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明白な「トリガー」不在の株価暴落 米株急落の「犯人」、プログラム取引に風当たり強まる 金相場株安の中で16年以来最大上昇
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/783.html
投稿者 うまき 日時 2018 年 10 月 12 日 20:02:57: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

(回答先: トランプ大統領の批判にもFRB動じず、市場はパウエル議長を信頼 トランプ氏「キツネのようにずる賢い」FRB批判でガンドラ 投稿者 うまき 日時 2018 年 10 月 12 日 19:51:37)

外為フォーラムコラム2018年10月12日 / 16:52 / 3時間前更新
コラム:
明白な「トリガー」不在の株価暴落
Jamie McGeever
3 分で読む

[ロンドン 11日 ロイター] - 世界金融市場の混乱は、数々の調整要因を踏まえれば驚きではない。それよりも驚きなのは、また恐らく懸念すべきは、10日の株価急落において明白なトリガー(引き金)が存在しないことだ。

政策変更や革新的な企業ニュース、政治的な変化球やエネルギー市場の動揺、インフレ率上昇や軍事的脅威など、この24時間に何も見当たらなかった。にもかかわらず、ほぼ全世界の株式市場で株価が急落した。

ここで浮かび上がるのが、主要な上昇局面と下落局面のタイミングをはかる難しさだ。

1987年、2000─01年、そして2007─08年に起きたような株の大暴落は、ファンダメンタルズの悪化や過熱した市場に関する後知恵や大胆な一般論を抜きにしても容易に説明できる。

しかしこうした大暴落には明確なトリガーポイントはなく、むしろ作られたストーリーやネガティブ材料が重なったことに起因していた。

あるポートフォリオマネジャーが11日に語った通り、世界中の投資家は1年中、まるで一貫して買いモメンタムとボラティリティー低下に賭けるショートボラティリティー戦略を維持しているかのように振る舞ってきた。それは過熱した市況をもたらしかねない。

今回の大暴落が、別の大きな調整なのか、あるいは弱気相場が形成される過程なのかまだ分からないが、一段安となる理由や条件は明らかに増えている。

いかに突然反転し得るかを市場が示しているということに、投資家は不安がるに違いない。

S&P総合500種は10日、3%以上下落し、ナスダック総合も2011年以降で最大の下げ幅を記録した。中国株も大幅安でCSI300指数は4.8%の下落となり、1月のピーク時から30%近く下げている。

その他の株式市場も下落し、世界同時株安の様相となった。

<ダンスは続く>

10月は市場で大きな混乱が起きやすいが、そのような季節的かつ歴史的な要因はさておき、なぜ今なのか。8月や9月にも大きな反転はあった。では、なぜ10日だったのか。なぜ過去数週間の他の日ではなかったのか。

米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めやドル高、エスカレートする貿易戦争、減速する中国経済やぜい弱な新興国市場といったことはすべて、当面の間は神経質になって当然の理由となる。

米国債利回りはこの数週間上昇し続けており、今週は3.26%と7年ぶりの高水準を記録した。10日の大暴落は、トランプ米大統領がFRBの利上げペースを「クレイジー」だと批判する以前からすでに進行していた。

米利上げと米国債利回りの上昇が新興市場を圧迫しているのは、今に始まったことではない。ドル高も同様だ。アルゼンチンやトルコの通貨危機も含め、新興市場で広がるぜい弱性は先進国市場に波及するには至らなかった。

世界貿易戦争にも同じことが言える。米国はすでに、2000億ドル(約22兆円)相当の中国からの輸入品に関税をかけ、さらに2670億ドル相当の中国製品に追加関税を課す可能性がある。中国政府は4月以降、自国通貨の人民元を10%切り下げている。7日には、一部市中銀行の預金準備率を引き下げると発表した。緊張は高まってはいるものの、これまた今に始まったことではない。

確かに投資家は、イタリア政府が財政計画を巡り欧州連合(EU)との対立を深め、どつぼにはまることを懸念している。しかしこれもまた、2011年や2012年の状況とは異なる。少なくとも今のところは。

米国株式市場はこの数週間で最高値を更新し続けていたため、投資家は、高水準の株価や割高なバリュエーションに対する懸念に不意打ちを食らうことは考えにくい。いずれにせよ、米国企業の第3・四半期の利益成長率は21%増と予想されている。

ITバブル(2000─01年)や世界金融危機(2007─08年)も、たった1つの検知可能な出来事で起きたわけではなかった。崩壊に至る状況は何カ月にもわたって形成された。

世界で金融引き締めの影響が出始めた2007年7月、当時の米シティグループのチャールズ・プリンス最高経営責任者(CEO)が口にした次のような言葉が恐らくすべてを物語っている。

「音楽が止まると、流動性にとって事は複雑になる。だが音楽が流れている限り、踊り続けなくてはならない。われわれはまだ踊っている」

パーティーから手を引く確たる理由など存在しないことが多く、それを考え出そうとするのは無駄なことなのかもしれない。

*筆者はロイターのコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
https://jp.reuters.com/article/column-stock-idJPKCN1MM0SJ

 
トップニュース2018年10月12日 / 10:47 / 2時間前更新
焦点:
米株急落の「犯人」、プログラム取引に風当たり強まる
Trevor Hunnicutt
2 分で読む

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 今週の米国株の大幅下落について、「犯人」だと投資家からみなされているのが、コンピューターの指示による自動売買プログラムとそれを手掛けるファンドマネジャーだ。

株安は、米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げが正当化されるほど物価上昇の勢いが強まるとの見方を背景とする米国債の大規模な売りに続くものだった。だが全ての投資家は、そうした売りが妥当だとは考えているわけではない。

オメガ・アドバイザーズの創設者レオン・クーパーマン氏は「ウォーレン・バフェット氏は安値で買い、高値で売ることで富を築いた。コンピューターのプログラム取引は堅調局面で買い、軟調局面で売って双方の流れを加速させている。10日にそういった種類の取引をする理由はなかった」と述べた。

今回の状況は、長期金利が急騰した後に株が売られた点で今年2月をほうふつさせ、「リスクパリティ戦略」を掲げるファンドや商品投資顧問(CTA)など、プログラム取引で相場の動きを増幅させるとされる市場参加者に注目が集まるところも似ている。

ロングテール・アルファのビニア・バーンサリ最高投資責任者とUSCマーシャル・スクール・オブ・ビジネスのローレンス・ハリス教授が昨年公表した論文によると、リスクパリティ・ファンドやボラティリティ・ターゲティング・ファンドを含め、市場リスクに対応して動く戦略に基づいて運用されている資産は約1兆5000億ドルに上る。

ナティクシス・インベストメント・マネジャーズのチーフ市場ストラテジスト、デービッド・ラファーティ氏は、彼らは同時に売りを出すので相場の下げ余地を大きくしてしまうという主張には説得力があると話す。「だれもが売りに回れば、彼らが避けようとしている問題が生まれる」という。

ウィーデンのチーフ・グローバル・ストラテジスト、マイケル・パーブス氏は、市場の値動きからすると、ルールに基づいてボラティリティ次第で方針を決める投資戦略が、米長期国債の急激な売りに反応して発動されたことが分かる、と指摘した。

2008年の金融危機後に人気が高まったリスクパリティ戦略は、従来の資産クラスにまんべんなく資金を配分する方式に代えて、株式や債券、その差の資産価格の面でリスクないしボラティリティが均等になるようにする投資で、株価急落の際にはしばしば犯人呼ばわりされる。

しかし当のリスクパリティ・ファンドは、責任を押し付けられるいわれはないと主張している。

傘下にこうしたファンドの「オール・ウェザー」を持つブリッジウォーターのボブ・プリンス共同最高投資責任者は、足元の株安が始まって以降はポジション調整をしていないと説明。「リスクパリティは10日の値動きとは一切関係なかった」と述べ、企業業績が期待外れに終わる段階が近づいて、恐らく足の速い資金が真っ先に逃げ出していることが株価下落につながったのだろうとの見方を示した。

米国を拠点にリスクパリティ戦略で運用しているファンド勢は、10日に3.0%下落したS&P総合500種に比べると痛手は小さいが、それでもこの株安で年初来のリターンはマイナス幅が拡大したとみられる。関係者によると、ブリッジウォーターのオール・ウェザーは9月末時点で年初来のリターンがマイナス0.6%だった。
https://jp.reuters.com/article/usa-funds-riskparity-analysis-idJPKCN1MM04C


 

金相場がついに停滞から脱出か、世界的株安の中で16年以来最大の上昇
Marvin G. Perez
2018年10月12日 12:08 JST
• 世界的な株安と予想下回る米インフレ統計の中で、金需要高まる
• NY金先物は一時1オンス=1230ドル、10週ぶり高値に上昇
金相場がついに停滞から抜け出したかもしれない。
  11日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は2016年6月以来最大の上昇率を記録。世界的に株価が下落し、米インフレ率の伸びが予想を下回る中、価値の保存先として金の需要が高まった。金先物は一時1オンス=1230ドルと10週ぶり高値に上昇。3日続伸し、8月22日以後で最も長い上昇局面となっている。
  資金の避難先として金の魅力を低下させる金利の上昇と、妙味を増し得る地政学リスクをトレーダーが比較検討する中、金は8月下旬以降1200ドル付近での推移が続いていた。

  RJOフューチャーズのシニア商品ブローカー、フィル・ストライブル氏は電話インタビューで、インフレ統計は「一段の利上げにブレーキを踏む」ことを米金融当局に促す可能性があると述べた上で、世界的な株安も投資家を「安全」資産に誘っていると語った。
  ブルームバーグ・インテリジェンスが算出する金鉱株の指数はこの日、2016年以来最大の上昇。 ハーモニー・ゴールド・マイニングやシバニェ・ゴールドの株価はいずれも13%余り上げ、バリック・ゴールドは9.5%高だった。
           
原題:Gold Shakes Doldrums in Biggest Gain Since 2016 as Equities Reel(抜粋)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-12/PGGQ826KLVR701?srnd=cojp-v2
 

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コメント
1. 2018年10月12日 20:20:19 : ybngSXUSto : jn2HGGj40sg[3] 報告

 
米国の金利上昇の影響度と今後の注意点
大槻 奈那 プロフィール
●米長期金利上昇を主因に株価が暴落した。確かに、世界の債務は前回の危機から5割、6,650兆円増加。伸び率はGDP成長のペースを大きく上回る。金利上昇の持つ意味は、危機時より遥かに深刻。
●更にノンバンクとの競争激化で、レバレッジドローンやハイイールド債等の高リスク債務が、より緩い条件で大幅に増加。量・質両面から世界の債務リスクは膨張している。
●過去30年、米企業の利払い負担が一定以上に急増すると、その後株価が暴落するという傾向がみられた。しかし、まだ過去に比べてこの水準には余裕があり、本日の株式市場は過剰反応。但し、今後の動向にはやはり注意は必要。当面は低レバレッジ銘柄を選好したい。
米債の金利上昇と株価の下落
11日、米国で米国債の利回りが急上昇、それをきっかけに世界各地で株価が暴落している(図表1)。

過去10年で世界の債務は52%6,650兆円も膨張しており(図表2)、金利上昇が企業や個人に与える影響が市場の懸念材料の一つとなっている。

また、金額に加えて、レバレッジドローン(債務比率が高い貸出)やハイイールド債(高リスクの社債)といった高リスク債務の残高が急拡大している点も懸念材料になっている(図表3)。実際、米欧の高リスク債務の合計額は、2.65兆ドル(=290兆円)と、08年のリーマンショック当時から倍増している。しかも、近年は、ノンバンクの台頭で競争が厳しくなったことから(図表4)、「コベナンツ・ライト」と呼ばれる、条件を緩めた貸出の割合が急増している。
この10年間の好景気の裏側で、金融機関が熾烈な競争を繰り広げ、より高リスクの企業等に、より緩い条件で、より大きな資金を提供していた結果である。

金利上昇の影響度:まだ限定的。だが、過去も利払い負担増加は株価下落の前兆に
こうした懸念材料はあるものの、実際には、まだ、金利上昇による米国企業の利払い負担増加の影響はさほど大きくない。米国の企業債務は14.2兆ドル(=1,570兆円)となっている。仮に、ベース金利が+1.0%、信用力の悪化で更に+1.0%、合計2.0%借入金利が上昇した場合、米国企業の年間の利払い負担は2,850億ドル(=31兆円)増加する。
巨額に見えるが、これは、米国のGDPの1.5%程度である。しかも、この資金は、主に米国の金融機関に支払われるため、この程度の増加であれば、企業にとって大きなダメージにはならない。
但し、急激に金利が大きく上昇した場合、株価のショックに繋がりかねないため警戒が必要である。過去30年間のデータをみても、企業の利払い負担が急上昇し、一定の水準を超えるとともに株価が急落している(図表5)。

まだ企業の金利負担はショックを招くほどの水準にはないが、今後、高リスク企業には資金が回りにくくなるとみられる。債務過多の企業や業界の業績は楽観視できない。当面、借入が低く、財務が安定した銘柄を選別することが重要になるだろう。
過去のレポート
2018年10月11日
米国の金利上昇の影響度と今後の注意点
2018年9月27日
来年の米利上げ回数は、2〜3回:米政策金利の上限が一層鮮明に
2018年9月21日
仮想通貨市場動向:Zaifのハッキング後も価格は堅調。リップルは急上昇
2018年9月7日
仮想通貨市場動向:フェイクニュースで大幅下落も、新興国からの資金流入と商品拡大期待で復調へ
2018年8月24日
劣後債の魅力とリスク:複雑さが難点。一方、安定的な高利回りが魅力。


 
ビジネス2018年10月12日 / 18:52 / 39分前更新
世界の石油市場、「適度な供給ある」=IEA
1 分で読む

[ロンドン 12日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は12日、過去6カ月の増産により、石油市場には「当面、適度な供給がある」とみられるが、石油業界は、世界の需要増加への対応で圧力に見舞われつつあるとの月報をまとめた。

世界の余剰生産能力はすでに、世界の需要の2%にまで低下しており、一段の低下が予想されるという。

「こうした重圧は、しばらく続く可能性があり、価格上昇を伴う可能性が高い」としている。

IEAによると、石油輸出国機構(OPEC)、ロシアなどの産油国や米国のシェール業者が5月以降、石油生産を日量140万バレル増やした。

OPEC全体では5月以降、日量73万5000バレル増産した。

一方、イランの生産は9月に2年半ぶり低水準に減少した。

IEAは米国の新たな制裁が発動する11月までこうした落ち込みが続くと予想している。

IEAは、世界の石油需要の伸びの予測を今年・来年とも日量11万バレル下方修正し、それぞれ日量128万バレル、136万バレルとした。

「経済見通しの悪化、貿易に対する懸念、原油価格上昇、中国のデータの修正」が背景という。

経済協力開発機構(OECD)の8月の商業在庫は、1570万バレル増の28億5400万バレルと、2月以来の高水準。

第3・四半期のOECDの在庫は、4300万バレル増加したとみられ、四半期ベースでは2016年第1・四半期以降で最大の増加となったもよう。
https://jp.reuters.com/article/aeon-okada-idJPKCN1MM0WI

 

IEA、石油需要の伸び見通し下方修正−価格は高止まりと予想
Grant Smith
2018年10月12日 18:05 JST
• 18年、19年の伸び予測をそれぞれ日量11万バレル前後引き下げ
• エネルギー価格上昇と途上国の通貨下落が同時−経済に打撃の恐れ
国際エネルギー機関(IEA)は今年と来年の石油需要予測を引き下げた。世界の経済成長への脅威が強まっている状況が理由。ただ、余剰供給分が減少しているとして、価格は高止まりするとの見通しも示した。
  IEAは月報で、世界石油需要の伸び予測を今年と来年それぞれ日量11万バレル前後ずつ引き下げ、2018年は日量130万バレル、19年は同140万バレルとした。下方修正は中国の消費についての計算方法変更も反映している。 
  IEAは国際通貨基金(IMF)による世界経済の成長見通し引き下げや貿易摩擦、原油高がもたらす負担の全てが今回の予測下方修正につながったと説明。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟国であるベネズエラとイランで供給減少が深刻化しているとし、それ以外の国・地域に残っている余剰生産能力は世界需要の2%程度しかなく、さらに下がる公算があるとも説明した。
  「エネルギー価格は高水準に戻り、それが経済成長を脅かしている」とIEAはコメント。「多くの途上国にとって、国際的な価格上昇が対ドルでの自国通貨下落と同時に起きており、経済に打撃となる恐れが一段と深刻だ」と記した。
Expensive Energy Hurts Demand
The IEA is lowering forecasts for global oil consumption

Source: IEA
原題:IEA Cuts Oil Demand Forecasts But Sees Prices Staying High(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-12/PGH9LZ6JIJUU01?srnd=cojp-v2

 

米消費者物価指数、中古車が15年ぶり大幅低下
Jeff Kearns
2018年10月11日 21:35 JST 更新日時 2018年10月11日 23:41 JST

Photographer: Patrick T. Fallon / Bloomberg
9月の米消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい食品・エネルギーを除くコア指数の伸びが市場予想を下回った。中古車の価格下落や居住費の上昇鈍化が影響した。米金融当局が漸進的な利上げを継続する見通しの中、物価上昇率が当局の目標近辺で推移する可能性が示唆された。
  米労働省が11日発表した資料によれば、9月のコア指数は前年同月比2.2%上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値(2.3%上昇)を下回り、8月と同じ伸びにとどまった。9月の総合指数は同2.3%上昇と、2月以来の低い伸び。市場予想は2.4%上昇だった。
  9月は中古車・トラックが前月比3.0%低下と、15年ぶりの大幅な落ち込みを記録した。新車も0.1%低下と、4月以降で初めての下げ。居住費は0.2%上昇で、3カ月ぶりの低い伸び。被服費は0.9%上昇。8月は1.6%低下と、約70年ぶりの大幅なマイナスとなっていた。エネルギー価格は0.5%低下。食品は横ばいだった。
  パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は先週の講演で、インフレ率はおおむね米金融当局の目標の2%にあるとの認識を示していた。

米コアCPI(前年同月比)
米労働省
  大和証券キャピタル・マーケッツ・アメリカのチーフエコノミスト、マイケル・モラン氏(ニューヨーク在勤)は「米金融当局はインフレ率が2%前後で推移することを望んでいるが、ここ数カ月は幾分鈍化している」と指摘。その上で、景気が力強く、労働市場が完全雇用に近い状態であるため物価上昇が過度に鈍ることはないとし、この日のCPI発表を受けて12月米利上げの「見通しを変えることはしない」と述べた。
  9月のコアCPIは前月比では0.1%上昇。エコノミスト予想中央値は0.2%上昇だった。総合指数も同0.1%上昇で、市場予想(0.2%上昇)を下回った。
  物価上昇率が鈍化したことを受け、インフレ調整後の実質平均時給は前年同月比0.5%上昇。8月は0.2%上昇だった。
  統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Inflation Trails Estimates; Prices Remain Near Fed Goal (2)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-11/PGFPKW6TTDS101?srnd=cojp-v2

 

米国株急落について広木 隆

今回の米国株安は、早い段階から予見していた。例えば3月7日のレポートでは、マーケットが一度大きく崩れると、完全に底が入るのには時間がかかると述べている。10年前のリーマンショック、3年前のチャイナショックを例に引き、最初の暴落の半年後に2番底を探る動きとなったことを指摘。それに倣えば、今年の秋に2番底模索の展開となるシナリオを提示した。
直近では、先月下旬にS&P500の益回りと米国10年債利回りの差をとったイールドスプレッドが3%割れと、2月の急落と同じ水準となっていることで米国株の金利対比の割高感に注意と警鐘を鳴らしていた。
「的中した」とか、そんなことを言いたいのではない。こんなことは誰もが気付くことであり、実際、そのような警戒感も一部に台頭していた。VIX指数の上昇に警鐘を鳴らす声もあった。それなのに、マーケットは案の定、急落した。分かっていた通りになったことが、気持ち悪いのである。2月の急落はイールドスプレッドが3%を割り込んでから18日後に起きたが、今回は17日後に急落した。歩み方も同じである。
なぜ、こんなに単純なのか。本来、マーケットの振る舞いは予見不能であり、人智を超えた複雑なものである。ところが今回の急落は、起こるべくして起こったもので、市場が自ら突っ込んでいったような印象である。背景のひとつにはアルゴリズム取引などの隆盛が挙げられる。イールドスプレッドにせよ、VIXの水準にせよ、テクニカル指標にせよ、何かのトリガーが閾値を超えると、自動的に大量の売りが出る。文字通り「機械的な」売りである。プログラムは、凡人には理解できない高度なものなのだろうが、投資行動としては非常に稚拙なものを感じる。市場が幼稚化していることに危惧を覚える。
今回の下げは ‐ 非常によくあることなので、特に違和感はないが ‐ 経済的なトリガーがない急落である。下落率という意味では遥かに及ばないが、ブラックマンデー型だ。(上述した通り、テクニカル的なトリガーはあったのだろう、だから「経済的なトリガーがない」と言おう)。相場は、特に理由がなくても暴落する。ムニューシン米財務長官が人民元の下落について、為替操作との見方を示したこと、トランプ大統領がFRBの利上げを「クレージー」と発言したことなどは、これほどの急落の材料にはなり得ない。
今回の急落が2月と同じく「米国株の金利対比の割高感の修正」であるなら、株価下落・金利低下で修正はいったん完了である。イールドスプレッドは3.2%に戻っている。ダウ平均、S&P500ともに200日移動平均を割り込み、S&P500のRSIは2015年のチャイナショック以来の売られ過ぎレベルに達している。むしろ株の割安感さえ出ている水準だ。株価はここで下げ止まるだろう。

但し、すぐに高値追いとならないのも2月と同じ。VIX上昇で強制的にポジションを落とさなければならない投資家も少なくないので、一度マーケットが崩れてしまうと調整が長引く。
イールドスプレッドは3%台に戻ったが、株価が上がるには今後これがさらに改善(上昇)する必要があるが、それには
@株式益利回りの向上 A金利の低下 
が必要。
@については、まさにこれから3Qの決算発表が本格化するが、トムソン・ロイターの調査によれば業績の下方修正が増えており、業績の上振れは期待薄。よって株価変動によらない益利回りの上昇は起こらない。
Aについては物価が落ち着けば頭打ちとなる可能性もあるが、高止まりするだろう。なぜなら、今回の金利上昇はインフレ期待の高まりが牽引するものではないからだ。
年初来、市場のインフレ期待を反映するブレークイーブン(名目債券とインフレ連動債の利回り差)の上昇は名目の10年債利回りの上昇に大幅に劣後している。平均時給やCPIなど実際のインフレという面でも、上昇加速に至っていない。

では、この金利上昇の背景はなにか?経済が絶好調だから成長率の上昇期待による実質金利上昇という側面は一部にあろう。先般から話題になっている中立金利がもっと高いのかも...と市場が思い始めた可能性はある。パウエルFRB議長は8月のジャクソンホール会議で、中立金利などの推定の正確性に疑問を投げかけた。市場の疑心暗鬼が強まったのはその時からである。今回の長期金利の上昇の起点は8月24日、まさにパウエル議長がジャクソンホールで講演を行った日である。
しかし、経済の構造が根本的に変わっているわけではなく、足元の好景気は減税による一時的なものでもある。「好景気」と「成長率の上昇」というのは意味が違う。実質金利は潜在成長率を映すものであり、潜在成長率というのは経済の基礎体力だ。一時的な減税効果で景気が上振れる、といったことではない。景気が上振れるときの天井の高さを規定するのが潜在成長力であり、それが急に高まったとする説明は納得的ではない。
とすると、考えられるのは財政赤字拡大によるリスクプレミアムの増大だ。議会予算局(CBO)によると、米国の財政赤字が1兆ドルを突破し、財政赤字の対GDP比は22年までに5%を超えると見込まれている。第2次世界大戦以降で5%を上回ったのは、リーマンショックの金融危機後と1980年代のレーガン政権下でそれぞれ一度だけだ。連邦債務の対GDP比は28年に96%に達する見通しで、この水準も第2次大戦直後しか記録されていない。
FEDはバランスシートを縮小しており、もはや米国債の買い手ではない。民間も債務漬け、家計も貯蓄率が記録的な低さで米国国内に、増発される国債をファイナンスできる主体は極めて限られる。海外で米国債の最大保有国である中国とは貿易戦争の真っただ中である。2000年代半ば、当時のグリーンスパンFRB議長が「コナンドラム(謎)」と評した米国長期金利の低下の背景だった、中国の買いは期待できない。
財政が悪化する米国の国債の買い手が細る。当然、利回りは上がらざるを得ない。米国の財政悪化が背景なら、金利は高止まりするだろう。
こうした状況下では米国株を買い進めることが難しく、一方、日本株の割安感が高まる。日本は中間決算で上方修正期待もあり、金利対比の割高感もない。日本株が買われる可能性が高いが、悪材料はドルの上値が重くなること。金利が上がってもドルが買われるとは限らない。長期金利とドルは必ずしも連動していない。むしろ財政収支の悪化は長期的に見ればドル安要因になることに注意が必要である。

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2. 2018年10月12日 20:29:38 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1550] 報告
原油市場はいつ「供給過剰」に気づくのか バブルの様相を呈する中、無視されている「悪材料」
2018.10.12(金) 藤 和彦
「トランプ氏はイラン政権転覆を企図」、ロウハニ師が猛批判
米ニューヨークの国連本部で開かれた第73回国連総会で演説する、イランのハッサン・ロウハニ大統領。ドナルド・トランプ米大統領がイランの政権転覆を企図しているとして非難した(2018年9月25日撮影)。(c)Don EMMERT / AFP〔AFPBB News〕

 米WTI原油先物価格は4年ぶりの高値(1バレル=76ドル台)を付けた後、1バレル=70ドル台半ばで推移している(10月10日、米国の株式市場の大幅下落を受け、72ドル台に急落した)。

 相場を押し上げているのは、米国の制裁によるイラン産原油の輸出の「根絶」である。米国はイラン産原油の輸出量をゼロにするための努力を続けており、イラン産原油の輸出量は4月の日量282万バレルから9月は同172万バレルにまで減少している(10月2日付ブルームバーグ)。10月上旬にはさらに50万バレル減少したとの情報がある(10月8日付OILPRICE)。

 米国によるイラン制裁を受けて、原油価格は年末までに1バレル=100ドルに達するとの見方も出るなど(10月5日付ブルームバーグ)10月第1週の原油市場は強気一辺倒だった。米エネルギー省の統計で原油在庫が796万バレル増加(市場予想の4倍)しても原油価格は下がるどころかむしろ若干上昇し、米国とカナダ間が新たな貿易協定が合意されると「世界全体の2割を占める米国の原油需要が増加する」との理由で原油価格は2ドルも上昇した。「強気の見立ては少なくとも次のOPEC総会(12月3日)まで残りそうだ」という観測も高まっている(10月6日付日本経済新聞)。

世界各国で積極的な原油増産の動き
 一方、米国と中国の間の貿易紛争が激化しているにもかかわらず、今のところほとんど材料視されていない。

 筆者は、「悪材料」をあえて見ようとはしない原油市場がバブルの様相を呈し始めてきているのではないかと懸念している。

 中でも気になるのは、市場がイランの供給減ばかりに気をとられ、他の原油国の積極的な増産の動きを軽視していることである。

 米国から再三増産を要請されているサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は10月3日、「10月の原油生産量を日量1070万バレルにまで拡大し、11月にはさらに増産する」と語った(同国の過去最高は2016年11月の日量1072万バレル)。サウジアラビアは生産能力(約1200万バレル)を増強するため、200億ドルの投資を行うことも表明した(10月4日付OILPRICE)。

 OPEC全体の原油生産量も堅調である。ロイターの調査によれば、9月のOPECの原油生産量は前月比9万バレル増の日量3285万バレルとなった。イラン(10万バレル減)やベネズエラ(5万バレル減)の減少をリビア(13万バレル増)やアンゴラ(7万バレル増)の増加が上回っている。

 非OPEC諸国の雄であるロシアの9月の原油生産量も、日量1136万バレルと過去最高を更新した。さらにプーチン大統領は10月3日、「日量20〜30万バレルの増産は可能である」と述べている。

 9月28日に開かれた主要産油国による「共同閣僚監視委員会(JMMC)」では増産の公約表明がなかったものの、サウジアラビアとロシアは、トランプ政権が5月にイラン核合意から離脱して以降、原油生産量を合計日量100万バレルも増産させている。

 サウジアラビアやロシアと肩を並べる米国の原油生産量も日量1110万バレルと過去最高を更新しており、年末までに同1130万バレルにまで増加するとの予測がある(10月3日付ロイター)。

 しかし市場では供給逼迫感の後退がまったく見られないと言っても過言ではない。

原油価格の上昇がもたらす悪影響
 一方、原油価格の上昇が需要面にもたらす悪影響が指摘され始めている。

 国際エネルギー機関(IEA)のピロル事務局長は10月8日、「世界経済が勢いを落としつつある悪い局面でエネルギー価格の上昇が戻ってきた。消費者だけ生産者にとっても今後悪いニュースになるだろう」との認識を示した(10月9日付日本経済新聞)。

 英誌エコノミスト(10月4日付)は「不都合なタイミングの原油高騰」と題する記事の中で「原油価格は一番上がってほしくない時に高騰するという特徴がある。例えば2007年だ。世界が既に金融危機に向かい始めているタイミングで1バレル=100ドルに迫り、世界経済の足を引っ張った。この意味で現在も上がってほしくないタイミングだ」と指摘する。リーマン・ショック後の世界経済で大きなウェイトを占めるようになった新興国にとって、米国の金融引き締めによる「ドル不足」に加え、原油高による経常収支の悪化という追い打ちとなるからだ。

 21世紀の原油需要を拡大させた最大の原動力だった中国経済は、成長の勢いが衰え、エネルギーを大量消費したかつての姿から変わりつつある。米国との貿易紛争の影響で9月の製造業指数は悪化している。英石油大手BP幹部が「来年は米中貿易摩擦の影響で原油需要が脅かされる」との見解を示した(9月25日付ロイター)ように、中国経済は原油需要の面で今後マイナス材料に転じる可能性が高い。

 原油需要の面で「第2の中国」と期待されるインドはさらに深刻な状況である。通貨ルピー安と原油高がインド経済にとって二重の逆風となり、政府は緊急支援に必要な資金を国際金融市場に求めざるを得ない状態に追い込まれている(10月3日付OILPRICE)。

 米国では、シェール企業への恩恵が大きいことから、原油高の打撃は相殺されるとの見方が強い。米国の株式市場が好調さを維持しているのは信用スプレッド(ジャンク債と米国10年債の利回りの格差)が拡大しないことにあるとされている。信用スプレッドは長期金利が上昇する局面で、驚くことに2007年以来の水準に縮小した。ジャンク債市場が好調さを維持しているのは、ジャンク債市場の発行体の15%を占めるシェール企業の経営環境が原油高により改善するとの思惑からである。

 だが、信用スプレッドは景気後退(リセッション)前に縮小する傾向があることから、市場関係者の間で「クレジットサイクルの終わりが近づいている」との見方が広まっている(10月4日付ロイター)。リーマン・ショックの直前の2008年7月に原油価格が1バレル=147ドルに高騰したように「景気サイクルの最終局面ではコモディティが上昇する傾向が顕著である」との指摘もある。

原油市場は再び「冬の時代」に?
 強気一辺倒の原油市場のセンチメントも近いうちに変わるのではないだろうか。筆者は、その変化は米国のイラン産原油に関する制裁が発動される11月4日以前に訪れるのではないかと睨んでいる。

 米国の圧力にもかかわらず、イランの主要な取引先である中国やインドの企業が11月分についても取引を継続すると報じられており(10月5日付OILPRICE)、「実際の制裁が発動されてもイラン産原油の輸出量がゼロにならない」と市場関係者が判断すれば、イラン産原油の輸出量がゼロになるという「恐怖」により高くなりすぎてしまった原油価格は大幅に下落すると見込まれるからである(噂で買って事実で売る)。

 原油価格が下がれば、逆に米国経済への打撃は大きい。シェールオイルの一大産地であるパーミアン鉱区の企業群が苦境に陥ってしまうからである。

 パーミアン鉱区のシェールオイルの生産量は過去最高を更新しているが、生産コストも上昇し、企業は利益を生み出せなくなっている(10月5日付ロイター)。パーミアン鉱区のシェールオイルの生産量は過去3年間で2倍以上となったが、生産量の増大に輸送インフラが追いつかず企業側が輸送コストを負担しているため、実際の利益は米国産原油の水準よりも1バレル当たり17ドルも少なくなっている。

「豊作貧乏」で赤字操業を強いられている状態で原油価格が大幅に下落すれば、2015年末から2016年上旬と同様にシェール企業が大量倒産するだろう。3年前は金融市場での動揺は生じなかったが、クレジットサイクルが下落局面にある現時点で同様のことが起きれば、ジャンク債ばかりか株式市場にまで多大な悪影響をもたらしかねない。

 株価が下がり金融市場が変調をきたせば、好調な原油需要が冷え込む可能性が高い。

 前述のエコノミストの記事は「原油高は不況の前触れよりというよりも不作法な客に近い。今度ばかりはいかにもタイミングが悪い」と締めくくっているが、イラン産原油の輸出量の減少を上回る他の産油国の増産という供給側の要因に加え、新興国に加えて米国の原油需要も冷え込めば、ダブルパンチで原油価格はさらなる下落を余儀なくされるだろう。

 原油価格の見通しに強気だったゴールドマンサックスは10月5日、「原油市場は来年再び供給過剰に陥る」との見解を示したが、2016年前半以降活況を呈してきた原油市場に再び「冬の時代」が到来するのだろうか。

米国が中東の「警察官」ではなくなる日
 最後にサウジアラビア情勢についてコメントしたい。

 このところ公の舞台から姿を消していたムハンマド皇太子が10月5日、ブルームバーグのインタビューに登場した。

 トランプ大統領は10月2日にミシシッピー州で開かれた選挙集会で米国の増産要請に応えようとしないサウジアラビアに苛立ち、「米軍の支援なしではサウジアラビアのサルマン国王の権力は2週間ももたないだろう」との侮辱的ともとれる発言をした。それに対してサウジアラビア側は正式な反応を示していなかった。米国との良好な関係を誇るムハンマド皇太子は、「主要産油国は最近日量約150万バレルの増産をしており、イラン産原油の供給減を補うための対応は実施している」とした上で、「米国とは良好な関係を続けているが、若干の誤解が生じた」と釈明するにとどめた

 筆者がインタビューで最も注目したのは「企業価値が2兆ドルを超えるとされるサウジアラムコのIPOを2021年初めまでに実施する」との発言である。IPO計画に関わっていた投資顧問チームが解散したとの報道についてムハンマド皇太子は「サウジアラビアがこの計画を中止したことはない」と述べたが、市場関係者の間では「本当に上場するのか」と疑う見方は依然根強い。

 サウジアラビアは原油高を追い風に2019年は経済成長に資する支出拡大を目指している(10月1日付ブルームバーグ)。だが、金食い虫であるイエメンでの軍事費は一向に減る気配はない。シーア派反政府武装組織フーシは、ミサイル攻撃は続け、原油タンカーまで拿捕したとの情報がある(10月8日付OILPRICE)。また、イエメンへの軍事介入を批判し続けてきたサウジアラビア人ジャーナリストのトルコ領事館での殺害疑惑は、米国とサウジアラビアの関係を冷え込ませるリスクとなりつつある(10月10日付ブルームバーグ)。「米軍がサウジアラビアを守る」とのトランプ大統領の言葉とは裏腹に、米軍は中国やロシアの脅威に備えるためにパトリオットミサイルを中東地域から撤去する動きも進んでいるようだ(9月26日付ZeroHedge)。

 原油価格が下落し中東地域の政情不安が高まった場合、シェール革命でエネルギー自給に自信を深める米国は引き続き「警察官」の役割を担ってくれるのだろうか。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/54347

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3. 2018年10月12日 20:30:26 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1551] 報告
仮想通貨業界は「内部崩壊の瀬戸際」−調査会社が警告
Olga Kharif
2018年10月10日 2:40 JST
• 取引件数と取引額が大幅減、従来なら好条件でも上昇せず
• 7−9月の取引額は前期比47%減の見込み−ジュニパー
英調査会社のジュニパーリサーチは、仮想通貨業界を巡る多くの指標は市場の内部崩壊を示唆していると警告した。
  ジュニパーの調査によると、規模最大の仮想通貨であるビットコインの1日当たり平均取引件数は、2017年終盤の約36万件から今年9月には23万件程度に急減。同期間に取引額は37億ドル(約4180億円)強から6億7000万ドル弱へと大きく落ち込んだ。

  市場全体も同様に急速に縮小している。仮想通貨全体の取引額は17年通年で1兆7000億ドル弱だったのが、18年1−3月だけで1兆4000億ドルをやや上回る水準に達した。だが4−6月には取引額が75%減少し、仮想通貨全体の時価総額は3550億ドルを割り込んだ。
  ジュニパーはリポートで、「7月初めから8月半ばまでの取引活動に基づき、7−9月の仮想通貨取引額が前期比でさらに47%減少した」との見積もりを示した。
  米中の貿易摩擦や英国の欧州連合(EU)を巡る混乱といった、従来の金融システムに代わる仮想通貨の利点が注目されそうな状況でも、相場は上昇しなかったと指摘。「ビットコイン固有のバリュエーションと、多くの交換業者による業務慣行を巡る懸念を踏まえると、手短に言って業界は内部崩壊の瀬戸際にあるとの感触を得ている」と結論づけた。
原題:Crypto Industry Is on ‘Brink of an Implosion,’ Juniper Warns(抜粋)


 
ビットコイン急落−仮想通貨も世界的な資産売りに連動
Eric Lam
2018年10月11日 16:17 JST
• ブルームバーグ・ギャラクシー仮想通貨指数も10%を超える下げ
• イーサとXRP、ライトコインも10%以上下落
ビットコインが11日の取引で大きく下落している。世界的な一斉資産売りの中、仮想通貨も連れ安となっている。
  デジタル通貨として最大のビットコインは一時7%値下がりし、8月15日以来の安値となった。ブルームバーグ・ギャラクシー仮想通貨指数も10%を超える下げとなり、3日続落。イーサとXRP、ライトコインも10%以上下げている。

  仮想通貨のディーリング会社OSLのトレーディング責任者ライアン・ラバグリア氏(香港在勤)は「世界的な株安が仮想通貨にも波及した。仮想通貨がセーフヘイブン(安全な避難先)の役割を果たし、他の市場動向にほとんど左右されない日々は遠くなりつつあるようだ」と述べた。
原題:Bitcoin Tumbles as Cryptocurrencies Join Global Asset Selloff(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-11/PGGHUR6KLVRB01

 
ビットコイン弱気派のルービニ氏、上院公聴会でも仮想通貨の批判展開
Lily Katz
2018年10月12日 11:36 JST
• 仮想通貨は「あらゆる詐欺とバブルを生み出す根源だ」
• ビットコインは11日の取引で一時、約2カ月ぶりの安値
ビットコインの弱気派であるニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授は11日、米上院公聴会で仮想通貨への批判を再び展開した。同氏は2008年の金融危機を予見したことで知られる。

ヌリエル・ルービニ氏
写真家:Francesca Volpi / Bloomberg
  上院銀行住宅都市委員会が仮想通貨とブロックチェーンについて開いた公聴会でルービニ氏は証言用原稿で、仮想通貨は「あらゆる詐欺と(今や破裂した)バブルを生み出す根源だ」とし、ビットコイン信奉者に警鐘を鳴らした。また多くの人が有望とみている、仮想通貨を支える技術についても、「ブロックチェーンはこれまで最も過剰に宣伝された技術だ。装飾を施されたスプレッドシートやデータベースにすぎない」と警告を発した。
  数カ月にわたるビットコインの売りは、公聴会が始まるまでの数時間も続いた。公聴会ではルービニ氏のほか、仮想通貨の擁護派である圧力団体コイン・センターの調査担当幹部ピーター・バン・バルケンバーグ氏も証言した。世界的な株安を背景にビットコインは11日の取引で一時6.9%安の6080ドルと、約2カ月ぶりの安値に下げた。

原題:Bitcoin Bear Roubini Bashes Crypto in Face-Off at Senate Hearing(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-12/PGGRK46JTSEA01?srnd=cojp-v2



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4. 2018年10月13日 10:27:07 : kNeY0s9eJg : _DtOmeuKCLg[167] 報告
ショックは理由なく始まるものだ。株価は理由無く熱狂し理由なく落下していくものなのだから。
 全て上がりすぎたものは、いつかは落ちる。いつなのかは誰もしらない。どこまで上がりすぎるものなのかも、だれもしらない。

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