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妊婦加算と一人親への寡婦控除
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2018年12月13日 在野のアナリスト
内閣府の景気動向指数研究会で、2012年12月からつづく景気拡大期間が『いざなぎ景気』を越え、戦後2番目だと認定しました。しかし四半期ごとのGDPはマイナスが散見する一方、連続で下がらないので拡大が途切れていない、というだけです。しかも実質賃金は目減りしており、消費がややプラスなのも物価高の影響とみると、ほとんど説明がついてしまいます。今回の景気拡大期に名前をつけるとしたら、『うそつき景気』がよいのでしょう。経済統計を操作してまで、景気拡大期だと言い張りたい安倍政権によってつくられたのですから。しかし操作しても斑にマイナス成長がめだつぐらい弱いのであって、安倍氏寄りのメディアさえ「実感ない」とする。国民も「嘘でしょ?」と言いたいはずです。 厚労省が批判の多かった妊婦加算を廃止する方向で検討、と伝わります。そもそもこの妊婦加算は、母親の目線はまったくなく、医師会側の要望をくみいれただけのもの。妊婦であると特別な対応が必要だから、という意見はまったくそれです。妊婦の診察を医療機関が敬遠しないよう…などとしますが、妊婦を拒絶するような医療機関は公表してしまえばよいのです。そうすると評判が下がり、病院経営にも響きますから、必然的に受け入れざるを得なくなり、厚労省は代替策を検討する、としますが、政府が補填するというのもまた違うのでしょう。米国では人種差医療、というのが一般的です。人種の坩堝であり、人種ごとに罹患しやすい病気や遺伝性の疾患なども異なるため、それに応じて治療をするのです。つまり相手に合わせて治療するのがごく当たり前であって、妊婦だけ特別視するのがおかしいのです。例えばアレルギーがあったり、既往歴があったり、外国人だったりすると、特別な対応が必要だからといって加算するのか? そんなことをすれば差別とされるでしょうし、病気に罹れば罹るほど、医療機関にかかればかかるほど割高になっていく。そんな制度は国民の猛反発をうけるでしょう。妊婦加算は少子化を推奨、というばかりでない問題だらけの制度なのです。 公明が拘っている未婚の母親にも寡婦控除を、とする自民党の答えが住民税を非課税とし、1年間だけ手当、でした。「未婚を奨励」「伝統的な家族観を壊す」などという理由からですが、その結果、伝統的な家族が少なくなり、少子高齢化を招いたのではないのか? 未婚を奨励したとて、何が問題なのか? 例えば性暴力をうけて妊娠してしまった人もいる。それでも産む、という決断をしても国から見捨てられる。結婚しようと思っていたけれど、婚姻届けをだす前に関係を解消する、といったこともあるでしょう。それでも産みたい、という人を支援して、初めて少子高齢化対策になるのです。 安倍首相は改正入管難民法に関して、「地方の人材不足は深刻」としましたが、その元凶が少子高齢化です。また地方には仕事が少ない、魅力がないから都会に若者が集まってしまう。それを解消するのではなく、外国人労働者を受け入れて穴埋めしよう、というのがかの法律です。やるべきことをやらずに、国の形を変えてしまう。「伝統的な家族観」の前に、「伝統的な日本社会」を壊すようなことをしておいて、何を今さら…でしょう。公明もこの程度で合意していては、やっぱり口だけ『弱者の味方』です。自公に少子高齢化を解決する気がゼロ、と分かる上記二つの話は、売国政権の正体見たり、なのでしょう。日本人の数をどんどん減らしても一向にかまわない、制度設計すらきちんとできないことを示すのですから。黄泉の国で腐敗したイザナミをみて、逃げ帰ったイザナギのように卑怯で、小心者が我々のご先祖さまなら、それを見事に体現した政権であり、女性蔑視の風潮が染みついている、ということなのかもしれませんね。 |
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