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節約しても決してお金は貯まらない…無駄な保険やスマホ等の「固定費」削減で大きな効果(Business Journal)
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/594.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 1 月 16 日 00:50:55: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

節約しても決してお金は貯まらない…無駄な保険やスマホ等の「固定費」削減で大きな効果
https://biz-journal.jp/2019/01/post_26237.html
2019.01.15 文=大江英樹/経済コラムニスト Business Journal




 書店にいくと、相変わらず「節約術」を取り上げた本が並んでいます。またファイナンシャルプランナーの人たちのなかにも「節約」を勧めるのが得意な人たちもたくさんいます。節約するということ自体、別に悪いことではありませんが、節約では決してお金を貯めたり増やしたりすることはできないというのが私の考えです。支出をコントロールすることは極めて大切なことですが、それをするのであれば、私は節約よりも無駄をなくすことのほうが、はるかに重要だと考えています。「節約する」のと「無駄をなくす」のはどう違うのか?

「節約」というのは“必要なものでも買わない”“欲しいものでも我慢する”というニュアンスがあります。また、家の中でこまめに電気を消すとか、風呂の湯は再利用するとかいった細かい項目がたくさん挙げられます。これは実行することで「自分はこんなにがんばってるんだぞ」という意識を高める心理的効果はありますが、実際に経済的な面で判断すると、それほど効果は高くありません。それよりも無駄な保険を解約したり、安易にローンを利用したりしないことのほうが、よほど効果は高いのです。

 実際、保険とローンは人生の二大無駄と言ってもよいもので、できることならなるべく利用しないほうが良いものです。しかしながら、どうしても利用せざるを得ない場合はありますから、その場合は最小限にとどめるのが賢明でしょう。ほかにも無駄な支出はたくさんあります。たとえば、どこかの団体の会費や毎月定期購読している雑誌や新聞、さらには携帯電話の契約で無駄なオプションがついていないかどうか、といったことです。こうした普段意識していない無駄をチェックすることで家計収支は大きく改善します。

 ではなぜ、そういった無駄を見直すということを、しっかりやらないかといえば、それは「よくわからない」し「面倒だから」です。人は何ごとにおいても“感覚的”に判断しがちで、論理的に考えたり、数字を検証したりするということが苦手なのです。結果として、あまり深く考えずにわかりやすい“節約”をしようとします。

■「“意識していない”無駄」を削減する

 これは企業においてもまったく同じことがいえます。景気が悪くなり、業績が悪くなってくると真っ先に削られるのが3Kといわれる「交通費」「交際費」「広告宣伝費」です。いずれも目に見えるものでとてもわかりやすいからです。「タクシーは使うな!」「飲み会は禁止!」「広告はなし!」と、いずれもとてもわかりやすいものばかりです。

 しかしながら、企業が本格的にコストを下げるための構造改革をしようと思うと、その方法はたった2つしかありません。一つは製造業の場合、「製造原価を下げること」そしてもう一つは「業務プロセスの効率化」です。人員削減などもこうした施策の結果として出てくる方法論の一つにすぎません。ところが、この2つを実行するためには時間もかかりますし、自社のみならず取引先との交渉なども必要になってきますから、すぐに実行することはできません。そこで、わかりやすい3Kが登場してくるのです。さらにもっとバカバカしいのは、「コピーで裏紙を使え」とか、挙げ句は「トイレットペーパーを二重から一重にしろ」といった類いの指示です。こんなことではたいして経費削減の効果が上がるとはとても思えません。社員の気持ちを引き締めたり、危機感を植え付けたりするという意味においては一定の効果は見込まれるでしょうが、実効性はほとんどないと考えるべきでしょう。

 家計における節約というのも、せいぜいそんなものが多いのです。一つひとつの項目について、「これは本当に必要なものかどうか」をチェックするのは案外面倒なものです。そこで思いつく簡単な節約法に向かいかねないということになります。

 でも、ときどき思い出したように消し忘れた電気を消して回るよりも、無駄な保険やローンをやめて、その分を貯蓄や投資に回して長期に積み立てていくほうがはるかにお金は増えます。それに、欲しいものや必要なものまで「節約」してしまうとストレスがたまるということになりかねません。ちょうど無意味なダイエットをしても長続きせず、その後にリバウンドして元に戻ってしまうようなものです。

 ところが、保険をやめても、あるいはあまり使っていないクラブの会費をやめても生活感覚にはほとんど変わりはありません。つまり、無理をしている感がほとんどないのです。したがって最初に無駄な項目を検討してチェックする作業は面倒ですが、一度決めてやってしまえば驚くほど簡単に続けることができます。保険でいえば、公的な保障でかなりの部分がカバーされるということを知っておくべきだし、新聞や雑誌でも今の時代ならネットによって無料で見ることのできる記事がたくさんあります。「“我慢する”節約」はそろそろやめにして、「“意識していない”無駄」を見つけてなくしてしまうほうに力を入れるべきです。

 普段はなかなか面倒でできないことでも、もうすぐ年末年始の休みがやってきます。今年の年末はそうした無駄のチェックから始めてみては、いかがでしょうか。

(文=大江英樹/経済コラムニスト)


 

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