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暴発した内部告発 CEOは“自己保身”のために独裁者を切った 日産ゴーン 腐食の原点
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244225
2018/12/22 日刊ゲンダイ
西川社長(C)日刊ゲンダイ
日産自動車のカルロス・ゴーン独裁は、自身の逮捕であっけなく「崩壊」した。21日、ゴーンは特別背任の疑いで東京地検特捜部に再逮捕された。再逮捕がなければ、保釈の可能性があっただけに、日産の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)は、ゴーンの反撃におびえていたかもしれない。
ゴーンが自らの独裁を盤石にするために引き上げたはずの西川広人社長。逮捕当日(11月19日)に開いた記者会見では、「不正はゴーンが主導した。長年にわたるゴーン統治の負の側面だ」と批判した。
マスコミは「西川社長によるクーデター」と決めつけているが、不自然な点も多い。まずは内部告発のタイミングだ。今年夏にゴーンが取締役会で仏ルノーとの経営統合に意欲を見せたことがクーデターの引き金になったと報道された。それならば来年の株主総会直前のタイミングで告発し、混乱に乗じてポスト・ゴーン体制を固めるのがベストのはずだ。
次に西川にはクーデターを起こす必然性がない。告発すればゴーンだけでなく、日産も法的責任を問われる。当然、社長の西川も無傷では済まない。そんなリスクを冒してまで西川がゴーンを切りにかかるだろうか?
ゴーンが西川の更迭を検討したため、クーデターに踏み切ったとの報道もあった。だが、解任されたとしても副会長などそれなりのポストと待遇は得られるはずだ。成功しても得るものが少ないクーデターに、西川が踏み切るとは考えにくい。
西川が義憤に駆られ、日産を守るために刺し違え覚悟でクーデターを起こした可能性もある。だとすれば、最初の会見で「ポスト・ゴーン体制が固まり次第、社長を辞任する」と表明するのが最良の「定跡」だろう。
考えられるのは、社員の内部告発という「暴発」が引き金になった「駆け込みクーデター」である。「内部告発を止められない」と悟った西川が「共犯にされるのは御免」と、「暴発」に便乗したのではないか。つまり、西川は「自己保身」のためにゴーンを切ったということになる。そう考えれば、不可解な行動のつじつまは全て合う。
こうした「自己保身」こそ、ゴーンが日産を腐食させた原点だ。ゴーンは「子飼いに裏切られた」のではない。まさに「自分の正統な後継者を育てた」のである。 =おわり
(経済ジャーナリスト・井上学)
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— 黒色支那 (@dpll_2) 2018年12月22日
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