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米長期金利が3%に!
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51745872.html
2018年04月25日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
突然ですが、24日、米国債(残存期間10年)の利回りがついに3%に達しました。
でも、そんなニュースを聞いても、だから? なんて人も多いと思います。
しかし、そういう人は、日本の長期金利が今何パーセントくらいの水準にあるかを思い出してみて下さい。
本日は、0.05%の水準にあると報じられています。
つまり、0.1%にも満たない、と。簡単に言えば、ほぼゼロ%。
それと比べると、米国の長期金利のなんと高いこと!
そうでしょう?
米国の残存期間10年の国債の利回りが3%になるのは4年3か月振りのことだ報じられてもいます。
原油高の兆候もありインフレ圧力が増してきたことと、経済指標に明るさが感じられることから金利も上昇してきたと言われています。
その一方で、日本の場合は相変わらずの超緩和策が続いているので、どうしてもドル高円安圧力がかかる、と。
ドル高円安に振れるのであれば、普通なら株価が上がっても不思議でないのですが…米国で株価が下げているために、東京市場でも冴えない動きとなっているようですね。
いずれにしても、今後、原油価格がどうなるのか? そして、インフレが起きるのか?
そこのところが大変重要なポイントとなってくるのです。
我が国のリフレ派の輩は、マイルドなインフレなら、デフレ脱却ということで歓迎するかもしれませんが、本当にそうなって今の超緩和策が停止してしまうと、今度は、その反動で我が国でもどんどん金利が上がり出し…つまり、国債の価格が低下して、経済を大混乱させてしまうことが懸念されるのです。
そのことについては、これまで何度も警告を発しているのですが…
どうなることやら…
そうしたことが懸念されるので、実際にインフレになる前に、少しずつ今の緩和策を転換する工夫が必要なのです。
そんなことについてもっと心配する必要のある麻生財務大臣!
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