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ぐっちーさん「日本だけに投資する人の末路」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181222-00256977-toyo-bus_all
東洋経済オンライン 12/22(土) 11:00配信
21日のNYダウはまたも400ドル以上下落。ついに日経平均も2万円割れへ。安倍首相は何というのだろうか(写真:AFP/アフロ)
さて、いよいよ年の瀬。
大体今年1年を振り返る…的な企画になるですが、みなさまにとってはどんな1年だったんでしょうか。不肖ぐっちーはまあ、可もなく不可もなくの1年でした。「AI vs.教科書が読めないこどもたち」が大ベストセラーとなっている国立情報学研究所の新井紀子先生と新しい著書「日本を殺すのは、誰よ!」を書かせていただき大好評を頂いているのが、年末最後のグッドニュースでしょうか。まだお読みになっていない方は「一家に1冊」の常備をお勧めいたします。今回はしっかり1500円も頂きますので、処方箋もちゃんと書いてありますよ(笑)。簡単なことなんですけどね…ということで、よろしくお願い申し上げます。
■株価は本当に「景気の先行指標」なのか?
今年1年を、ざっと振り返って見るとどうなるか……。
日経平均株価は1月に2万3000円台で始まり、今や2万円台は風前の灯です(シカゴの先物はすでに2万円を大きく割れてしまいました)。
S&P500もドナルド・トランプ大統領の鼻息とは裏腹に、年初2600ポイント台でスタートしたものがすでに2500ポイントを切っております。
ただ、日本は「日銀のETF買い入れ」という、禁じ手のドーピングを打ちまくり、今や上場企業の約40%前後で上位10位以内の大株主が日銀、という中国も真っ青の「社会主義政策」を実施中。それでもアメリカより下落率が大きくなってしまった…という事実に「株価は上がっているじゃないですか!! !」と国会で大声を上げていた安倍晋三首相は何と思うのか、改めてご意見を伺いたいものであります。
まあ、いってこい、と言う話ではありますが、株式と言うのは景気のバロメーターでもなんでもなく、あくまでも個別企業の業績の集積であります。これは勘違いしている人があまりにも多く、株価は景気の先行指標だ、とよく言われるわけです。
でも嘘です。「嘘だ」、という証拠(データ)はたくさんありますし、大体J.M.ケインズが「株価の決定は美人投票と変わらない」と断言して、大金持ちになってしまったわけですから、これは実証済みの事実であります。それを大手放送局あたりでも「景気の先行指標」とか言ってるのは、進化論を否定するようなもんでありまして、株価の決定要素はケインズの言う通り美人投票なわけです。
みんなが「あの人きれいだな〜」、「あれ、いい男だよね〜」、と言えば値が上がりますが、その理由は明確ではありません。1つにはみんながそういっているから、という「同調圧力的」なものが作用しますので、同調圧力が日常茶飯事に起きる日本では特にそういう傾向にあります。
■投資は1時間でするものではない
ということで、「美人は自分にとっての美人であればだれに言われようが文句あるか!!」というぐっちーにしてみると上場株式投資というのはほとんど魅力がありません。
私が特に日本株に否定的だったもので、2018年も東洋経済オンラインでは「ばーか、上がってるじゃないか」、と随分たたかれました。言っときますけど、投資というのは1時間でするものではありません。そういう人はパチンコをやっているのと同じなので、最初から私のアドバイスの対象になっていないんです。5年、10年たって、あー、貯金しているより株式投資をしていた方が良かったな……と思えるものが本当の株式投資でありまして、それ以上でもそれ以下でもありません。その辺り誤解のないようにお願い致します。
例えば……ほんの1例をお出ししますが……
アメリカにJ&J(ジョンソン・アンド・ジョンソン)という会社があります。超優良会社で、バンドエイド、コンタクトレンズなどで圧倒的なシェアを持っております。J&Jの株価は年初140ドル程度だったのですが、12月21日現在でみると130ドルあたりまで落ちています。下落率にして7%程度のものですが、配当がありますので、配当利回りは約2.8%となっています(リーマンショックの2008年には50ドルを切っていたとは信じがたい・・・)。
日本にもユニ・チャームというほぼ同業の優良会社がありますが、こちらは年初3100円程度のものが今でも3500円を保っている。これは凄いことだと思うんですが、残念ながら配当利回りは約0.7%しかありません。さて、みなさん、どちらに投資をしますか? と言う話ですね。答えは明らかだと思うんですが、もう一つ。
皆さんの資産をもう一度よく見まわして点検して欲しいんです。日本で生まれ、日本で教育を受け、日本語しかしゃべらず、日本の会社に勤めて給料も日本円でもらい、当然保険も日本円で日本の保険会社と契約し、年金も、健康保険もすべて日本という国に依存している。さらにお子様も日本の学校に入れて、日本で教育をしている。
危ない!! と思いませんか? 日本になにかあったらあなた自身、何も残らないじゃないですか。投資理論で唯一まともなものがあるとすると「分散理論」と言われるわけです。俗にいう「一つの籠にすべての卵を入れるな」というやつですね。
例えば中国人の富裕層は複数子供がいると、何とかして別々の国籍を取らせようとします。「自分の国を信じていない」、と言えばそれまでですが、中国4000年の歴史を振り返れば何となく理解できますよね。
■日本人は資産を日本に集中しすぎる
それに比べるとみなさん、あまりにも「自己資産」を日本に集中しすぎていませんか? 40歳代くらいの方ですと90%程度は自らの能力で稼ぎ出す人的資本になるので、それは日本に帰属するのはやむを得ないとなると、残り10%くらい…あなたの人的資本を1億円と見るなら1000万円程度はアメリカドルにリスクヘッジとして分散する…というのは決して間違った投資理論ではありません。先ほどご紹介したJ&Jのような優良アメリカ株式に投資をしておくことは大いに価値があるとワタクシは思います。
ただ、このコーナーを輪番で担当している山崎元さんがいつもおっしゃられていますが、手数料が3%のアメリカ株式投信なんて絶対買ってはいけません。山崎さんのご指摘の通り、せいぜい0.5%程度の販売手数料のものが適切だと思いますし、手数料がないインデックスそのもの(S&P500)でもいいくらいです。
だいたい、インデックスを運用で上回ることができるファンド(投信)そのものがほとんどないわけですから、インデックスをやっていればいいということかもしれません。私はJ&Jのコンタクトレンズを毎朝入れるたびに喜びを感ずる、という市井の投資家、ということになりましょうかね(笑)。自分がよくわかるものの会社に株式投資をするのは本当に面白いと思います。これはアルツハイマー対策を含めてお勧めしますね。ソフトバンク……なんて絶対に買ったらだめですよ!! 理由はまた改めて(笑)。本編はここで終了です。次ページは競馬好きの筆者が、週末の人気レースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)。
うーん、来てしまった! 私の順番になってしまった有馬記念(23日、中山競馬場11R、芝2500メートル)。悩ましすぎる・・・。
今回はこのコーナーを輪番で担当している山崎先生、吉崎達彦御大も参加頂けるということで大々的に参りたいと思います。しかし、年末最後のフィナーレがなぜ中山の右回り、2500メートルなのか、マッタク理解ができないわけでありまして、これはいろいろな意味で「乱戦」の要素となり得ます。
■ぐっちーさんの有馬は「オジュウ」が本命!
あのコースですからね、内枠有利なのが当たり前なんですが、なんとあの障害馬あがりのオジュウチョウサン(武豊騎手騎乗)が最内枠の1枠1番を引き当てた…と言うわけですからこれはたまりません。ちなみにデータも圧倒的に内枠が有利で、1番枠は過去4勝、2着10回と連帯率は23%もあるんです! しかも1枠と言えば…まーつりだ、まーつりだああ〜〜、のキタサンブラックとコンビを組んだ武豊が勝った昨年のレースの再現も・・・となるわけです。
しかも週末は雨予報……大体障害馬ってのは飛んだり跳ねたりしますから、重馬場がもとから得意なんですが、この馬は2017年の東京ハイジャンプの重馬場レースで、2着を2秒も置き去りにするとんでもないレースを演じているんです。しかも重馬場巧者が多いステイゴールド産駒と言うことまで考えると、こりゃ、やってくれると思うしかありませんぜ。
そうはいっても今回は有力馬が目白押し。レイデオロはクリストフ・ルメール騎手で12番。軽ハンディのモズカッチャンはM.デムーロ騎手を背に3番。今回が引退レースとなるサトノダイヤモンドはB.アヴドゥラ騎手を起用、6番とこちらも絶好枠。
昨年のJCをH.ボウマン騎手で制したシュヴァルグランも、再びボウマンで15番。ちょっと外かもしれないんですが侮れません(インサイダー…?
先日オーナーである大魔神こと佐々木主浩さんとちょっとお話したんですが、自信あり、と断言されていました)。
私がデビュー以来、ずーっと買い続けているキセキは川田将雅騎手を背に14番。何せ逃げ馬なんで、できれば内枠を引いてもらいたかったのですが、ここは川田騎手の采配にかけて、ホワイトフォンテンを彷彿とさせる、大逃げを打ってもらいたいと思うわけでありまして、これ、馬券買わなくても絶対見た方がいいと思いますよ!!
ということで、ぐっちーはキセキ、オジュウチョウサン、から流しにかかりたいと思っております。大魔神、すみません!!
お二方、如何なりや!? しかし、障害馬上がりで有馬とっちゃったら、これからの競馬会は随分変わりそうな気がしますね・・
わたくしはこれで本年最後となります。今年も1年間ご愛読に感謝致します。痺れるコメントもまた2019年もよろしくお願い致しますぞ!
みなさま良いお年を!
山崎元です。有馬記念(G1)は1年で最も馬券が売れるレースだが、世代比較、臨戦過程の疲労度、中山コースへの適性、などが問題になる予想の難しいG1だ。
■山崎氏はブラストワンピース、吉崎氏はレイデオロ
今年は世代論的に3歳が強いと見てブラストワンピースを本命としたい。世代トップクラスの地力があることは間違いないし、菊花賞からのローテーションもいい。
対抗は順当にレイデオロだ。実績最右翼で、しかもジャパンカップ(JC)を休んで余力がある。アーモンドアイとの対決を避けたのは「男らしく」なかったが、現実的選択ではある。
単穴にクリンチャーを狙う。週末に雨気味の天気が予想され、重馬場の適性とゆったりしたローテーションを買いたい。キセキも重馬場に強いが、こちらは高速決着のJCの反動を考慮して今回は軽視する。
連下には何れも鞍上に外人騎手を配したG1勝馬であるサトノダイヤモンド、シュヴァルグラン、ミッキーロケットを買ってみたい。馬券は3連複を中心に薄く手広く買って楽しみたい。
吉崎達彦です。不肖かんべえ、今年の有馬記念は普通にレイデオロが本命。今季絶好調のクリストフ・ルメール騎手が言ってましたよ。「アーモンドアイはフェラーリ。レイデオロはポルシェ」と。「何でルノーじゃないんだよ!」なんて野暮なツッコミはなしにして、両者が対決するときが来たら、彼はどっちを選ぶのか。イタリア車じゃ、ないと思うんだよね。
今年の競馬界はルメール騎手の圧倒的な上手さが光った。現時点でJRA年間200勝を越えて205勝。JRA開催日があと3日あるから、武豊の年間最多記録212を超えちゃうかもしれないね。この秋はしみじみ思い知らされた。ゴーンには逆らっても、ルメールに逆らうことなかれと。
だから有馬も単勝でこれ1本。長年の経験からいってそれが正解である。ただし、「それじゃ配当が低過ぎる」と耳元でささやく悪魔が居る。いつもそれで後悔することになるのだが、平成最後の有馬なんだから少しは夢も買ってみよう。その場合、レイデオロからどこへ流すのか。
過去の有馬を振り返ってみると、単勝1番人気が順当に来た年も、2番手には結構、意外な馬が来るものだ。ワンツーフィニッシュで決まったのは、2016年のサトノダイヤモンド対キタサンブラックくらいじゃないですかね。だからちょっとだけ冒険が必要。
そこで相方には、今年ずっと応援してきたパフォーマプロミスを。それから内枠に入ったマカヒキには、岩田康誠騎手得意のイン突きを期待。オジュウチョウサンも記念だと思って少しだけ買っておこう。
余談ながらパフォーマプロミスは、2017年の12月23日(土)、中山11RグレイトフルS(1600万下)に出走して勝っている。そしてオジュウチョウサンは、同日10Rの中山大障害(JG1)を制している。それからちょうど1年後、両頭はともに有馬記念に出る。いずれも筆者が偏愛してやまないステイゴールド産駒だ。馬券はともかく応援しなければ。
年の瀬、今年も中山競馬場で有馬記念を迎えられることは、無上の幸福とせねばなるまいて。読者諸兄のご健勝と、来たる日曜日のご武運を切に祈る。
ぐっちーさん :投資銀行家
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