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氷河期世代没落で生活保護費30兆円増、衝撃の未来図(週刊ダイヤモンド)
http://www.asyura2.com/18/hasan126/msg/588.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 4 月 02 日 12:20:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

氷河期世代没落で生活保護費30兆円増、衝撃の未来図
http://diamond.jp/articles/-/165543
2018.4.2 週刊ダイヤモンド編集部


『週刊ダイヤモンド』4月7日号の第1特集は「1億総転落 新・新階級社会」です。格差や貧困の問題が放置されている間に、日本には新しい階級社会がやってきていた!中間層が没落し、富裕層からアンダークラスまでの階級化に突き進む日本。貧富の二極化は社会にきしみを生みはじめている。その象徴的な例は、氷河期世代の雇用環境悪化による「生活保護転落リスク」である。



「このまま何も手を打たなければ、30年後には独身・低収入の高齢者であふれ返る。日本の財政は年金ではなく、生活保護で破綻する」

 こう警鐘を鳴らすのは山田昌弘・中央大学教授だ。

 日本が超高齢化社会に突入したことで、年金や医療をはじめとする社会保障費は増大。2025年度は151兆円に達すると試算されている。一般会計歳出の3分の1を占めるまでに膨れ上がった社会保障費に対応するため、政府は「社会保障と税の一体改革」を声高に叫んでいる。

 日本の財政破綻の足音は着実に近づいており、さまざまな主張が飛び交っているが、見落とされていることがある。それこそ、就職氷河期世代の生活保護落ちリスクである。

 こうした議論で使われる試算の多くは、人口ピラミッドの変化に基づく将来推定がメーンで、世代の“質”の変化があまり考慮されていないのだ。

 氷河期世代はかつての世代とは異なり、非正規雇用が増え、収入も少ない。老後の生活資金を蓄えることもままならず、生活保護に頼らざるを得なくなる人が増大するリスクをはらんでいる。しかし、こうした潜在的なリスクについて論じた試算はほとんど存在しない。

 そこで『週刊ダイヤモンド』では、氷河期世代の働き方の変化が、将来どのようなインパクトをもたらすのかを独自に試算した。氷河期世代の区分は諸説あるが、ここでは試算を簡便にするため、17年時に35〜44歳の層を氷河期世代と仮定した。

非正規・無業者の
生活保護予備軍は147万人


 まずは、以下の図版をご覧いただきたい。


※画像クリック拡大

 氷河期世代で非正規雇用がどれだけ増えているかは、年齢別の就業状態がまとまった就業構造基本調査で把握できる。最新の12年版の30代を氷河期世代として扱い、02年版の30代と比較した(17年版の公表は今年8月)。

 データでも明確なのは雇用環境の悪化だ。男性は前の世代と比べて正社員が48万人も減った一方で、非正規雇用が40万人、無業者が4万人増えた。

 また、女性の社会進出により、正社員または非正規雇用で働く女性は80万人増え、無業者が87万人減った。これは前の世代と比べて、専業主婦層(無業者・既婚家事)が働きだしたことが主な要因だ。夫だけの収入では世帯を支え切れず、働かざるを得ない状況に追い込まれているともいえる。

 氷河期世代の男性の稼ぎは減ったものの、働く女性が増えたことによる影響の方が大きいため、世代全体の生涯賃金を合計すると前の世代よりも増える。

 ただ、国の財源という視点では、収入が多く、高い所得税を見込めた男性正社員が減ったことは痛い。現時点での生涯賃金を基に、氷河期世代が生涯支払う所得税の合計を試算すると95.8兆円となり、前の世代と比べて1.5兆円も減ってしまうのだ。

 続いて、氷河期世代の未来のセーフティーネットに掛かるコストを試算した。国の支出という視点では、706万人に上る非正規雇用・無業者の中でも、最もコストが掛かるのは、老後を生活保護で暮らさざるを得ない人々だ。

 異論はあるかもしれないが、単身世帯の方がこのリスクは高いため、非正規雇用・無業者のうち、既婚者をここでは除いた。さらに、国民年金の完納者や免除者は対象外とした。その上で、65歳までの生存率を考慮し、潜在的な老後の生活保護受給者数を推計した。

 そして導き出されたのが、氷河期世代の老後の“生活保護予備軍”は147.1万人に上るという数字である。無業者に限れば、女性は専業主婦が多いため、男性の方が人数としては多くなる。

 現在の生活保護受給者は全世代で約213万人だが、氷河期世代が高齢者に突入するとその7割に匹敵する人数が、生活保護に依存せざるを得ないのだ。

 それではその費用はいったい幾らになるのか。昨年末に厚生労働省が公表した、生活保護受給額見直し後の大都市部の高齢単身世帯の生活扶助月額7万6000円と、現時点での65歳の平均余命(男性19.6年、女性24.4年)を基に推計すれば、なんと29.9兆円に達するのだ。

 ここで強調したいのは、計算したのは生活扶助だけで、生活保護費の48%を占める医療扶助や、住宅扶助などを考慮していない、少なめに見積もった試算であることだ。雇用環境が悪化した氷河期世代では、税収減と生活保護費増大のダブルパンチで、潜在的なコストは30兆円を超えるのだ。

 当然ながら、従来論じられている年金や介護、医療などの社会保障費はここには含まれない。氷河期世代への対策の遅れが、財政破綻への歩みを加速させている。

格差の固定化で訪れる
「新・階級社会」の実像!


『週刊ダイヤモンド』4月7日号の第1特集は、「1億総転落 新・階級社会」です。

 日本で格差拡大が始まったのは1980年前後と言われています。もう40年近くも格差拡大が続いていることになります。

 日本で格差が社会問題としてクローズアップされたのは、2006年のことでした。当時、大手製造業で偽装請負が発覚したり、ワーキングプア(働く貧困層)の存在が明らかになったりしたことで、格差拡大や貧困の連鎖に警鐘を鳴らす“格差ブーム”が訪れたのです。

 それから10年余り。空前の雇用情勢の改善ぶりを背景に、あたかも日本から格差問題は消えてしまったかのようにも見えます。

 でも、現実は違います。消えてなくなるどころか、むしろ格差は世代を超えて固定化し、日本社会には格差社会よりもさらにシビアな「新たな階級社会」が訪れているのです。それは、生まれた家庭や就職時期の経済状況によって階級が決まる“現代版カースト”とも言える世界です。

 特集では、「超人手不足」「就職氷河期」「日本人の横並び意識」という3つのキーワードを有機的に理解することで、「新・階級社会」の実像を浮かび上がらせました。

 格差拡大社会の未来は、そう楽観視できるものではありません。

 例えば、氷河期世代の雇用環境悪化は、ボリュームゾーンの働き手の転落、生活保護費増大という二重の意味で「社会のコスト」となって国民に跳ね返ってきます。

 他人事と片付けることはせずに、「あなたのすぐそばにある格差・貧困問題」を考えるきっかけにしていただきたいと思います。

(『週刊ダイヤモンド』編集部 浅島亮子・大矢博之)


  


 

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コメント
 
1. ろくさん[97] guuCrYKzgvE 2018年4月02日 14:48:40 : 6arEQmwcGg : NrplAgX7Lhw[2]
社会保障費や、年金、教育援助など、人権に掛かる全ての財源は
公務員の給料と同じく特別会計から捻出して下さい。

こんなくだらない将来に不安しかない発表もしなくて済むでしょ?

それか特別会計の使い道を1円まで発表していただき、みんなで無駄なところを見つけてお上へほうこくしましょう。

税のこと詳しいこと知らなすぎる私達


2. 2018年4月02日 23:24:20 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1048]

>65歳までの生存率を考慮し、潜在的な老後の生活保護受給者数を推計した。
 そして導き出されたのが、氷河期世代の老後の“生活保護予備軍”は147.1万人に上る

非現実的で無意味な数値

今後、さらに高齢労働者は増加する


>日本の財政は年金ではなく、生活保護で破綻する

財政破綻しても単に財政均衡予算になるだけだから

別に問題ではないし

現実には、生産性の上昇と、社会保障のカットや効率化

そして高齢者への労働需要は当面、高いままであるため

財政破綻が起こる確率は非常に低いだろう



3. 2018年4月02日 23:38:29 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1049]

>>01

特別会計は、建前上は、受益者負担が原則

生活保護の場合、主要な受益者(生産性が異常に低い人々、例えば後期高齢者、障碍者、母子世帯など)は、

現実的には半永久的に負担能力がないので、

今後も一般会計(つまり主要な負担者は、大企業=法人税、その正社員=所得税、一般世帯=消費税)に負担してもらう以外、選択肢はない


/ja.wikipedia.org/wiki/特別会計
国における特別会計
平成29年度現在、国には13の特別会計がある。平成30年度当初予算において、特別会計の歳出額は約388.5兆円となっている。しかしこれは単純に各会計を足した総額であり、会計間の重複計上を除いた純計額は約195.7兆円である。更にうち88.0兆円ほどは国債償還費となっている。

日本国における特別会計一覧
特別会計名称 所管 勘定一覧 H29予算規模
(億円)
地震再保険 財務省 1795
労働保険 厚生労働省 労災勘定/雇用勘定/徴収勘定 35469
国有林野事業債務管理 農林水産省 3438
年金 厚生労働省 基礎年金勘定/国民年金勘定/厚生年金勘定/健康勘定/子ども・子育て支援勘定/業務勘定 654132
食料安定供給 農林水産省 農業経営安定勘定/食糧管理勘定/農業共済再保険勘定/漁船再保険勘定/漁業共済保険勘定/業務勘定/国営土地改良事業勘定 9919
特許 経済産業省 1470
自動車安全 国土交通省 保障勘定/自動車検査登録勘定/自動車事故対策勘定/空港整備勘定 3879
外国為替資金 財務省 4236
財政投融資 財務省 財政融資資金勘定/投資勘定/特定国有財産整備勘定(旧特定国有財産整備特別会計) 125997
交付税及び譲与税配付 総務省 194108
国債整理基金 財務省 特定財源の歳入を一般の歳入に組み入れた後、必要額を一般の歳出から当会計の歳出に充て経理する特別会計 902663
エネルギー対策
エネルギー需給勘定:燃料安定供給対策(経済産業省)/エネルギー需給構造高度化対策(環境省)
電源開発促進勘定:電源立地対策(経済産業省)/電源利用対策(文部科学省) 原子力損害賠償支援勘定:(経済産業省)

11909
東日本大震災復興 復興庁 東日本大震災の復興にかかる予算を本予算と分けて処理・執行するための特別会計 22654
国の特別会計は、

事業特別会計
資金特別会計
区分経理特別会計
の3種のみが認められている(財政法13条2項)。


4. 2018年4月02日 23:58:39 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1050]

>格差の固定化で訪れる「新・階級社会」の実像

この手の煽りは多いが

現実には、日本では格差は、あまり拡大していない

本来であれば、消費効率が悪く、生産性の低い、非正規世帯、母子世帯や高齢世帯の比率が増え続けているのだから

他国に比べて、もっと所得格差は拡大して当然であったが、日本では、どの政権でも、再分配が

ポピュリズムとシルバー民主主義のおかげで高いこと、デフレ不況で資産効果が小さく、

高所得層の伸びも小さかったため、格差の拡大が低迷したと言えるだろう


ただし、こうした効果自体は高まり続けるし、国が豊かになるほど、

世帯ごとでの出発点自体が異なるし、遺伝的な違いや、家族の生活習慣や思考習慣の違いも効いてくるので、

再分配前の所得格差が増え続けること自体は、他国同様、日本でも変わらないだろう

よって重要なのは、いかに幼児期から青年期にかけて、貧困世帯のこどもの養育環境を高めることができるかということになる
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4652a.html


5. 2018年4月06日 14:05:34 : wgLnjNHh3I : JMEnTObgYMs[-37]

45: 2018/04/02(月) 15:41:22.39 ID:R//XV2wi0

就職氷河期の人たちを放置していたツケが全国民に回って来るんだから仕方ない
何なら今からでも仕事させればいい

59: 2018/04/02(月) 15:42:55.04 ID:Dz++9lR/0
>45

みんな大好き自己責任だよな
経済は繋がっているのにどこかをないがしろにすればダメージが全体にいく
今の日本人がわからない事だな
愚かだ

84: 2018/04/02(月) 15:45:15.52 ID:DxyOtUpS0

今まで見て見ぬふりして放置プレイしてたんだろ
もう手遅れなんだよ
やるなら10年前にやっとけばよかったな

[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

6. 2022年7月03日 22:36:20 : EkLZD15jVs : TW11R2FxYmtrdUE=[1912] 報告
一瞬で「氷河期世代」のヤバさが分かる画像がこちらw 社会はこれでも自己責任と見捨てるのか?

1 ::2022/06/18(土) 13:46:03 ID:TiAgCpni0.net

https://cdn.mainichi.jp/vol1/2019/07/13/20190713k0000m010062000p/9.jpg

https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/3/1/31715_1238_78b032fe54c5229dd953210311bab824.jpg

h ttps://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1655527563/

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