http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/108.html
Tweet |
60歳でいくらあれば幸せ? 専門家が示す試算のための3つの条件
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181212-00000081-sasahi-bus_all
AERA dot. 12/14(金) 16:00配信
大槻奈那(おおつき・なな)/マネックス証券 執行役員 チーフ・アナリスト兼 マネックス・ユニバーシティ長。三井信託銀行(現三井住友信託銀行)、S&P・レーティング・ジャパン、UBS証券、メリルリンチ日本証券などを経て、2016年1月より現職(撮影/岸...
2045年には平均寿命が100歳に到達する可能性もある超高齢社会の日本。年金制度の台所事情もどんどん苦しくなっており、年金支給開始年齢を68歳、いずれは70歳まで引き上げようとする動きが着々と進んでいる。
【ライフプランシミュレーションはこちら】
「20年後に困らないためにも若いうちから投資をしたほうがいい」と語るのは、マネックス証券のチーフ・アナリストであり、マネックス・ユニバーシティ長として金融教育も行う大槻奈那さん。
12月14日発売のアエラ増刊『AERAwithMoney 毎月5000円でつみたて投資!』より、大槻さんの老後資金運用に関する考え方を見ていこう。
「日銀のマイナス金利もあって、物価は上昇傾向なのに預金金利はほぼ0%という状況が続いており、理論的には預金だけだと将来の資産価値が目減りするリスクが高まっています。『人生100年時代』は、自分が働くだけではもう限界。投資をはじめて、お金にも働いてもらう必要性が高い時代なのです」
日本人の2人に1人は貯蓄がないという調査報告もあるが、まずは支出を減らすことで貯蓄ができるようになることが大切だ、と大槻さんはいう。
「その貯蓄を投資に回していくことが大切です。国が創設した『つみたてNISA(少額投資非課税制度)』や『iDeCo(個人型確定拠出年金)』といった長期つみたて型の投資優遇制度なら、投資で得た利益を再投資に回し、さらに大きな利益を生むことを目指す複利運用ができます」(大槻さん)
■60歳でいくらあれば幸せか?
投資をする前に、そもそも自分にいくら必要なのかを知ることが先だ。幸せはお金で買えないというものの、お金がないと不幸になる可能性が高いのも事実――。そこで「60歳のときにいくらあれば幸せか?」を大槻さんに聞いた。
「幸せかどうかはともかく、冷静な目で老後にはいくらお金が必要かをまだ若いうちからマジメに考えたほうがいいですね」
大槻さんの示した、そのために必要な条件は次の通り。
(1)何歳まで働いて収入を得ることができるか
(2)60歳もしくは65歳以上の生活費はいくらか
※この金額は今の生活費などから考えて「これだけあれば十分満足」という金額を設定するのが幸せ度数を高めるポイントになる
(3)老後生活に入るのに資金はいくら必要か
※老後生活に入る以前にも、住宅購入や子どもの教育費など、高額な費用がかかるイベントがたくさんある。それらの出費も視野に入れて資産がいくら必要かを計算したほうがいい
自分や配偶者の年収や生活費、貯蓄額などの数字を入力するだけで、定年時から、90歳までの収入と支出のバランスを試算してくれるシミュレーションサイトがある。
マネックス証券が無料で提供している「マネックス・ライフプランシミュレーション」というサービスを使うと、老後のための将来資金や住宅資金、子どもの教育・結婚資金づくりといった人生の目標をどの程度達成できるかが一目でわかる。
目標貯蓄額を決めれば、投資期間や月々のつみたて金額などを設定することで、どのような金融商品でポートフォリオを組むと目標金額に達成できるか、投資プランのアドバイスもしてくれる。
「自分と配偶者やお子さんの年齢、配偶者も含めた年収や退職年齢、退職金の予想額や現在の貯蓄額、それに月々の生活費や住宅費といった支出を入力すれば、老後生活の収支はある程度予想できます。
そこに、住宅購入なら3000万円、子どもを幼稚園から高校まで私立に通わせるなら1642万円、子ども大学が私立なら416万円、公立なら243万円、ペットを飼うなら年7万円×10年といったように、さまざまなライフイベントの平均的支出を加えることで、より詳細な収支もシミュレーションできます。
日々の生活費が大変で貯金ができない人もいらっしゃると思いますが、貯蓄がない人はまず、支出を下げることで貯畜体質になることが第一歩です。そのうえで、貯めたお金を投資に回し、お金自体が働いて資産が増える仕組みを作ることが、老後生活を安心で幸せなものにするためのカギです」(大槻さん)
具体的に実現可能な目標を設定して実際に行動を起こすことが大切なのだ。その目標設定に、インターネットで簡単にできるシミュレーションサイトを使うと「そうか、自分の家にはいくら必要なのか」という現実がわかって便利だ。(経済ジャーナリスト・安住拓哉、伊藤雅浩)
※アエラ増刊『AERAwithMoney毎月5000円でつみたて投資!』の記事に加筆・再構成
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民130掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民130掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。