http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/143.html
Tweet |
「株安・元安」加速…レッドライン超え目前で渦巻く憤懣 日本が見ようとしない中国経済の真実
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240114
2018/10/24 日刊ゲンダイ
市民も悲鳴(C)共同通信社
「第3四半期(2018年7〜9月)のGDPの伸びは6.5%を維持し、1〜9月では6.7%だ」
19日、中国国家統計局の毛盛勇報道官は、胸を張ってこう発表した。
だが、会見場はシラけきった雰囲気に包まれていた。それは、一般の中国人たちの中国経済に対する現状認識と、かなりかけ離れていたからだった。
その前日の18日、上海株式市場は大暴落に見舞われた。この日、2544.911ポイントで始まった上海総合指数は、下げが止まらず、前日比2.94%安の2486.419ポイントで引けた。中国株のレッドラインとされる2500を、ついに割ってしまったのだ。年初は3314.031ポイントで始まり、「改革開放40周年、そして習近平新時代の開闢の年」として、中国政府は華々しい一年を展望していた。だが平均株価は年初から、すでに20%も下落してしまっている。
リスクが増大しているのは、株価だけではない。為替もまた、18日に1ドル=6.94人民元のラインに突入した。約1年9カ月ぶりの元安水準で、リーマン・ショックに揺れた2008年を彷彿させる安値圏だ。やはりレッドラインの1ドル=7元を超える公算が高まってきた。7元を超えたら中国からの資本流出が止まらなくなると、金融専門家たちが警鐘を鳴らしている。
「すべてはあの『疯狗』のせいだ!」
中国ではこんな憤懣が渦巻いている。「疯狗」とは狂犬のこと。7月に米中貿易戦争が“開戦”して以降、トランプ大統領に対するニックネームとして、いまやすっかり中国で定着している。米国との貿易戦争の悪影響が、如実に出てしまっている状況なのだ。
こうなると、頼みの綱はIT産業しかない。18日に北京で開幕した世界インテリジェント・コネクテッド・ビークル大会で、「中国ITビッグ3」の2社が顔を揃えた。テンセントの馬化騰CEOは、「われわれは100年に1度の経済盛況の時を迎えているのだ!」と鼓舞した。またバイドゥの李彦宏CEOも、「AIが自動車産業を一変させる時代を目の当たりにしている」と、経済の先行き楽観論を展開した。「AI時代よ、早く来い!」。中国人はそんな心境だ。
近藤大介 「週刊現代」編集次長
東大卒、国際情報学修士。講談社で中国を中心に取材を続け、現在「週刊現代」編集次長。明大講師も務める。新著に「未来の中国年表」。著書多数。
「株安・元安」加速…レッドライン超え目前で渦巻く憤懣 https://t.co/Ly5RZhHIWe #日刊ゲンダイDIGITAL
— kmokmos (@2015_0919_0218) 2018年10月24日
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民129掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民129掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。