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デフレ経済で日本を苦しめた、白川元日銀総裁の「許されざる罪」 この人には何を言ってもムダだったのか ドクターZ(週刊現代
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/287.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 11 月 04 日 13:55:55: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



デフレ経済で日本を苦しめた、白川元日銀総裁の「許されざる罪」 この人には何を言ってもムダだったのか
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58236
2018.11.04 ドクター Z 週刊現代  現代ビジネス


まったく評価できない

日本銀行前総裁の白川方明氏は、2013年の退任以降沈黙を守っていた。だがこの度沈黙を破り、中央銀行について述べた本を上梓するなど発言の場を増やしている。

白川氏は総裁時代、「2%のインフレ目標を金融政策だけで実施するのは困難」としきりに主張していた。そして実際に達成できていない現状を鑑みて、氏の主張を「予言」と見る向きもある。

ただ一方で、リーマンショック以降のデフレ脱却を妨げた張本人との否定的な見方もある。改めて考えるに、白川総裁時代の日銀をどう評価するのが正しいのか。


白川方明元日銀総裁(Photo by gettyimages)

筆者としては、率直に言って白川氏を評価することはできない。その理由を述べよう。

まず、2%のインフレ目標に関してだが、達成できなかったのは、'14年4月からの消費増税が原因だと言わざるを得ない。というのも、白川氏が否定的だった異次元金融緩和政策によって、インフレ率はいいペースで上昇していたからだ。

'14年5月には、消費増税による見かけの上昇分を除き、インフレ率は前年比で1・6%まで上昇していた。

消費増税がなければ、'14年にもインフレ目標達成はできたかもしれない。要するに、金融政策だけでインフレ目標2%は実施できる可能性はあったといえる。

そのうえ、白川氏は消費増税に関して賛成の立場を取っている。そのため、金融緩和を行わず消費増税、という選択肢を取ることもあったかもしれない。そうすれば確実にデフレに逆戻りだっただろう。

なぜ白川氏は間違っているのか。それは本コラムでたびたび指摘しているように、金融政策が「雇用政策」であることを理解していないからだろう。

典型的な「デフレ思考」

実際、彼の著書のなかには雇用の話はまず出てこない。

しかも「インフレ目標2%の意味がわからない」といった旨の内容が書かれている。正直なのはよいことだが、そういう人が中央銀行総裁だったと思うと空恐ろしい。

インフレ目標を立てるのは失業率を下げるためだが、失業率は一定の下限があり、それ以降はインフレ率ばかりが上がってしまい、好ましくない状況になる。こうした関係から、インフレ目標は2%と設定されているのだ。

リーマンショック後、各国は失業率の上昇をおそれて大幅な金融緩和を行ったが、日銀はやらなかった。その結果、円が各国通貨に比べて相対的に少なくなったため、猛烈な円高になった。これで苦しんだ企業は多かった。

しかし、「実質為替レートでみたら大した円高でないが、それを言うと叩かれるから放置した」という記述が彼の本の中にある。これには驚いた。実質だけを見るというのは、デフレで実質所得が高くなるからいいだろうという、典型的な「デフレ思考」である。

デフレも円高も、円の相対的な過少状況から引き起こされる現象である。これがよくないのは雇用が失われるからだが、この人には「金融政策で雇用を確保できる」という考えがすっぽり抜けている。だからデフレが悪いものと思っていない節がある。

白川総裁当時、円高やデフレに苦しんだ経営者たちは彼の言葉を聞いてどう思うだろうか。

『週刊現代』2018年11月10日号より


 

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コメント
1. 2018年11月04日 13:59:27 : auNPimYoBQ : 9niGLhYfqdU[1] 報告
おいおい腹黒には何も言わない癖に
白川氏には言いたい放題か
さすがアへ様の週刊現代:講談社だよ
2. 2018年11月04日 19:03:21 : UGd5uG6y2Q : _7yrpMxYnqY[789] 報告
バズーカが むしろ追い込む 窮地へと
3. 2018年11月04日 20:23:24 : fx80rFiILs : RdpwTckIl8o[3] 報告
デフレうんぬん言ってるやつは信用できねーっつの
4. 2018年11月04日 20:50:43 : z9sJ9tITR2 : hsaWePgUuEE[1] 報告
なんか頭痛くなる論理だな。

まず、インフレやデフレを善悪で捉えるのは止めろ。馬鹿にしか見えない。

インフレもデフレも経済の一状態であって、善悪はない。

効用もあれば、不効用もある。

次に、インフレ目標を立てたら、なぜ失業率が下がるのか?

いくらなんでも、飛躍しすぎだろう。失業率が下がったのは、

単に団塊の世代が大量退職したからだけという説明すらある。

それだけが、すべてとは思わないが、仮説としては同じか

それ以下だろう。

そして、デフレが悪なのではなく、不況が悪なのをすり替えすぎている。

不況とは消費不況だ。

そして、その消費不況を作ったのが、異常税制を押し付けた政治家と官僚どもだ。

デフレ状態はその結果に過ぎない。

その脱出には、日銀の緩和策だけでは脱出できない。

それはもう、ゼロ金利時代からそういわれている。

消費がない=投資先がないのにいくら緩和しても、

緩和マネーは外国に逃げてしまうからだ。

これはもう何度も指摘されている。

それと、リーマンショック後、大規模緩和したのは、失業率の上昇を恐れてではない。

失業率上昇なんかで政治家は動かない。

緩和したのは資産価格下落を防ぐために、大規模な緩和マネーでジャブジャブにして、
マネーそのものの価値を下げて、資産価格暴落を薄めるためにやったのだ。

サブプライムなどで焦げ付いた金融証券機関のバランスシートを

守るためにそうしたんだ。

失業率上昇を恐れてやったんじゃない。

相対的に痛みの少なかった日本は、やる必要がなかったというより、

当時の常識としては、緩和アクセルべた踏み状態だったので、

それ以上緩和できなかっただけだ。

まさか、中央銀行としては、とてもいかがわしい行為である

財政ファイナンスをやっても責められない日銀が登場するなんて

当時の常識では誰も思わなかった。

いうなれば、犯罪行為をしなかった者を責めているに等しい。

不況に苦しむ人はあっても、円高や円安やデフレやインフレ

そのもので苦しむ人は居ない。

なぜエコノミストは、こういうどうしようもない勘違いをしてしまうのか?

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