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日本経済低迷の真の理由
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2018年10月29日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
私は、日本経済が低迷しているとは考えません。 少子高齢化が進み、そして、近年、若者労働者の数が急速に減少している訳ですから、成長率をプラスに保てるだけでも御の字だと思います。 しかし、そうはいってもかつての高度成長の時代を知っている者にとっては、経済が低迷しているように感じても少しも不思議ではありません。 では、何が最大の要因か? よく、消費が弱いことが原因だなんていう人がいます。 確かに国民の消費が活発になれば、それに応じて生産が増えることが予想できるので、そうなると景気がよくなる、と。 しかし、そのシナリオはかつての日本には当てはまっても、現在の日本には当てはまらないのです。 何故? だって、今の日本は、明らかに労働力が不足しているからです。 労働力が不足していたら、如何に消費が活発になっても、それに応じる生産量を維持することができません。 それに加えて、海外から幾らでも安い製品が輸入されるので、消費が活発になっても国内の生産が拡大するとは限らないのです。 さらに言えば、経営者のレベルが低すぎる、と。 バカな経営者が多いから、その場しのぎの粉飾決算などに手を染めてしまう、と。 総理に随行して海外に行けば、自社の製品が売れるだろうと勝手な期待を抱いてしまう、と。 我が国には経団連という組織がありますが、あの組織はもはや何の意味も果たしていないどころか、有害だと言ってもいいのではないでしょうか。 あの連中がやっていることは、海外から安い労働力を導入して低賃金で働かせようというようなことばかり。 技能実習生などと言えば、聞こえはいいのですが、低賃金で外国人労働者を働かせる制度に過ぎません。 何故、そのような狡いことばかりしようとするのか?! 先日の朝日の記事ですが… 日立製作所が笠戸事業所(山口県下松市)で働くフィリピン人技能実習生に実習途中で解雇を通告し、実習生側と賃金補償で大枠合意したことについて、経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)は24日の定例記者会見で、「不適正なものはないという認識でやっていたところが、不適正だと言われて困ったなと。雇用には責任が伴うから、解雇通告を出したが、このくらい(の補償)は、と決めたのだと思う」と述べた。 このような輩が、痛みを伴う改革が必要だなんて嘯く訳です。 もちろん、痛みを伴うのは一般国民であって、自分たちだけは楽をして儲ける、と。 消費税は増税になっても、法人税や所得税は減税になっているのです。 このような輩が経済界のトップにいて、どうして日本経済が発展するでしょうか? そう思いませんか? 技能実習生という言い方は偽善だと思う方、クリックをお願い致します。 ↓↓↓ 人気blogランキングへ ※リンク省略 |
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