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(回答先: 山梨県、リニア新駅利用想定を最大2万人に上方修正(停車本数増やせば客も倍増??) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2018 年 11 月 16 日 11:40:19)
地底からの脱出計画も未だの「棺桶特急お陀仏列車」ことリニア計画。沿線自治体はトウキョウへのあこがれが強いらしい。
筆者の記憶では、山梨は今でも首都圏に入っていたと教わったはずだが。いつからリニア無しでは首都圏外にされたのだろう。
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リニア開通で日本の「働き方」が変わる:長野県、山梨県、静岡県が「首都圏」になる日
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1811/15/news014.html
2018年11月15日 08時00分 公開
[今野大一,ITmedia]
2027年の東京(品川駅)・名古屋間の開通へ向けて、各地で工事が進められているリニア中央新幹線(37年には名古屋・大阪間も開通予定)。山梨県では、開業後そのまま営業線になる予定の、42キロにわたる実験線がすでに整備されており、先日記者は試乗して最高速度の「時速500キロの世界」を体感してきた。
時速500キロといっても、実際に乗ってみると思ったほどの揺れや騒音も少なく、普通の乗り物と変わらなかったというのが正直な感想だ。むしろ時速500キロを1度体感した後に、東海道新幹線の最高速度である時速285キロ程度にまで減速すると、心なしか「徐行」しているようにすら感じられたことは、以前の記事でお伝えした通りだ(関連記事「リニアの「徐行」は新幹線の最高速度だった」を参照)。
今回は、リニア中央新幹線開通が、日本の働き方にどのような影響を与えるのかを考えてみたい。
phot*リニア開通は「働き方」にどのような影響を与えるのか(*画像略)
〇移動時間が大幅に短縮 「距離」を意識しない生活に
リニアが全線開通すると、働き方も含めた日常生活の在り方が大きく変わることが想定される。というのも東京(品川駅)・名古屋間は最速40分、東京(品川駅)・大阪間は最速67分と、現在はそれぞれ約1時間半、約2時間半掛かっている移動時間が、劇的に短縮されるからだ。品川駅から名古屋間までの所要時間は、なんと大宮駅や三鷹駅まで行くのと同等になってしまう。つまり都市間の移動時間が短縮されるために、現在よりも「距離」を意識しない生活に変わっていくことが予想されるのだ。
リニア中央新幹線が開通すると、起点となる品川駅からの所要時間は以下のようになる。
品川駅〜神奈川県駅(相模原市):約10分
品川駅〜山梨県駅(甲府市):約25分
品川駅〜長野県駅(飯田市):約45分
品川駅〜岐阜県駅(中津川市):約60分
品川駅〜名古屋駅:約40分
品川駅〜新大阪駅(大阪市):約67分
(品川駅〜名古屋駅、品川駅〜新大阪駅の所要時間は最速タイプの場合)
phot*リニア開通で東京(品川駅)・大阪間の移動時間が短縮される(JR東海のパンフレット資料より)*画像略
容易になる「ニ拠点生活」 向上するクオリティ・オブ・ライフ
『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』(日経BP社)などの著書で知られる早稲田大学ビジネススクールの入山章栄准教授は「現在のように、全員が毎日オフィスに通う時代ではなくなる可能性が高い」と話す。
「東京で働くビジネスパーソンも、普段はオフィスに近い東京の自宅で過ごし、週末は軽井沢の別荘で過ごすというような『ニ拠点生活』も容易になる。経営層はもちろんですが、若者の中にも、そういった暮らし方をする人が出てくるでしょう。農業をやりたいという人や子どもを育てる人にとって、自然豊かな場所や地域は魅力的で、そのような環境を求める人が増えているからです」
東京などの都市部では、待機児童問題が深刻化している。今後は保育園も増え、徐々に解消されていく見通しではあるものの、水や空気がおいしく、週末には釣りやキャンプなども楽しめる田舎の環境は、子育てをする親にとっても魅力的だろう。ましてやリニアが開通すれば、都心へのアクセスが格段に良くなるのだ。田舎と都会の暮らしが両立できるのであれば、少なくとも近隣県で暮らしたがる人は増加する可能性も十分にある。
phot*2018年時点の移動時間(JR東海公式Webサイトより)*画像略
phot*リニアが全線開業した後の移動時間(JR東海公式Webサイトより)*画像略
phot*東京・大阪間の所要時間の比較(JR東海公式Webサイトより)*画像略
〇長野県、山梨県が「首都圏」になる日
リニアが開通すれば、品川駅から山梨県甲府市へは30分を切る。また、現在は高速バスで約4時間もかかる長野県飯田市へも約45分の所要時間になるなど、東京までの「距離」がぐっと近くなるのだ。そうなると、移動時間に関しては、山梨県や長野県を実質的な「首都圏」と呼んでも違和感のない所要時間になる。週に2回だけ東京のオフィスに出勤し、普段は子どもを育てるために山梨や長野の自宅で過ごす、という選択もできるのだ。
山梨県駅、長野県駅予定地の近くには高速道路も通っていて、両駅の近郊は「自然に恵まれ、かつ都心へのアクセスも良い居住地」として人気が出るかもしれない。
例えば、長野県の飯田市近郊には「日本一星空が美しい」と形容される阿智村がある。こうした風光明媚なところで在宅勤務をし、出社が必要なときだけリニアで上京する、といった働き方をする人が間違いなく出るだろう。朝起きて、山村の風景を見ながらきれいな空気を吸い、リニアで品川まで行く。東京のオフィスで仕事を早めに切り上げた後、再びリニアで帰路につき、夜は満点の星空を眺める、という生活も可能になるかもしれない。
現在でも1時間程度で東京駅に行くことができる北陸新幹線の群馬県〜長野県内にある各駅や、東海道新幹線の静岡県内にある各駅から東京へ通勤する人もいる。静岡県東部に位置する静岡県三島市には「三島都民」なる言葉もあるそうだが、リニアが開通すれば、「甲府都民」「飯田都民」という言葉もできるかもしれない。
phot*長野県飯田市の風景(写真提供:ゲッティイメージズ)*画像略
静岡県民の生活の在り方も変わる
リニアの開通効果は山梨県や長野県など沿線のみにとどまらない。リニアが全線開通すると、現行の東海道新幹線の役割も変わることが考えられるのだ。東海道新幹線は、首都圏・中京圏・近畿圏を結ぶ輸送を高速かつ大量に担っている。この役割をリニアが代替することになると、東海道新幹線では、東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪にしか停車しない最速タイプ「のぞみ」の割合が減り、各駅停車の「ひかり」や「こだま」のタイプが増加することが見込まれる。
静岡県内の各駅に停車する列車が増えることで利便性が増せば、静岡県に住み、東京のオフィスへ通う、といった働き方をする人も、現状よりさらに増えるだろう。リニア開通が、沿線ではない静岡県民の生活を変えるという副次効果は興味深い。もちろん「首都圏」の定義が変わるわけではないものの、少なくとも「通勤圏」が大きく変わることは間違いないだろう。
phot*2018年時点の東海道新幹線ダイヤのイメージ(JR東海公式Webサイトより)*画像略
phot*リニア全線開業後の東海道新幹線ダイヤのイメージ(JR東海公式Webサイトより)*画像略
〇「距離」を意識しない生活は価値観も変える
リニア開通で移動時間が短くなることで、生活の質が変わることはもちろんだが、もっと大きな効果は、働く人の価値観にも影響を与える可能性があることだ。前出の入山准教授は語る。
「都市間の移動が容易になることで、むしろ商談や打ち合わせも実際に対面で行うケースが増える可能性があります。ネットが普及してWeb会議などが簡単にできる今の時代だからこそ、対面で意見を交換する重要性が高まっているからです。そもそもネットで入手できるような断片的な情報はビジネスにおいてあまり意味を成さなくなっています。ゼロから新しい価値を生み出すようなイノベーションを起こすのに必要なのは、実際に人と人が面と向かって話し合い、異分野の知と知の組み合わせを探る『知の探索』なのです」
人口減少で労働力が不足する中、一人一人の生産性を上げていくしか、わが国が諸外国と渡り合っていく術はない。移動が容易になり、距離を意識しない生活に切り替わることで個々人が持つ発想も広がり、より有意義な働き方ができるようになるだろう。
リニア開通をどのように生かすのかは利用する人次第であり、それぞれの価値観が試されている。(終わり)
phot*車窓からは甲府盆地が見える(山梨の実験センターでの試乗時に撮影)*画像略
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無論早く着くことだけを望むものは、地底を500キロで走る列車も使うだろうが。はたして沿線各地に土砂埋立危険地帯を頻出させ、地下水脈を切断する断層帯トンネル列車を国費投入までして造る意味がどれだけあるのだろう。
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- リニア中央新幹線建設工事流量減少 県側「JRの対策不十分」21日に利水者と協議へ/静岡(最後は給水車?) 戦争とはこういう物 2018/11/16 12:02:15
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