阿修羅は日本の現状を知らないアホが多過ぎるな: 東京足立区のテレクラ主婦売春をのぞいてみた (ゲンダイネット) 2006年3月22日
これが格差社会の現状なのか。文房具などの教材を自治体から支給されている就学援助児が42%もいる東京都足立区で、養育費や生活費欲しさの主婦がテレクラに殺到しているという。 ノンフィクション作家・佐野真一氏が「ルポ下層社会」(「月刊文春」4月号)で伝えた衝撃の現場、竹ノ塚のテレクラに入ってみた。 リーン、リーン……。平日の、まだ日暮れ前なのに、店内には間断なくコール音が鳴り響く。 「2時間2000円から」の料金を支払い個室で待つこと数分、電話機が最初の着信を告げた。 「ホテル代込みで2万円でどう?」。単刀直入な誘い方。 声の感じは20代後半か30代か。竹ノ塚に住むという主婦に境遇を聞き始めた途端、「話だけなら他でやって」とガチャン。 時間中に7人の女性と話したところ、全員が「目的アリ(援交)」だった。 相場は1万5000〜2万円、テレクラのすぐ近くにラブホテルがあって、そこに行くのが定番コースらしい。 小学生と幼稚園の子どもが2人いるという27歳のシングルマザーに会ってみた。やや太った体形に茶髪のA子さんは「区から毎月7万円の養育補助をもらってるんだけど、ダンナもいないし到底暮らせないから、エンコー(援助交際)は欠かせないの」。こう言いながら、1人前399円のカルビを焼いてくれる。 「この辺は私みたいな主婦が多いと思いますよ。“横の連携”があって、何曜日の何時ごろがいいとか、いろいろ情報交換している。でも最近は客の取れないデリヘル嬢とかプロが増えたし、私たち主婦の足元見て値切ってくる相手も少なくなくて困っちゃう。足立区の人妻は安いんだそうで、わざわざ静岡から遠出してきた男もいましたよ」 ケラケラ笑い、生ビールのジョッキをあおる姿からは、悲愴感(ひそうかん)とか後ろめたさは感じさせない。援交相場よりは安い取材謝礼を渡すと、
「あした二男の入園式なの。着せていく礼服選びを付き合って」とA子さん。買ったのはズボン・シャツ・ネクタイの一式で3000円の セットだった。風俗ライターの村上行夫氏はこう言う。 「人妻の援交が増えているのは、足立区に限ったことじゃありません。郊外を中心に最近は都心でも援交主婦が参入し、テレクラはもはや主婦売春のメッカになっている。風俗業界では第2次テレクラブームと呼ぶ関係者もいます」 現代社会のキーワードのひとつとして定着した感のあるワーキングプア。 大きな社会問題となっているが、そんな厳しい世の中でも、若い女性たちにはまだ、奥の手が隠されていた。
「いざとなったらフーゾク」 行き場をなくして追い詰められたら、腹をくくればいい――。 ところが、女たちの最終手段であるエロ業界にも、同じようにワーキングプアたちが増殖し始めている。 とあるデリヘルの待機部屋。テーブルの上には、何台かのパソコンが置いてあり、女のコたちが熱心にキーボードを叩いている。彼女たちがアクセスしているのは、ライブチャットのサイトだ。 同店では、待機時間を有効に使ってもらうために、ライブチャットで小遣い稼ぎすることを勧めているのだ。 相手男性と仲良くなって店に引っ張れば、営業活動にもなって一石二鳥。しかしお店の思惑は、何よりお茶を引いた女のコの苦情を抑えることにある。不景気で客が減る一方で、女のコの数だけは増えたために、出勤しても客がつかないケースが少なくない。少なくなった仕事を奪い合うという、実社会と同じ現象がここでも起きているのだ。 よほど繁盛しているお店でない限り、こうした事情は変わらない。某フーゾク情報雑誌編集者によれば、ごく一部の人気嬢を除けば、フーゾク嬢の一人当たりの平均収入は、確実に激減しているという。 「在籍のコ全員を均等に働かせるために、出勤調整をしている店は多いですね。女のコは毎日でも働きたいのに、 週3日などに制限される。したがって、本指名が少ないコは収入が安定しない。不景気の中、ソープでも大衆店だけはそこそこ客の入りもいいですから、単価が安くても確実に稼ぎたいと考えて、移っていくんですね」 お店と女のコの取り分は、5:5または4:6が一般的。
客単価を平均1万5000円と仮定すれば、オプションの有無や時間によっても異なるが、女のコの取り分は7000〜9000円程度となる。1日数人をこなせば日当5万円程度。月20日の出勤なら月収100万円に達する。全盛期なら、この程度は当たり前だった。 だが現在、毎日確実に数人以上の客を相手にできるフーゾク嬢の割合は、決して多くない。さらには、需要と供給のバランスが崩れた今、立場の弱い女のコの取り分が折半以下というケースも。 「確かに面接に来るコは増えている気がしますね。でも、求人で来る女のコはほとんど使えないコばかり。十人並みなら即採用です。
いちいち断るのが大変なので、面接場所の喫茶店に行って、使えないと判断したら、会わずにバックレます。そうしないと無駄に手間ばかりかかってやってられないから。 経費節約のためと、スカウト禁止条例もあることから、外部スカウトマンへの依頼は避けて独自のルートで探しますが、女の子が友達を連れてくるパターンがいちばん多いかも。それでけっこうな人数は確保できてますから、人手に困るということはないですね」(デリヘル店店主) https://plaza.rakuten.co.jp/miwatya041124/diary/200603250000/ 足立区が最近発表した平成20年度予算案によると竹ノ塚駅付近連続立体交差事業や教育関係に力を入れるようです。より暮らしやすい環境整備に期待します。 中学生の就学援助受給率が43%を超える東京都足立区。 区内で34年間中学校の教員を務め、昨年度退職した○○××さん(62)は、 家 庭訪問で「家で勉強できる環境にない」と感じることが少なくなかった。 狭い部屋で勉強机がなかったり、小さな弟が走り回っていたりする家庭も珍しくなかったからだ。 大谷さんが教えたある学校の3年生は、半数が就学援助を受給していた。 担任したクラスでは4人が不登 校。うち1人は就学援助を受け、両親が仕事のため多忙でほとんど家にいなかった。 家を訪ねると、生徒は最初、ドア越しに応答したが、じ きに反応しなくなった。 昼は清涼飲料水の販売、夜は居酒屋で働く母親が夕刻、夕食作りに帰るころを見計らい、週1回通った。 「行事だけでも出よう」と促した。仲間と力を合わせる喜びを感じてほしい。 教員たちで知恵をしぼり、運動会も大縄跳びのように集団で力を合わせる競 技を企画した。 しかし、母親が漏らした言葉はショックだった。 「先生、勉強は小学校まででいいと思うんです」 ○○ さんは言う。 「70年代の子はもっと貧しく、荒れて反社会的な行動もとったが、 エネルギーは外を向いていた。 今はひきこもって“没社会的”になってしまう。 親も子も希望をなくしていて、働きかけても反応が鈍い」 託児所つきの風俗店が「セーフティネット」 クロ現「シングルマザー」貧困特集に大反響 2014/1/30 https://www.j-cast.com/2014/01/30195542.html NHKの「クローズアップ現代」で放送された内容が、大きな反響を呼んでいる。
10〜20代のシングルマザーには貧困状態にある人が多く、住居や託児所といった生活支援を売りにする風俗店が事実上のセーフティネットとして機能していることを浮き彫りにした内容だ。これまで、この事実はほとんど知られてこなかったため、衝撃を受けた視聴者も多かったようだ。 番組を通じて問題の根深さも明らかになった。番組では生活保護の受給を断念したことを背景に風俗店で勤務することになった女性のエピソードを紹介しているが、生活保護の申請を思いとどまらせようとする行政の対応は違法で「生活困窮者が活用できる制度について誤解を与える」といった指摘も出ている。 20代シングルマザーの8割が「貧困状態」 話題になっているのは、2014年1月27日に放送された「あしたが見えない 〜深刻化する『若年女性』の貧困〜」。番組では、高校卒業の女性の場合、48%しか正規の仕事に就くことができず、中でも20代のシングルマザーの約80%が年収114万円未満の貧困状態に置かれていることを指摘している。 最近では風俗店が託児所と提携したり、自前で託児所を運営しているケースもあるという。番組に登場した風俗店では、2013年に従業員用の寮を新設。産後直後から働かざるを得なかったという21歳のシングルマザーの従業員は 「私が頑張ったら託児所代が全部出ると思った」 と話し、経営者は 「(従業員に身寄りが)いても頼れない人が多い。家庭が崩壊しているケースも多い」 と、従業員の生活基盤がもろいことを明かす。 こういった事実は、これまでマスメディアではあまり報じられてこなかったこともあって、大きな反響を呼んでいる。J-CASTニュースの「テレビウォッチ」で番組内容を紹介した記事は100回以上ツイートされており、 「これでは日本の将来が危ない」 「日本経済を衰退させている原因は、実はこの現実」 といった声も出ている。 「水際作戦」批判しないと「生活保護利用できないと誤解する」
ただ、番組が重要な点を見落としているという指摘も出ている。風俗業から一度は別の仕事をしていた女性が、再び風俗店の従業員になろうとするエピソードで、ナレーションでは、 「生活保護を申請したが、『生活状況を細かく調べるのに時間がかかる』と言われ、断念した」 と説明している。ところが、この女性はVTRでは、 「市役所にいくら通っても『申請するまで2か月かかるよ、3か月かかるよ』って。待ってるわけにはいかないじゃないですか」 と述べている。ナレーションでは申請は行われたと説明しているが、女性の発言を文字通り受け止めれば、申請することすら断念したように理解できる。 ホームレスや生活困窮者に対する自立支援を行っているNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」のブログでは番組そのものは、 「若年の単身女性やシングルマザーの貧困の実態を丁寧に描いた良質なドキュメンタリー」 だと評価するものの、今回の女性のケースは、生活保護を申請しようとする人を福祉事務所が窓口で追い返す違法な「水際作戦」にあたるとみている。番組では、福祉事務所の対応が違法だとして批判することはなかった。そのため、「もやい」のブログでは、 「そうした(編注:現に生活に困窮している人や、これから困窮する可能性がある)方々がこの番組を見た場合、『生活保護の申請に時間がかかる』という役所の説明を信じてしまい、生活に困窮しても生活保護制度は利用できないと誤解してしまうのではないでしょうか」 と疑問を投げかけている。
[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理
|