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社長の肩書をエサに…日本人幹部を“忠犬”にした人心掌握術 日産ゴーン 腐食の原点
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243625
2018/12/14 日刊ゲンダイ
COOまで上り詰めたが(志賀氏)/(C)日刊ゲンダイ
2005年に入ると日産自動車では「日本人社長復活」の期待が高まっていた。同4月にはカルロス・ゴーン社長(当時)が仏ルノー最高経営責任者(CEO)を兼務するのに伴い、志賀俊之が新設の最高執行責任者(COO)に就任する。
「COOは事実上の社長」と日産社内は大はしゃぎに。ゴーンに日産のCEOと社長の肩書は残ったが「当面の移行措置。来年にも社長に昇格があり得る」との楽観的な見方も広がった。だが、ゴーンは甘くない。
通常、日本ではCEOに会長、COOに社長の肩書を割り当てる。
05年4月の時点でルノーCEOを兼ねるゴーンが会長、志賀社長とするのが自然な流れだった。にもかかわらず、そうしなかったのには理由がある。
「計算高い」ゴーンは日産再建を通じて、日本人が肩書に非常に弱いことを学習していた。仏ミシュランからルノーへ引き抜かれたゴーンのように、欧米では経営者が企業を渡り歩くのは当たり前。社長になりたいのなら、社長にしてもらえる企業へ移籍するだけだ。
一方、日産のような日本企業では、新卒入社した社員が厳しい出世競争をくぐり抜け、最後に到達するのが社長なのである。欧米企業幹部は「社長になれないのなら、さっさと転職する」が、日本企業幹部は「社長にしてもらうために滅私奉公に励む」のだ。
ゴーンは社長の座をエサに、日産幹部の心を巧みに操ったのである。志賀にCOOという事実上の社長業務を与えながらも、社長の肩書は「お預け」という中途半端な状態にとどめた。言い換えれば志賀に社長の激務を押し付けながら、それに見合う肩書と権限を与えなかった。それでも志賀は日産を飛び出すわけでもなく、社長の座を求めてゴーンに忠義を尽くす。
欧米企業の幹部なら、そんな志賀のざまを見れば日産に見切りをつけて転職するだろう。しかし社外でのキャリアなど夢想もしない日産幹部たちは、志賀が社長にしてもらえないのを「自分たちにも、まだ社長の目がある」と勘違いした。こうして日産の日本人幹部たちは、ゴーンへの「忠誠合戦」を繰り広げることになるのである。 =つづく
(経済ジャーナリスト・井上学)
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— 黒色支那 (@dpll_2) 2018年12月13日
【日産ゴーン】腐食の原点G
— KK (@Trapelus) 2018年12月13日
日本人幹部を「忠犬」にした人心掌握術
「社長」の肩書きをエサに・・・
志賀にCOOという事実上の社長業務を与えながらも、社長の肩書きは「お預け」という中途半端な状態にとどめた。言い換えれば志賀に社長の激務を押し付けながら...
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