユーザーの支持を受けている。しかしXperiaは、楽曲管理ソフトの配布を終了したり、イヤホン端子をなくしたりするなど、せっかくのオーディオメーカーとしての強みを自ら放棄しているようにも見える。

 業界がそういう傾向だからだとしても、それはソニーにやってほしいことではないのではないか。むしろ、業界の方向性と異なる新機軸を打ち出し、トライアンドエラーをやってほしいのがソニーだと思うユーザーも多いだろう。

 少し話が脱線するが、楽曲管理ソフトは、かつてプレイステーション、エレクトロニクス、モバイルで共通のプラットフォームをつくっていたときのもので、プレイステーションの戦略変更の煽りを受けたかもしれないにせよ、代替案がないという状況はお粗末だろう。

今の「Xperia」はつまらないが
ソニーにとって非常に大切な事業


 話を戻すと、今のXperiaはつまらないということである。とはいえ、モバイル事業は2つの意味で非常に大切な事業だ。

 1つは、5Gの通信プラットフォーム開発に最も近い事業であり、5Gのための技術蓄積をする部門であるからだ。5Gになれば、スマホに何でもやらせるのではなく、各機器に5Gの通信機能が搭載され、もう一度スマホからさまざまな機能が専用機に戻るという時代が来るかもしれないし、ソニーとしてはそうしたいだろう。

 一例を挙げれば、新しい「AIBO」は魂がクラウドにあるという。かつてのAIBOはスタンドアローンで個々の機器の中で完結して動作をしていたが、現在のAIBOはLTEで通信を行いながら、クラウド上でAIBOの動作のアルゴリズムが計算されている。こうした通信を行いながら動作する商品カテゴリーがもっと増えるのが5Gの時代だろう。

 そのときに5Gのインフラを整えておくことは、仮に現在のモバイル事業の業績が悪かったとしても、極論すればコストセンターであったとしても、残しておくべき事業なのかもしれない。

 もう1つの理由は、エンタテインメント企業としてのソニーのアウトプットデバイスはテレビとスマホであり、ディスプレイは吉田ソニーが標榜する「人に近づく」ことを実現する上で、非常に大切なインターフェースであるからだ。その意味でも、重要なインターフェースを手放すのはもったいない。

5Gインフラ開発のための
コストセンターと割り切るべし


 とはいえ、批判するだけなら簡単である。実際に事業に携わる人たちにとってみれば、さまざまな制約条件の中でやれることをやっているのだろう。キャリアとのお付き合いがある中でどこまで独自性を出せるかというのも、大きな課題になっていることが予想される。

 ただ、そのキャリア中心のビジネスモデルも再考していいのではないか。まだまだ大手キャリアの存在感は大きいが、彼らの主力商品は「iPhone」である。一方、Xperiaが採用するAndroid端末は、MVNOスマホ(いわゆる格安携帯)市場では主要な商品である。大手キャリアにはない中国ブランドのAndroid端末が活躍しているのも、この市場だ。

 通信が目的から単なる手段に転換するとき、一段と通信サービスの低価格化は進むだろうし、スマホ自体もコモディティ化が始まっているので、今後の伸びが期待できるのは格安スマホ市場かもしれない。価格圧力は強いかもしれないが、ソニー主導でユニークな商品をつくれるかもしれないことを考えれば、大手キャリア一本やりのビジネス形態は、転換のときが来ているのかもしれない。

 いや、もはや5Gインフラを開発するためのコストセンターだと割り切れば、一切の制約を気にせずに、思い切りエッジの効いた商品を出していく方が、長期的にはソニーを支持するユーザーが増えるのではないだろうか。SAPを活用してアイデアの多様性にチャレンジすべき一番の事業は、モバイルかもしれない。

(早稲田大学大学院経営管理研究科教授 長内 厚)
























 

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コメント
1. 2019年1月26日 02:09:29 : 3BLj0tAbOA : SKPINbDs3v8[26] 報告

話題が暗い、、、失礼ながらこの方少し流れからズレてるような気がする。
またダイヤモンド・オンラインには専門分野のスタッフがいないように思う。
投稿者 赤かぶ がこれを選んでいるから上に同じ。

多方面にわたり相当細かいので細部は省略。
理解出来る範囲から後はご自身で調べるしか今のところ術は無い。
それほど開発のテンポは速くなっている。

APPLEはお終いらしい。
アイデアマンのご他界はやはりでかかった。
馬鹿にしている中華端末に完全に負けて何の新規性も無くコストが高いだけのスマホになった。
普通の猶太さんでは当たるか当たらないか分からない分野では必ず上手くいくとは限らないようです。
従って必ず勝つように例えば不正選挙とかスパコンの高速取引とか空売りとかスパイ活動などに力を入れるんでしょうね。

現状のスマホと同じなら残るのはコストだけだから止めるのは正解なのかもしれない。

インテルは10ナノの配線で製品を量産化して超小型のUSB応用製品を作った。
世界的には熱気溢れる状態になっているようです。
ノートもしくはデスクトップ用のマザーボードの製造から撤退するらしい。
どうもWINDOW関連のビジネスには今後力を入れないという事らしい。
即ちビルゲイツのビジネスモデルも変わる可能性がある。
過去の大型コンピューターやミニコンと同じになりマイコンが使用される用途は経理とかデザインとかのニッチな分野に縮小するかもしれない。

安価なARM使用のワンボードコンピューターを何十枚何百枚とつないでスパコンを作るプロジェクトがGNUで始まり成果が上がっている。
1枚数百円のワンボードコンピューターでも行われている。
つまり発熱が巨大で複雑なCPUを苦労して作る必要がなくなる。
更に書けばアーキテクチャーが大幅に代わるから色んなものが出てくるんだろう。
主導権を握っているのは世界中のGNUの連中で特定の大企業では無いという特徴がある。

猶太大好きなピカドンも光らずこのまま進化するとハローコンピューターの時代になるらしい。
当然ユーザーインターフェイスは大きく変わるんでしょう。
もうすぐ世界の言語対応の自動翻訳機がマーケットもでかいので大幅に進化するらしい。
ハンドヘルドは現在のようなスマホでは無くて新たな別な分野の端末として出てくるんだそうです。
この意味ではハンドヘルド分野の製造KNOW−HOWをキープするために無理しても人材の育成は必要なんでしょう。
ただしハードソフトの中身はガラッと大きく変わるんだそうです。
以上イラツクような内容ですが周回遅れのマスコミを単純に信用しているとこれからは損なようですよ。
良い芽が出るか悪い芽が出るか後は貴方の腕次第。
重複しますが後はご勝手に。
絶望して何か知らんけどポイするような暇は無いよ。

2. 2019年1月27日 01:47:31 : 3BLj0tAbOA : SKPINbDs3v8[27] 報告

世界各国で使用される5G通信の周波数帯と運用形態
https://www.anritsu.com/ja-JP/test-measurement/technologies/5g-everything-connected/5g-world-freq

Sub-6GHz帯
600(n71)/700(n28)MHz,
2.5(n41)/3.5(n78)/4.5(n79)GHzなど
スタンドアローン アメリカ、中国

ミリ波帯
28(n257)/39(n260)GHzなど
ノンスタンドアローン アメリカ、韓国、日本、ヨーロッパ アメリカ、韓国、日本


総務省、5G向け周波数の割当方針を策定
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1159040.html

3.5/4.5GHz帯と28GHz帯を割当へ
 国内の5G向け電波(周波数)は、3.7GHz帯(100MHz幅×5枠)、4.5GHz帯(100MHz幅×1枠)、28GHz帯(400MHz幅×4枠)が用意されることになった。
3.7GHz帯と4.5GHz帯は周波数特性を踏まえて一体として審査される。
申請者に対しては、審査基準にを満たしてるかどうかチェックし、点数の高い事業者から純に希望枠が割り当てられる。

支える技術:au 5G
https://www.au.com/mobile/area/5g/gijyutsu/

高速・大容量化のためには、周波数帯域幅を広げることが有効です。
5Gでは、高速・大容量の実現のために、4Gで使われてきた3.6GHz以下の周波数帯に加え、3.6〜6GHz帯や、28GHz帯の利用が期待されます。
3.6〜6GHz帯や28GHz帯の電波は、これまでい利用されてきた周波数帯よりも長い距離を飛びづらいため、その利用には工夫が必要です。
図にあるように、4Gの周波数帯でエリアを広く確保しながら、必要に応じて5G用の周波数を利用するというやり方が考えられます。
また、ビームフォーミングという技術を用いて、電波を特定方向のユーザーに向けることにより、遠くまで飛びやすくします。ユーザーが移動した場合は、ビームトラッキングという技術を用いて、ユーザーを追いかけるように電波の飛ぶ方向を調整します。


Xバンド(X帯とも、英語: X-band)は、マイクロ波の周波数帯域の一つ。
9GHz帯(8 - 12GHz:波長25 - 37mm)のセンチメートル波(SHF)にあたり、主に軍事通信やレーダー、気象衛星、高分解能の降雨レーダー、地球観測衛星の合成開口レーダー(SAR)などで利用されている。


電子レンジの原理 電子レンジは「マグネトロン」と呼ばれる電子管から周波数2.45ギガヘルツの電磁波(波長が短いのでマイクロ波ともいいます)を発生させます。
このマイクロ波と水の分子によって、電子レンジによる調理が可能になっています。
ほとんどの食品には、水分が含まれています。


5G 5G というけれど これ見て何とも思わないんですか、、、ね。
これがビームフォーミングのご指名方式で繋がるたびに飛んでくる。
感覚的にでも恐ろしいはずなんですが、、、?。
これは機器組み込み用で人間が持ち歩くような周波数帯域では無いように思いますよ。
聞くところによればテストで動かすとカラスとか雀が逃げるらしいという噂です。
テレビの視聴率はドンドン下がっているのは隠せない事実なんだから無駄なチャンネルを開けてこれを使用した方が問題なく繋がるし有用性は高いと思いますよ。

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