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介護ケア不足慢性化か 6人死亡施設、看護師頼み 介護ロボットメーカーは無理解 介護は「単純労働」? メディアの呼称に不快
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/598.html
投稿者 うまき 日時 2018 年 11 月 24 日 20:08:38: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 


介護介護ケア不足慢性化か 6人死亡施設、看護師頼み
九州・沖縄 社会
2018/11/23 19:19

鹿児島県鹿屋市の住宅型有料老人ホーム「風の舞」で約1カ月間に入居者6人が死亡した問題で、施設側は全介護職員が退職した9月下旬以降、日中の入居者対応を隣接するグループ病院の看護師らに頼っていたことが23日、分かった。施設関係者は、看護師は本来業務である医療行為に追われていたと証言。介護ケアの不足が慢性化していたとみられる。
施設によると、介護職員は8月に5人、9月に3人が一斉に退職。その穴埋めの形で、日中は業務を他の職員らで分担し、1〜3人の看護師が訪問して入居者の対応に当たっていた。当時は約30人が入居していたという。
施設で働く職員は、看護師に負担が集中していたと証言。「薬の準備など医療行為に加え、食事介助やおむつ交換をしている。介護の人手が足りなかったのは間違いない」と実情を訴えた。
鹿屋市によると、施設側はグループ内に加え、外部のデイサービスも用いて、昼間の介護態勢を補っていた。
施設側は21日の記者会見で、職員退職と入居者死亡との因果関係を否定した上で「介護面でのサポートは適正ではなかった」との認識を示している。夜間については、施設長がほぼ1人で入居者への対応をしていた。
退職した8人は、夜勤手当を1万円から7千円に引き下げたことなど待遇面の不満や、職員間の対立があったという。
鹿児島県は施設運営に問題がなかったか、引き続き調べている。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38133830T21C18A1000000/

 

横浜の介護施設職員ら「介護ロボットメーカーは現場を無理解」
2018.11.22 17:56ライフくらし

介護職員の腰痛を軽減しようと導入した移乗用ロボット「SASUKE」。この特別養護老人ホームでは、使用するためには専用のシートをアームに装着しないといけないなど作業に時間がかかり、現在は施設の片隅に放置されている=横浜市港北区(王美慧撮影)

 「現場が何を求めているのかを(メーカー側は)分かっていない」−。慢性的な人手不足に悩む介護業界で、解決策の一つとして注目されている介護ロボット。期待が高まる一方で、導入に足踏みしている介護施設は少なくない。インフラ整備など導入コストの高さやロボットの力を借りることに現場職員の理解をなかなか得られないなど、さまざまな原因が存在する。ロボットの普及を阻む課題は山積しており、介護施設の関係者たちから話を聞くと、辛辣(しんらつ)な言葉が相次いだ。

 横浜市港北区の特別養護老人ホーム「第2新横浜パークサイドホーム」のフロアの一角に、放置された介護ロボットがあった。車椅子からベッドに移動する際などの「移乗介助」を支援する介護ロボット「SASUKE(サスケ)」だ。

使用対象限られる

 介護現場で働く多くの人々は、深刻な腰痛に悩まされており、代表的な離職理由にもなっている。同施設は、職員の業務負担の軽減や腰痛を引き起こす労働環境を見直そうと、約5年前に試験導入した。しかし、その後は徐々に使う頻度が減っていった。

 体重制限があったり、関節を構成する血管や筋、神経などの組織が変化し、可動域に制限がある入居者には使用が難しかったりしたため、利用が進まなかったという。同施設の牧野裕子施設長(57)は「使いたい人に対して使えない。時間短縮を期待していたが、職員が2人で対応したほうが早い」と現場の実態を明かす。このロボット以外にも、移乗用など約10種類のロボットを導入したが、全て本格的な活用は断念した。

移乗用ロボットは着脱式のものが多く、「装着に時間がかかる。常に装着しておくと、重かったり、肩がこったりして職員に別の負担がかかる。入居者がお手洗いに行きたくても、間に合わない」といい、「実態と合っていない。介護施設が何を求めているのか、(介護ロボットのメーカー側は)分かっていない」と指摘した。

ロボット自体高額

 ロボットの導入は、人手不足を補うために、有効だと思われてきた。だが、牧野施設長は「とにかくコストがかかる。ロボット自体、高額で、複数台導入するのは負担が大きい。維持費に月10万円かかるものもあった。そのお金を払うのなら、人を雇ったほうが有益だと感じた」と振り返った。

 一方、10年以上前からロボットを導入している同市港南区の特養「芙蓉苑」は、国や県の支援事業や各種メーカーのモニタリングなどで、現在、9種類のロボットを導入している。ロボットを導入するに当たり、プロジェクトチームを発足。管理職や各チームの責任者が新しいロボットを導入する前に、入居者の特徴や課題を照らし合わせながら協議を重ね、具体的なイメージを持てたものを導入している。

 ロボットを使うに当たり、現場職員と共通認識を持ち、ロボットへの理解を深める環境の整備に力を入れる。同施設の小林央(あきら)施設長(44)は「年配のスタッフには『介護は人の手のぬくもりがあってこそ』という方もいる。しかし、ロボットが効果を発揮しているのを目の当たりにすると、徐々に介護ツールの一つとして浸透していった」と語る。

老朽化した施設も

 その上で、ロボット導入の課題について小林施設長はメーカー間の互換性がないことを指摘する。平成12年に介護保険制度が導入されて以降、介護サービス事業者数は大幅に増加した。制度開始から18年がたち、築10年以上の施設も多くあるとみられる。

 老朽化している施設では、既存のインフラに最新のロボットが適さない場合があり、最新の技術を入れるためにインフラ整備にお金がかかるとなると、足踏みする施設も出てくるとされる。小林施設長も「ロボットを入れ替えたいと思っても、ロボットのメーカーによっては既存のインフラが使えなかったりする。メーカーの間で利用するインフラの互換性がないため、結果的に新たなロボットの導入を断念してしまうことになる」と語る。

 しかし、こうした課題をクリアすれば、ロボットを導入することに意義があることは間違いないだろう。小林施設長は「今、日本のメーカーが製造している介護ロボットのなかに、ケアワーカーの代わりになり得るロボットはなく、直接的には人間の代わりにはならない。だが、その延長線上でわれわれの業務が軽減でき、より入居者との時間がとれるようになると信じている」と前向きに語った。


【介護ロボット】

 介護に用いるロボットの総称。介護者の業務量の軽減だけでなく、車椅子からベッドへの移動などで体にかかる負担の軽減や、見守りなどの精神的な負担となる業務もサポートする。また、要介護者の自立支援で、低下した身体機能を補助して自立を促したり、リハビリに活用したりもできる。厚生労働省などは、介護ロボットを、移乗支援▽移動支援▽排泄(はいせつ)支援▽見守り・コミュニケーション▽入浴支援▽介護業務支援−の6分野に分けている。
https://www.sankei.com/life/news/181122/lif1811220047-n4.html



障害者と介護者をマッチング、都が新宿で実証実験
南関東・静岡
2018/11/22 22:15日本経済新聞 電子版
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東京都は都市部の繁華街で手助けを必要とする障害者や高齢者と、介護者をマッチングする実証実験を始める。介護を求める人はスマートフォン(スマホ)などで情報を発信し、事前に登録してもらった介護者が位置情報などに基づきすぐに駆け付けられるようにする。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けたバリアフリー対策として実用化を目指す。

実証実験は2019年2月の1カ月間、人通りが多い新宿駅西口で実施する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38097130S8A121C1L71000/

 
「不完全なケア」に悩む介護職 認め合う関係が支える
アピタル・松本一生2018年11月22日06時00分
 認知症を単独の支援職だけで支えることはできません。実際に生活を支える介護職、法律や制度の面から支える行政職、そして医療職や地域の人々が連携して支えることが大切です。もちろん、よいことばかりではありません。関係者の連携は時に意見の食い違いを生み、連携体制そのものが頓挫することも珍しくありません。でも、そんなプロ同士の関係こそが、介護職を支えてくれるのです。

 72歳のAさん(女性)は独り暮らしを続けていますが血管性認知症です。血管性認知症の特徴として、主治医(かかりつけ医)の前ではシャンとする場合があります。Aさんも長年通っている主治医の前では、はっきりと言葉を交わすことができます。

 そのため主治医は「彼女がそれほど悪くない」と感じていました。これは何もその医師が悪いわけではなく、私も診療時間の限られた対話だけでその人の状況がわからないこともあります。主治医の診療のように、少し緊張する相手との会話では、Aさんは無意識のうちに「しっかりしなければだめ!」と自分を奮い立たせていたのでしょう。

 この状態はデイサービスでも同様でした。診療の限られた時間と比較すると格段に長い時間を過ごすデイサービスですが、要支援1のAさんは介護予防として週1回の機能強化型デイサービスを半日利用しているだけでした。このようなリハビリ型のデイサービスで彼女は頑張り、スタッフも気づきにくかったのでしょう。

 ところが台風が近づいた秋のある日、突然、Aさんが自宅から行方不明になりました。Aさんが出かけたことを町内の人が見かけていましたが、夜になって豪雨でも自宅に帰ってこなかったのです。そのことを町内の民生委員から聞いた地域包括支援センターの主任ケアマネジャー山本紀子さん(仮名、40歳代)は、時間帯や状況によって常に大きく変化し得る血管性認知症の特徴に改めて驚きました。

 その後、Aさんの遠く離れて住む妹や主治医、デイサービスの職員も交えて対策が話し合われましたが、Aさんの症状はそう心配するほどでないという人から、山本さんと同じようにある程度深刻に受け止めている人まで、彼女の病気についての理解がそれぞれ全く異なることがわかりました。会議で方針を探っても答えが見つからず、その場の雰囲気は悪くなるばかりでした。

 山本さんは困ってしまいました。地域包括ケアの概念の元、みんなが認知症を支えていきたいと考えているのに、その人の状態の把握内容がそれぞれ異なるとは思ってもみなかったからでした。

 さあ、困りました。山本さんが考えていた対応ができずに数か月が経過したころ、その知らせは突然にやってきました。Aさんが自宅近くの運河に転落して亡くなったのです。外出して行方知れずになっての事故だと聞きました。

 山本さんは自分を責めました。誰一人として彼女の判断を間違っていたとは思いません。しかし彼女は、Aさんが事故に遭う危険性をもっと深刻に受け止められなかったかと後悔しました。「すぐには命にかかわるほどの危険性はないという、自分の判断が正しかったのか」と、悩んでふさぎ込んでしまいました。

 ところが、意外にも、そんな彼女を救ったのはあの時の会議に出ていた、かかりつけ医やデイサービスの人びとの言葉でした。彼らは山本さんに彼女がAさんを唯一、どのような状態にあるか理解していたことを評価して、口々にそのことを伝えてきました。

 山本さんの気持ちが落ち着くまでに時間はかかるでしょうが、彼女は周囲のみんなの言葉で少しずつ自分を取り戻していきました。

お互いを支えあう、エンパワメントの会
 かつて私は介護職や福祉職を対象に「支え合いのエンパワメントの会」を展開したことがあります。今は診療で精いっぱいなので実施できていませんが、その時の経験から、お互いがエンパワー(力づける)することの大切さを学びました。山本さんのように自分を責めて気持ちが沈んだ人に「頑張れ、そのうち忘れるから」などと安易に声をかけるのは最も避けたいことです。いくらプロだからといっても山本さんのこころが傷ついたことは事実で、そのような人には、よくも悪くもプロの目線で評価され、変な誤解をされずに完全に守られていると感じる雰囲気の中で支えられることが大切だからです。

 エンパワメントの会もそのような集まりのひとつです。例えば彼女のような主任ケアマネジャーや介護福祉士、さまざまな職種が何人かつどい、決して相手の批判をすることなく、その人の評価できる点を語り合うミーティングをおこなうのが特徴です。

 最初は照れ臭いかもしれません。でもその数人の会に参加した誰もが、相手の「この点が素晴らしい」と評価できるようになると、自分が相手の良い点を見いだすことの幸せを感じられるようになります。人の良さを見つける視点でものをとらえるようになると、結果として自分も支えられていると感じるようになります。決して最高の手段ではないかもしれませんが、このような集まりをおこなうことも、支援職がお互いを支え合う機会になると思います。普段から介護の職場でこのような見方をすることが大切なのかもしれません。

不完全なあなたでもいたほうがまし
写真・図版
イラスト・福井典子

 私はかつて介護職のカウンセリングをしていた時に、自分の精神科医としての経験を話したことがあります。それは多くの認知症の方から「先生は私の病気をよくすることはできない。でも、あなたは私と一緒に歩んでくれるから、先生がいないよりはいたほうがましです」と言われた経験です。若年性認知症で側頭葉が変化する彼は、ときに私に容赦ない言葉を投げつけるのですが、彼は本心を語ってくれるので、本当に私のような不出来な医者でも、いないよりはいたほうがましだと思ってくれていることに感謝しました。そしてそんな風に思ってくれる人がいる限りは、自分が医者を続けても良いのだと思うことができました。

 いま悩んでいる介護職のみなさんも、あなたがいない世界と、不完全ではあってもあなたが誰かのために役に立ちたいと願いながら存在する世界とでは大きな違いがあることに気づいてください。不完全ではない支援者などこの世に存在しません。誰もがみな、自分の行いが正しいのか違っているのか自信がない時もあります。

 しかし、そのような時こそ思い出してください。あなたは微力であっても、あなたがいることで支援される誰かがいます。泣きながら悩みながら、それでもあなたが力になりたいと願う気持ちが、少しずつ誰かの支えになるなら、あなたや私のような支援の仕事に就いた者の役割を演じていくことができます。

 泣きながら、泣きながら、それでも明日の希望を捨てるな、介護職!

<アピタル:認知症と生きるには・コラム>

http://www.asahi.com/apital/column/ninchisyou/

(アピタル・松本一生)

アピタル・松本一生
アピタル・松本一生(まつもと・いっしょう)
精神科医
松本診療所(ものわすれクリニック)院長、大阪市立大大学院客員教授。1956年大阪市生まれ。83年大阪歯科大卒。90年関西医科大卒。専門は老年精神医学、家族や支援職の心のケア。大阪市でカウンセリング中心の認知症診療にあたる。著書に「認知症ケアのストレス対処法」(中央法規出版)など
https://www.asahi.com/articles/SDI201811194654.html


 

介護は「単純労働」? メディアの呼称に不快感続出、法務省の見解は
2018/11/23 11:00
政府が「単純労働」の外国人を受け入れる方針を決めたとの報道について、介護などの関係者が「単純労働」と決めつけられたと、ツイッターなどで不快感を露わにしている。

専門性があるとされた医師や弁護士とどう違うのか、といった疑問が背景にあるようだ。一体、なぜ介護などが「単純労働」呼ばわりされてしまったのか。

「単純労働」呼ばわりに反感続々(写真はイメージ)
「単純労働」呼ばわり止めてのツイートに「いいね」5万件


外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案の審議が、衆院で始まり、新たな在留資格を巡って、与野党の論戦が活発化している。

農業、建設、介護、宿泊、造船、外食など14分野が予定されている。そんな中で、これらを「単純労働」と紹介するテレビのニュース番組がツイッター上で話題になった。新聞でも、この呼称は度々使われている。

ある介護関係者は、「専門性」があるとした医師や弁護士などと番組内で対比されたことに怒り、自らの仕事を「単純労働」と呼ぶのを止めるようにツイッター上で訴えた。この関係者は、介護などにも「専門性」はあるとし、人手不足なのは重労働だからに過ぎないと指摘した。

関係者のツイートは、大きな反響を集め、2018年11月21日夕現在で5万件ほども「いいね」が付いている。共感の声の方が多く、「どれも単純労働じゃなさ過ぎ」「専門資格必要だし、介護に至っては国家資格」「これはほんとに腹が立ちますね!!」などと書き込まれている。

「単純」とは、広辞苑によると、「構造・機能・考え方などが複雑でないこと。こみいってないこと。簡単」という意味だ。実際の仕事は、単純労働の呼称とは裏腹に複雑で簡単ではないことから、反発も多かったようだ。

日本介護福祉士会も、「一部の報道に誤りがある」

単純労働とメディアが紹介することについては、日本介護福祉士会も6月15日、ホームページ上で会としての見解を述べている。当時、政府が経済財政運営の基本方針(骨太の方針)に新在留資格を盛り込み、今回と同様に「単純労働」の呼称が話題になっていた。

見解では、新たな在留資格の対象として、一部のメディアが介護などの「単純労働」と報じたことについて、「極めて残念な伝えられ方であると考えます」と異議を唱えた。閣議決定された政府の方針には、単純労働とは書かれていないとして、「一部の報道に誤りがあると指摘せざるを得ません」ともした。

そのうえで、「メディア・報道関係者におかれては、私たちが、誇りを持ち、日々の介護サービスを通し、専門性をもって、介護福祉を必要とする国民の生活支援に携わっていることについて、十分にご理解いただきたい」と訴えている。

法務省入国管理局の広報担当者は、J-CASTニュースの取材に対し、単純労働について、「この言葉を使ってはいないです」と話した。メディアが使ういわゆる単純労働は、出入国管理法改正案では、「人材を確保することが困難な状況にあるため外国人により不足する人材の確保を図るべき産業上の分野」としての「特定技能」だとされていると説明した。

これに対し、医師や弁護士などは現行の「専門的・技術的分野」という別の在留資格になっている。このように分野を分けたことが単純労働の言葉を生み出したかについては、「その言葉を使って表現していませんので、コメントできません」と話した。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)
https://www.j-cast.com/2018/11/23344322.html?p=all
 

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コメント
1. 2018年11月24日 20:10:02 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1543] 報告
老人ホームで6人死亡、鹿屋市「介護支援不足」の報告書
野崎智也、周防原孝司、小瀬康太郎 竹野内崇宏2018年11月23日13時00分
写真・図版
有料老人ホーム「風の舞」に入所中だった妻が亡くなり、遺影に手を合わせる男性。「何が起きたか知りたい。悔しい思いがある」と話す=鹿児島県鹿屋市

 鹿児島県鹿屋(かのや)市の住宅型有料老人ホーム「風の舞」で、今月中旬までの1カ月間に入居者6人が死亡した問題で、市は22日、ホームの運営状況について「介護的支援の不足」とする調査結果をまとめ、県に報告書を提出した。記者会見で明らかにした。

 また県は同日、医療法に基づき、入居者に医療面の対応をしていた系列の「風の村クリニック」に立ち入り検査を実施。適切な治療行為がされたか調べる。

 市は16日、高齢者虐待防止法によるホームへの立ち入り調査を実施。高齢福祉課職員や看護師ら5人が入居者32人中14人に聞き取りをし、32人全員の生活状況を調べた。

 その結果、系列の訪問介護センターの介護職員が8〜9月、相次ぎ退職して派遣されなくなり、夜間は施設長が1人で対応したことのほか、入居者の口腔(こうくう)内ケアや室内の清掃が不十分だった状況を確認。「介護的支援の不足」と判断した。

 今後、入居者の介護プランを見直すなどの支援策を検討しているという。調査では入居者のうち3人に床ずれを確認したが、手当てが施されており、直ちに虐待と認める状況にはないとした。郷原信一・高齢福祉課長は「虐待の判断にはもっと情報を得ないといけないが最終的な結論は出す」としている。

 介護職員の一斉退職をめぐっては、ホームを運営する一般社団法人が入居者らに対し、9月1日からの訪問介護センターの休止を文書で伝えていた。文書は9月20日付。謝罪した上で「他事業所に依頼中」としていたが、決まったという連絡は現在まで入居者らに来ていないという。(野崎智也、周防原孝司、小瀬康太郎)

介護態勢、十分なら…つのる疑問
 「十分な職員がいれば、妻は死亡しなかったかも知れない」。有料老人ホーム「風の舞」に入所していた妻(87)を16日に亡くした鹿児島県鹿屋市の男性(85)は話す。

 妻は6年前、自宅前でゴミ出し中に脳梗塞(こうそく)で倒れた。入院後、この施設に移り、介護サービスを受けるようになった。だが、職員と面会方法をめぐってトラブルになり、最近は面会は娘に任せていたという。

 「それでも、きちんと介護されているはずだと信じていた。次の正月には妻を迎えに行き、一緒に過ごそうと考えていた」

 ところが今月16日、妻が「病院に運ばれた」と娘の夫から伝えられた。昼食中に椅子から転倒し、体を強打したと娘から聞いた。男性は駆けつけたが「一晩持つかどうか」と医師に告げられ、妻はその日のうちに息を引き取った。

 何が起きたのか聞きたいと考えていた矢先、今回の問題を報道で知り、驚いたという。

 介護職員の一斉退職は「尋常ではない」と思う。「もしきちんと介護態勢が取られていれば、妻は転倒せず、すぐに治療も受けられたのではないか」。妻の遺影を見つめながら疑問が募る。「施設にはきちんと説明してもらいたい」

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他> (竹野内崇宏)

2. 2018年11月25日 01:02:36 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[1662] 報告
 
 愛は 介護をしたことがないので 介護ロボットについては なんとも コメントができない

 ===


 ただ 重労働に見合うだけの 給与が支払われるべきだとは 思う

 ヘルパーの 献身的介護には やる気にさせる 給料が 支えになるのだと思う
 
 

3. ぢっとみる[406] gsCCwYLGgt2C6Q 2018年11月25日 10:12:51 : LLC16YRhF6 : 2yUQTAqpjc8[406] 報告
ふーん。
ここ数年、介護ロボットを(現場の職員も被介護者も)絶賛する雑誌記事を多数見かけるようになっていた。
(いつものように)これで全てが解決するような口ぶりだった。
メーカーのための提灯記事だったのか?
まあ、まだまだ開発/改善の余地は多分にあるのだろう。
メーカーが単なる“金目”狙いで、(研究/開発を含む)現場/現状を無視し続けるなら、その間に外国勢にまた“ゴール”を奪われるだけだろう。

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