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ジム・ロジャーズ氏「北朝鮮バブルが来る。私は大韓航空株を買った」「投資の神様」に独占インタビュー
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56870
2019.01.04 マネー現代編集部 現代ビジネス
北朝鮮の経済開放はビッグチャンスだ
昨年6月、アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による電撃的な米朝首脳会談が行われた際、会場となったシンガポールの地で、この歴史的会談を鋭い視線で眺めていた男がいた。「投資の神様」の異名を持つ、ジム・ロジャーズ氏その人である。
ジム氏と言えば、かつてジョージ・ソロス氏とともに伝説のヘッジファンドを運営し、10年間で約4000%という驚異的なパフォーマンスを叩き出したことで知られる。現在はシンガポールを拠点に現役投資家として活動しており、その一挙手一投足がマーケットが大きく動かす「リビング・レジェンド(生きる伝説)」である。
そんなジム氏が今回、マネー現代の独占インタビューに応じた。
「朝鮮半島でいま北と南が経済開放したら、世界で最もエキサイティングな国になりますよ」
冒頭からそう切り出したジム氏は、いま最も注目しているのが北朝鮮の経済開放の動向だと明かした。
ジム氏はその理由を次のように語る。
「中国との国境近くに7500万人の人々が住んでいますからね。北朝鮮には、安価で、高い教育を受け、訓練もされた労働者がいる。北朝鮮には自然資源も豊富です。韓国には資本が多くあり、専門家も多く居住している。
北朝鮮では、すべての産業が成長する可能性があります。彼らはいい紙ナプキンもないし、椅子もないし、いい電気製品も、いいレストランも、いいビールもない。思いつくものはなんでも、いいものはないのです。しかし、彼らはそれらを欲しがっている」
米朝首脳会談を経て朝鮮半島の経済開放機運がにわかに高まってきているなか、そこに「絶好の投資機会」を見出しているわけだ。
実際、ジム氏は北朝鮮関連の株式投資を実行済みだと言う。その「手の内」まで明かしてくれた。
「私は、大韓航空の株をすでに買いました。これから経済開放が実現すれば、韓国と北朝鮮間で旅行が盛んになると思うからです」
金正恩は、必ず動く
ジム氏が続けて言う。
「旅行産業は盛り上がりますよ。韓国の人々が遊びに行きますからね。ホテルやレストラン、タクシー会社などもビジネスとしていいでしょう。開放した北朝鮮には、非常に多くの旅行者が来ると思います。
じつは大韓航空以外の株も、いま探しているところです。特に、開放により影響を受ける中小企業を探しています。しかし、まだ、いい中小企業は見つかっていない。サムソンはもちろん恩恵を受けるでしょうが、サムソンはすでに巨大企業なので、経済開放はそれほどサムソンにとっては重要ではないかもしれない。
韓国の企業以外では、開放で影響を受ける中国企業やロシア企業の株もいいかもしれませんが、私はまだいい企業を見つけることができていませんがね」
さらに、すでに目星をつけている産業もあるという。具体的には、「鉄鋼」「インフラ」だ。
「北朝鮮は資源が豊富で、まだまだ採掘できる鉄鋼が豊富に眠っています。1970年代のことですが、北朝鮮は資源が豊富なので、じつは韓国より裕福だったんです。しかし、コミュニズムが北朝鮮をダメにしてしまった。経済を開放したら、これらの資源をいかして、非常に成功すると思います。
北朝鮮では、インフラにも投資が集まるでしょう。彼らは電気などありとあらゆることが必要ですから、韓国と中国は真っ先に北朝鮮に投資するでしょう。じつは多くの韓国の企業はすでに、タスクフォースを作って、北朝鮮の経済開放からいかにアドバンテージを得たらいいかを研究し始めています」
ジム氏によれば、サムスンなどの韓国大手企業もすでに北朝鮮開放を見越して、どのようなビジネスチャンスがあるのか調査を始めている。
それだけではなく、中国、ロシアもすでに北朝鮮でのビジネス機会をうかがい、準備を始めているという。
「北朝鮮経済が開放されれば、多くの投資がこの国に実行されることになります。投資対象としては、良い人材のいる企業であれば、旅行業でも農業でも電気関係でも、インフラでも、ホテルでも、レストランでも、小売業でもいい。彼らは何も持っていない、ほとんど『ゼロ』に近い状態だから、成長の余地はふんだんにあるのです。だから、経済開放が韓国はもちろん、ロシアも、中国も大歓迎ですよ。それが大きなビジネスチャンスになり得るからです。
それでも、北朝鮮側が開放に前向きではなければ実現しないのではないか、と懸念する人もいます。しかし、私の考え方は違います。私は北朝鮮は開放に真剣だと思います。それはなぜかといえば、金正恩氏がスイスで教育を受けたからです。
金氏は自分の国とは違う世界を見てきました。実際、彼は最高指導者になって、15の自由貿易ゾーンを生み出しました。国際スキーリゾートも作りました。国際自転車レースや国際マラソンも開きました。金氏はすでに、できるところから開放しようとしてきているのです。それは彼が、違う世界を見てきた人物だからです。それに、北朝鮮にはいまミドルクラスも存在している。みな、中国やロシアで起きたことを知っています。国民もみな、チェンジを望んでいます」
それは明日起きても、おかしくはない
韓国、ロシア、中国などが北朝鮮の経済開放を望む背景には、じつは現在の世界経済をめぐる状況も影響している。
目下、世界経済は成長を続けているが、「すでに崩壊の兆しが見えてきている」とジム氏は指摘するのだ。
「経済の衰退は必ず起き、誰もそれを防ぐことはできませんでした。これからも衰退は起きます。そして、次にそれが起きたら、世界経済にとっては大変なものになることが目に見えています。世界経済はリーマン・ショック後、莫大な借金を膨らませてきましたが、それが逆回転を始めるからです。私はそれがいつ起きてもおかしくない状況になってきていると思っています。
主要な各国政府も、そうした世界的な経済崩壊が起きる事態を想定して、いまから少しでもダメージを少なくしておきたいと考えている。そのときに北朝鮮経済が開放されていれば、韓国は他国に比べて世界経済崩壊の影響を受けなくて済むわけです。中国やロシアも経済開放の波に乗れれば、他の国ほどは影響を受けない。だからこそ、韓国やロシアや中国が開放に前向きな姿勢になっている」
実際、韓国では経済成長の低迷が止まらず、雇用や消費は悪化するばかり。ロシアも原油頼みの経済構造から脱却できず、経済低迷に国民の不満も高まっている。
中国では債務問題がいよいよ待ったなしになってきており、いつ爆発するかもわからないというアラーム点灯状態。そんな各国にとって、北朝鮮開放はまたとない好機となり得るわけだ。
二人の思惑は一致する【Photo By Gettyimages】
では、北朝鮮経済が開放するのはいったいいつなのか。ジム氏は「明日にでも開放してもおかしくはない」と言う。
「アメリカという存在がなく、北朝鮮と韓国だけだとしたら、彼らは明日にでも開放したいところでしょう。問題は、アメリカが韓国に3万人の軍隊を駐留させていること、そして、アメリカが軍隊を引き上げたくないと考えていることです。
アメリカは北朝鮮を非核化させたがっています。アメリカは韓国に3万人の軍を置いたうえ、グアムや日本にも軍隊を置いている。北朝鮮はその状況を歓迎していないのです。北朝鮮としては、自分たちは核兵器を除去するから、アメリカも除去してほしいという姿勢です。しかし、アメリカは軍隊を引き上げたくはない。問題はアメリカにあるのです。
これが韓国、中国、ロシアだけなら、来週にでも経済を開放するでしょう。逆に言えば、アメリカが軍隊を引き上げたら、すぐに経済開放が起きると思います。だからこそ私はすでに、経済開放の恩恵を被りそうな企業を探し、投資しようとしているのです」
もし私が日本人ならば…
言うまでもないが、こうした朝鮮半島の動きに日本は一人取り残されている。
主要各国が巧みに北朝鮮から経済的利益を引き出そうとしている中、日本政府の対北朝鮮政策が方向性に欠けていることから、拉致問題も国交正常化も進まない「外交失策」状態に陥っている。
「日本政府はもしかしたら北朝鮮の経済開放を止めたいかもしれませんが、止めることはできないでしょう。中国、ロシア、北朝鮮、韓国は日本が開放に反対することに、反対するからです。
北朝鮮経済が開放しても、直接的にはあまり日本経済に影響はないと思っているのかもしれません、いまから2〜4年後には、『北朝鮮バブル』が巻き起きると思います。そのとき、中国や韓国が北朝鮮バブルに沸くなか、日本経済だけがその恩恵を受けられない可能性すらあるわけです」
北朝鮮は人口約2500万人の国家で、その国が経済開放をしたからといって全世界に恩恵が広がるわけではない。しかし、経済開放が実現すれば、近隣アジア諸国にはその影響が拡大することは間違いない。したたなか各国政府は「その時」に向けて、すでに動き出しているし、各国の企業もそのバブルに乗ろうと準備を始めているのだ。
ジム氏は最後に、「もし私が日本人だったら」として、次のように語った。
「私がいま日本人だとしたら、いま実際に私がやっているように、韓国企業に投資しようとするでしょう。まず韓国に投資する方法を探し出し、開放という状況からアドバンテージを得ようと考えるのです。
それに私がいまトヨタを経営していたら、いかに朝鮮半島にかかわっていくかを考えると思います。実際、すでにサムソンはできることはしようとしています。北の経済開放に向けて準備を進めているのです。
だからこそ、いま私のような投資家たちはみな北朝鮮に注目しているのです」
【Interview by 飯塚真紀子・在米ジャーナリスト】
「投資の神様」こと、ジム・ロジャーズ氏の独占インタビューです。
— マネー現代 (@moneygendai) 2019年1月4日
「世界経済の崩壊に備えよ」
「ただし、2〜4年後には北朝鮮発バブル相場が来る可能性がある」
「私はすでに大韓航空株を買った」
…
ジム氏は「手の内」を知れば、波乱相場も恐れるに足らずです。https://t.co/2ftsF0CfnC
日本の対韓国投資が前年より29.4%減少したからこんな記事が…
— クーネル Coonel (@crystalboygold) 2019年1月3日
ジム・ロジャーズ氏「北朝鮮バブルが来る。私は大韓航空株を買った」 https://t.co/bPCY04jy7J #マネー現代
"「私がいま日本人だとしたら、いま実際に私がやっているように、韓国企業に投資しようとするでしょう。まず韓国に投資する方法を探し出し、開放という状況からアドバンテージを得ようと考えるのです。" https://t.co/bx3AcE1iin
— 紫@OTB (@realistjp) 2019年1月4日
ジム・ロジャーズ氏
— 小松 由和 / Yoshikazu Komatsu (@komaty1210) 2019年1月4日
・いま最も注目しているのが北朝鮮の経済開放の動向
・北朝鮮バブルが来る
・北朝鮮への旅行が盛り上がる。私は大韓航空株を買った
https://t.co/zr2KIo4txc #マネー現代
"問題はアメリカにあるのです。これが韓国、中国、ロシアだけなら、来週にでも経済を開放するでしょう。逆に言えば、アメリカが軍隊を引き上げたら、すぐに経済開放が起きると思います。" https://t.co/bx3AcE1iin
— 紫@OTB (@realistjp) 2019年1月4日
1つの朝鮮になると予想してるのか。
— 日経225 (@X407Pv2U9t24joH) 2019年1月4日
この年になっても(もう年なのに)、長期逆張りスタイルは凄い! / ジム・ロジャーズ氏「北朝鮮バブルが来る。私は大韓航空株を買った」 (マネー現代) #NewsPicks https://t.co/rk4yjX0sN5
この辺のマクロ事情にめちゃくちゃ疎いんだけど、北朝鮮の経済開放ってどれぐらいの確率であるもんなんでしょうか。
— ベンじい😊 (@GrandpaBent) 2019年1月4日
ジムロジャースは社会主義→資本主義の移り変わりで大きな富を築いてきた人なので彼のセオリーではあるんだろうけど...いかんせんよーわからん笑https://t.co/H1HNonhmn9
ポジショントーーーークさーくーれーつーー!!!
— るきあにぐす (@nktkym5) 2019年1月4日
実際は買い傾向見えたら
空売りするでせう。
あくまで私見
これもポジショントークという名の防御壁❤
ジム・ロジャーズ氏「北朝鮮バブルが来る。私は大韓航空株を買った」 https://t.co/u4I9n8eZvm #マネー現代
私がいま日本人だとしたら、いま実際に私がやっているように、韓国企業に投資しようとするでしょう
— GIGS/投資実践メディア@資産総額180億分散型投資サロン運営@相互フォロー (@investorsguilds) 2019年1月4日
まず韓国に投資する方法を探し出し、開放という状況からアドバンテージを得ようと考えるのです。
ジム・ロジャーズ氏「北朝鮮バブルが来る。私は大韓航空株を買った」 https://t.co/hrjpjyOxSY
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