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パワハラどころか“傷害罪”ではないのか 従業員を吊るし上げ鉄パイプで殴打する動画が流失
https://wezz-y.com/archives/60955
2018.11.14 wezzy
Thinstock/Photo by AndreyPopov
先週、兵庫県にある会社の従業員が手をロープで吊るし上げられ、上司から鉄パイプで殴打されている動画がネット上にアップされた。動画をアップした人物は不明だが、動画には会社名と鉄パイプで殴打している社員の実名が公開されており、「鉄パイプで従業員を殴打している上司にこのような事をする権利があるのか」と書かれていた。
朝のニュース番組『ビビット』(TBS系)は、動画の件についてこの会社の社長を取材。社長は「動画は昨年社内で撮影されたもの」と認めながらも、「ふざけてやったんですよ。叩かれている男がね」と回答した。
また「よその従業員に対してトラブルを起こして、話し合ったけど収まらなかったと」「それで<私が罪を受けますから4回だったら叩いてくれ>と言ったと」と、叩かれている男性が罰を受けることを望んだと説明している。
なお、叩いた上司と叩かれた男性は“和解”しており、慰謝料として60万ほどの金銭が渡されたという。社長も上司に対して「今後このようなことは絶対にするな」と注意したそうですでに“解決済み”と認識しているようだ。
しかし鉄パイプでの殴打は「被害者の男性自らが望んだこと」にもかかわらず、「慰謝料を支払って和解した」という流れには違和感が強い。また、『ビビット』は“動画についてよく知る人物”にも取材を決行。“動画についてよく知る人物”は「叩かれている男性へのパワハラが日常化しており、1年ほど続いている」「いい標的にされていて、逃げるのも怖いのでは」と、男性が日常的にパワハラを受けていることを証言している。
■会社のルールを破った罰として“暴行”を加える
会社のルールを破ったことの罰として従業員に暴行を加え、裁判で“パワハラ”と認められた会社も存在する。
福岡県にある運送会社「大島産業」では、勤務時間内に男性従業員が温泉に入ったとして、同僚らが男性に対して「髪の毛をバリカンで剃る」「高圧洗浄機で水をかける」「川の中へ入るように命令し、川から上がってきた男性にロケット花火を連射する」などの暴力行為に及んだ。それだけではなく、従業員らは罰として男性に暴行を加えている様子を会社のブログにアップ。丸刈りにされた男性の写真なども見つかった。
被害を受けた男性は「悔しかった。自殺も考えた」とし、会社に対してパワハラがあったと告訴。しかし、裁判で会社側はパワハラではないと主張し、「頭を丸刈りにしたのは男性が皮膚の病気にかかっていたから」「高圧洗浄機は男性が自らふざけて浴びている」「ロケット花火は男性が戦争ごっこをやろうといった」と、原告がふざけて自らやったことと弁明した。
双方の異見は真っ向から対立していたが、今年9月、福岡地裁は会社側の証言を“信用できない”とし、会社側に1500万円の支払いを命じる結果を出した。それでも会社側は裁判後の取材で「事実無根」と主張し、起訴の意向を示していたという。
■会社のブログでも“パワハラ”を否定する「ビ・ハイア」
社員に対するパワハラを、会社側がすんなり認めることのほうが稀なのかもしれない。ゲーム業界の求人広告会社「ビ・ハイア」(東京)の件も、元業務委託社員と代表取締役社長の主張が正面衝突している。
先月、「ビ・ハイア」から業務委託を受けていた大山莉加さん(当時30歳)が自殺したことを受けて、大山さんの遺族と元同僚の男性2人が、計8800万円の損害賠償と賃金未払いの支払いを求めて、同社と代表取締役社長・清水有高氏に対する訴訟を起こした。
清水社長は原告ら社員にブランドバックや靴を買い与えるなどもし、その代金を社長から会社への「貸付金」として計上していた。また、原告の1人には「守秘義務違反」があったとして、数千万円の損害賠償を要求し、いずれも“借金”として給与から天引きしていたという。借金の額は、大山さんが4000万円、ほかの2人はそれぞれ6000万円と800万円にものぼるとされている。
また、借金により家賃を払えなくなった3人は、会社に寝泊りすることを強いられ、業務時間外である夜中にも清水社長からはスマートフォンのメッセージアプリで3分おきに連絡するよう命じられた。これは証拠のLINE画面も公表されている。社内には監視カメラも設置されており、24時間、清水社長の監視下にあったという。
しかし清水社長は、こうした行動を会社のブログで真っ向否定。『ビビット』にも出演し、「ブランド品を欲しいといったときに個人的にお金を貸してあげたもので、給料天引きの事実はない」「彼らが自分の意思で会社に住んでいた」「24時間監視した事実はない」と話している。
冒頭に述べた兵庫県の会社の社長曰く、動画が流出することは被害者も加害者も望んでおらず、同業他社の嫌がらせとみているようだ。しかし、『ビビット』が動画に対してコメントを求めた弁護士によると、手首を吊るし上げ鉄パイプで殴打することは「パワハラというより、傷害罪が成立するような暴行行為に見えた」。いち視聴者としても同じく、あの映像は“パワハラ”という言葉で片付けていいものではないと感じる。暴力をふるい従業員を従える横暴は、どのような場面であっても決して許されない。
(栞こ)
パワハラ訴訟の「ビ・ハイア」 原告と被告のあまりに食い違う主張 客観的視点で見て業務は正常だったか
https://wezz-y.com/archives/60281
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