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迷走する高速鉄道計画 ベトナム南北縦断、費用580億ドル超 リスク巨大
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00000023-fsi-bus_all
11/2(金) 7:15配信 SankeiBiz
首都の北部ハノイから最大都市の南部ホーチミン市まで1545キロメートルを縦断し、ベトナムで初となる高速鉄道プロジェクトは、建設費用が580億ドル(約6兆4380億円)を超える−。こんな試算を、同プロジェクトでコンサルタントを務める国営企業連合が明らかにした。国営べトナム・ニューズが伝えた。
この高速鉄道プロジェクトが実現すれば、現状の列車で30時間かかるところを4.5時間に短縮できると大きな期待が寄せられる。しかし、このプロジェクトはベトナム国会でいったん否決され、また浮上するなど、計画が迷走している。
プロジェクトの実現可能性について、ベトナム国営コンサルタント企業連合を構成する「運輸エンジニアリング・デザイン」(TEDI)、「南部運輸エンジニアリング・デザイン」(TEDIS)、「運輸投資・建設コンサルタント」(TRICC)は、南北を3区間に分けて建設するよう答申した。プロジェクトは、日本、フランス、中国の高速鉄道技術を導入して建設費用を抑制し、2020年から10年がかりで行われる計画だ。
企業連合の試算によると、最初に建設工事が始まる予定のハノイからゲアン省ビン市までの285キロと、カインホア省ニャチャン市からホーチミン市の364キロは、合わせて240億ドル以上になるもようだ。
また、高速列車が最高時速350キロで走行する場合、ハノイ−ホーチミン市間を1時間40分で結ぶ航空路線と十分に対抗できるという。だが、時速200キロで走行する場合、ハノイ−ニャチャン市の区間を利用する乗客は定員のわずか2.7%で、時速350キロでも14%にすぎないという。企業連合は、時速160〜200キロで走行を開始し、南北全線開通時には時速350キロに高めるべきだとしている。
このベトナム縦断高速鉄道プロジェクトでは23の駅に停車し、全線の70%が橋梁(きょうりょう)とトンネルで占められる。このため、安全面を懸念する向きもある。
ある鉄道専門家は「この高速鉄道プロジェクトは膨大な資本投資が必要な半面、リスク対策への視点をまったく欠いている」と手厳しい。加えて、投資回収期間や土地収用などの問題を勘案すれば、リスクは巨大だと疑問を呈する。
一方で、ベトナム橋梁・鉄道協会の幹部は「このプロジェクトと縦断高速道路の近代化を同時に進行し、無駄のない投資を行うべきだ」と積極的な姿勢を示した。(シンガポール支局)
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