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W杯より激しさ増す トランプが火をつけた報復関税の応酬 日本経済一歩先の真相(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/18/hasan127/msg/601.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 6 月 29 日 14:27:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


W杯より激しさ増す トランプが火をつけた報復関税の応酬 日本経済一歩先の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232204
2018年6月29日 日刊ゲンダイ

 
 トランプ大統領(C)ロイター

 サッカーW杯以上の激戦となってきた。トランプ米大統領が火をつけた貿易戦争は報復に次ぐ報復を生み、世界の経済秩序が崩れ始めている。

 トランプ政権は来月6日に総額500億ドル(約5・5兆円)の中国製品に高関税措置を発動。中国政府も対抗し同日に同額の米輸入品に25%の高関税を課すことを決めた。報復関税を実施すれば、トランプ大統領は仕返しに総額4500億ドル(49・5兆円)の中国製品に追加関税を課すと警告。この額は中国の対米輸出の9割に相当する。

 EUも鉄鋼・アルミ製品への高関税に対抗し、米国製品への報復関税を発動した。標的は鉄鋼・アルミ製品に加え、ハーレーダビッドソンのバイクやリーバイスのジーンズ、バーボンウイスキーと米国文化を象徴する産品を狙い撃ち。すかさずトランプ大統領も「米国に入ってくる全てのEU車に20%の関税をかけてやる。米国で生産せよ!」とツイッターでやり返し、さらなる報復をチラつかせる始末だ。

 米国の高関税の対象となったカナダとメキシコも対抗措置を検討している。「米国第一主義」に染まったトランプ大統領が仕掛けた保護貿易策の荒っぽい手口に、世界各国とも今やすっかり感染し、憎しみの連鎖が広がっている。戦後70年以上も米国がリードしてきた世界的な自由経済の仕組みは、もはや終焉を待つしかないのだろうか。

 1971年にドルと金の交換を停止したニクソン・ショック後も、ドルは基軸通貨の座を譲らなかった。90年代前半の日本のバブル崩壊や、今世紀に入ってのリーマン・ショックなど、世界経済は数々の危機を乗り越えてきたが、今回のトランプ・ショックはちょっと救いようがない。

 EUの報復関税を避けるため、ハーレーは欧州向けの生産拠点を米国から海外に移す方針を発表。すると、トランプ大統領はツイッターで「よりによってハーレーが最初に白旗をあげるとは驚きだ。我慢しろ!」と批判したが、米国第一の報復関税の応酬は皮肉にも自国の産業の空洞化を招くだけだ。保護貿易をゴリ押ししても、米国内の産業がガタガタになるのは目に見えているが、それもまた、世界経済危機の火種となりかねない。

 トランプ政権による鉄鋼・アルミ製品への高関税の対象国には、日本も含まれている。日本の自動車メーカーなどはメキシコの工場でつくった鉄鋼・アルミ部品を米国の生産拠点に持ち込んでいる。この国にもトランプ大統領が仕掛けた貿易戦争の弊害が及んでいるのに、安倍政権は傍観を決め込んでいる。WTOやGATTでの調停を呼びかけ、国際的議論をうながすべきではないか。

 いずれにせよ、世界の歴史は現在進行中で大きな転換期を迎えている。

高橋乗宣 エコノミスト
1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。







 

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コメント
 
1. 2018年6月29日 18:29:47 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[880]

>トランプ大統領が仕掛けた貿易戦争の弊害が及んでいるのに、安倍政権は傍観を決め込んでいる。WTOやGATTでの調停を呼びかけ、国際的議論をうながすべき

この投稿者が無知なだけで、既に安倍も行っている


またWTOなどに多くの関係国は訴えているが

そんなことをしてもトランプには全く効果はなく

逆に反撃されるだけという状況


つまり下手にムダなことをして政治的リスクを取っても全く意味がないのだから

現状で十分という判断だろう



2. 2018年6月29日 18:32:29 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[881]

2018.6.10 13:17
【G7サミット】北、貿易 安倍首相が議論主導 欧米間の「裁定役」 トランプ大統領も「シンゾー、どう思う?」

集合写真に納まる(左から)EUのトゥスク大統領、メイ英首相、メルケル独首相、トランプ米大統領、カナダのトルドー首相、マクロン仏大統領、安倍晋三首相、イタリアのコンテ首相、ユンケル欧州委員長=8日、カナダ・シャルルボワ(代表撮影・共同)
 8日に開幕した先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)では、安倍晋三首相が昨年に続いて北朝鮮問題などで議論を主導した。米国と欧州・カナダが激しく対立する気候変動問題や貿易問題でも「裁定役」を務めるなど、存在感を発揮している。

 8日夜に行われた安全保障に関する討議の冒頭、議長国カナダのトルドー首相の指名を受けて、口火を切ったのは安倍首相だった。

 「昨年のイタリアでのタオルミナ・サミットでは、自分から北朝鮮がこれまでに幾度となく約束を守らなかった経緯を説明した。その後、情勢は大きく動いた」

 タオルミナで安倍首相は、北朝鮮の弾道ミサイルが欧州をも射程に収めるようになったことなど、拡大する北朝鮮の脅威を説明し、「今は対話より圧力が必要だ」と訴えた。その前年も安倍首相の発言を聞いており、タオルミナで「安倍首相が昨年言っていた通りの展開になりましたね」と語っていたのがトルドー氏だった。

 110分に及ぶ安全保障に関する討議の半分は北朝鮮問題で、発言したのはほとんどが安倍首相だった。ほかの首脳からは質問が相次ぐなど、同行筋は「完全に安倍首相の独り舞台だった」と振り返る。サミット直前の日米首脳会談で対北朝鮮政策で綿密にすり合わせ、足並みが完全一致していたこともあり、トランプ米大統領も安倍首相の発言に耳を傾けた。

 一方、混乱を極めたのが地球温暖化防止のため、温室効果ガスの排出に関する各国の取り組みを決めたパリ協定問題だった。

 「パリ協定なんてだめだ!」

 トランプ氏がこう断じると、フランスのマクロン大統領が顔を紅潮させてこう反撃した。

 「昨年のサミットの声明に、パリ協定を守ると書いているじゃないか」

 そこに今回のサミット議長で、本来は裁定役であるはずのトルドー氏まで食いついて議論を始める始末だから話は進まない。同行筋は「裁定役がいないから、最後はすべて安倍首相に頼ってくる」と苦笑する。

 貿易問題でも、各国が関税率などの数字を挙げてトランプ氏とやり合った。そしてトランプ氏が日本を除く5カ国の反発を受ける度に、困って振り向く先は安倍首相だった。

 「シンゾーの言うことに従う」「シンゾーはこれについてはどう思うか?」

 安倍首相も本来は欧州、カナダに近い立場だ。だが、世界貿易機関(WTO)に批判的なトランプ氏にも配慮し、言葉遣いを選んだ上でこう投げかけた。

 「WTO体制には機能が不十分な面も確かにある。できるだけルールを強化するのはどうか」

 するとトランプ氏は「う〜ん」と言いながらも矛を収めた。ドイツのメルケル首相は、こう言いながら安倍首相にウインクした。

 「みんなでWTOを作ったのに、朝起きたらトランプ氏のツイッターで関税を25%かけられると知った。どうしたらいいの」

 結局、再び「シンゾーどうだ?」が繰り返され、トランプ氏は最後にこう言って去っていったという。

 「きょうは、素晴らしい会議だった」

 (ケベックシティー 田北真樹子)


 


 

安倍首相「貿易めぐり激しいやりとり」 G7閉幕後会見
2018年6月10日09時22分
 
G7拡大会合に臨む安倍晋三首相。左はフランスのマクロン大統領、右は英国のメイ首相=9日、カナダ・シャルルボワ、代表撮影
 
 安倍晋三首相は9日夜(日本時間10日朝)、カナダ・シャルルボワでの主要7カ国首脳会議(G7サミット)の閉幕後に記者会見に臨んだ。不公正な貿易・投資慣行と闘い、自由で公正なルールに基づく貿易システムの発展に向けて努力することを盛り込んだ首脳宣言を取りまとめたと発表。また、米朝首脳会談に臨むトランプ米大統領の交渉を支持することで一致したとした。

 サミットの会合では、鉄鋼・アルミ製品への高関税措置を課す米国のトランプ大統領と、それに抗議する首脳たちの間で激しい議論が交わされた。

 米国と欧州との「橋渡し役」を自任する首相は会見で、「本年のサミットでは貿易をめぐって激しい意見のやりとりがあった」と明かしたうえで、「貿易制限措置の応酬はどの国の利益にもならない。いかなる措置もWTO(世界貿易機関)のルールに従って行われるべきだ」と指摘。G7の存在意義の低下や合意文書の取りまとめが危ぶまれる状況だっただけに、「首脳宣言を発出できることは大きな意義がある」「G7が一致結束し、世界の平和と繁栄をリードしていくとの決意を示すことができた」と強調した。

 北朝鮮問題については、国際社会が一致して国連安全保障理事会の制裁決議の完全な履行を求めていくことで合意したと説明。安倍首相から日本人拉致問題の即時解決を訴え、すべての首脳から理解と支持を得られたとした。

 トランプ氏が提案したロシアのサミット復帰にも言及し、「経済や安全保障、世界が直面する課題にしっかり処方箋(しょほうせん)を示していくためには、ロシアの建設的な関与を求めていくことも必要。私たちとロシアの双方が、その環境整備に向けた努力をしていかなければならない」と述べた。


3. 2018年6月29日 19:01:21 : pxgwgovz2Q : W8I8Zx2GSxE[341]
面白い サッカーよりも トランプが

4. 2018年6月30日 00:29:25 : mJ9TgNsRxk : Y@PB8mA62yk[25]
諸外国の報復合戦というのはプロレスで実質の標的は安倍政権だったりする
のではないか?原発事故放置で食品も工業製品も信頼は全く無いのだろう。

大企業のモラル破壊で偽装・改ざんは当たり前。何より日本は世界一の核保
有国であり核ビジネスの仕掛け人であることを世界は知っているのでは?

日本の国会の茶番が世界中に知れ渡った今、何を出荷してくるか分かったも
のではないから目の届くところで製造しなさいと言っているのだと思う。

政治腐敗下の技術大国だからこそ巧妙な偽装を警戒するのかも知れないよ。

蚊帳の外じゃなくて蚊帳の中で造った製品なら信じるよシンゾー。


5. 2018年6月30日 00:59:43 : mJ9TgNsRxk : Y@PB8mA62yk[26]
高プロなんかせずにバラマキ外交やめて残業手当て満額出して日本人の知恵を
借りたほうが背乗り支配者は甘い汁を吸えると思うのだが、ひたすら銭儲けや
搾取しか頭に無いので日本の文化や知恵を理解できないし、人間の節度を一生
理解できないのだろう。信仰の自由も源流はほぼ同じ悪魔教でひたすら日本人
を罠に嵌めようとしているのに、そのくせテレビは日本礼賛番組を垂れ流して
いる矛盾がおかしいよね。馬鹿が国や企業のトップに立つと無駄が多いね。

6. 2018年6月30日 04:26:34 : BDr8NG6ado : eNZ5mNklKGI[2]
基軸通貨制が終わって、相対通貨に戻るのかもね。
基軸通貨制といっても、そんなに歴史が古いわけじゃないし、
それ以前は相対だったんだから、それが自然な流れかもね。

7. 2018年6月30日 04:39:02 : IlGWJiXHmY : Nowoj53QKb4[1]
>>2
まともに英語すら話せない安倍が、会話に入れるわけ無いだろ。
下手糞なラノベ書いてんじゃねーよ、ネトウヨ。

8. 2018年6月30日 20:26:12 : 1z0U4r7YxE : qOizxeHsfO8[3]
報復関税の一つも打ち出せない安倍日本。アメぽち丸出し。中国もロシアもEUも言うべきことを言っている。

それでも1や2のような安倍応援の阿呆が登場する。


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