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貯金1000万円を貯めるとき絶対に見ておきたい「さらにお金を増やす選択肢」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180323-00005546-toushin-bus_all
投信1 3/23(金) 20:20配信
多くの人が目指す「貯金1000万円」。もし手元に現金が1000万円あれば、資産運用の選択肢も広がります。今回は、貯金が1000万円ある人も、そうでない人も知っておいて損はない資産運用の選択肢を見ていきます。
平均貯蓄額は1,820万円、平均負債額は507万円
2017年5月16日に総務省から発表された「家計調査報告(貯蓄・負債編)」によると、2人以上世帯における2016年の1世帯当たり貯蓄現在高の平均は1820万円でした。
みんなそんなに持ってるの? と驚く人も多いのではないでしょうか。実はこの「貯蓄」、いわゆる預貯金だけではなく、生命保険や有価証券などを含んだものです。
では、いわゆる預貯金だけに注目するとどうでしょうか。通貨性預貯金は412万円、定期性預貯金は727万円で、合計1139万円となります。
預貯金で1000万円を超えるのが平均なのかと、ここでもまた驚かれる方も多いかもしれません。でも、平均値1820万円を下回る世帯は約3分の2を占めるのです。つまり、これは計算結果としての平均値であり、「持っている人は持っているが、そうでない人の数も相当多い」ということが言えます。
一方、負債についてはどうでしょうか。
先述の「家計調査報告(貯蓄・負債編)」によると、2人以上世帯における2016年の1世帯当たり負債の平均値は507万円で、507万円のうち住宅・土地のための負債が452万円となっています。
ただし、年齢階級別の負債現在高を見ると40歳未満の世帯は1098万円で、負債保有世帯の割合も40〜49歳の世帯が約63%と最も高くなっています。働き盛りの世代、住宅ローンなどを組んでいる人も多いでしょうから、ある意味納得の結果とも言えます。
貯金が1000万円あったらどの資産運用を選択する?
さて、ようやく1000万貯まった! としても、そのまま銀行口座に置いていたところでこの低金利の時代に大きく増えることはないでしょう。資産運用をしたくない、まったく興味がないというなら仕方がありませんが、現金を引き出したいときに引き出せるという流動性の確保という目的以外にはあまり意味はないように思います。
だからといって、どこから資産運用に手を付けてよいかわからないという人も多いかもしれません。資産運用というと預貯金よりもグッとハードルが上がるというのが実際のところではないでしょうか。
では以下に、一般的にはどのような資産運用の選択肢があるのかをまとめておきましょう。
・銀行預金・郵便貯金
・国債
・外貨預金
・投資信託
・ETF
・株式
・REIT
・FX投資
・先物取引
・不動産投資
・太陽光発電投資
これ以外にも、保険に関しても運用の要素はありますし、自宅への投資も立派な不動産投資の一部と言えます。もちろん、それぞれの資産ごとにリターンとリスクは異なります。
預貯金の次に始める資産運用は投資信託がよいのか?
一般的には「投資初心者はプロの投資家が運用してくれる投資信託からスタートするのがおすすめです」と言われたりします。最近では銀行の店頭などですすめられたという人もいるかもしれません。ただ、投資信託と一口に言っても数千本あると言われていますし、どれを選んだらよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
実際に投資信託には、プロの投資家がマーケットよりも高いリターンを出そうと工夫する「アクティブファンド」と呼ばれるものや、マーケットの動きそのものを目指す「インデックスファンド」(例:日経225やS&P500等)があります。
また、国内株式だけに投資している商品からグローバル株式に投資をしている商品、債券なども混ぜて運用しているバランス型と呼ばれる商品もあります。
これらのどれを選ぶかについてはさまざまな意見がありますが、投資信託は小額から始められますし、「iDeCo」や「つみたてNISA」といった制度を活用しつつ、そこでラインナップされている商品から選ぶのも一手です。こうした選択肢が増えたことは個人投資家層にとってうれしい側面といえるでしょう。
他の資産を投資対象として見てみると?
FX投資は投資対象のイメージが比較的明確で相場に関する情報がニュースなどで頻繁に報道されるため、親しみを持てる投資対象かもしれません。その一方、いわゆる「ゼロサムゲーム」とも言われ、継続的に超過収益を蓄積し続けるのが難しい投資とも言われています。
株式投資は、個別株の絞り込みで苦労される投資家が多いのではないでしょうか。銘柄を選択するのが醍醐味であるとはいえ、その暇とスキルがないという方にとっては苦痛な場合もあるでしょう。
不動産投資は、高所得のサラリーマンだけではなく、一部では年収が高くない層においてもアパ-ト・マンション投資への関心は高いようです。
ただ、何件もの不動産投資をしている投資家に話を聞くと、「積極的に投資を始めたのは手元資金が1000万円近く貯まってから」との声も聞かれます。投資先の金額にもよりますが、不動産投資にはある程度の手元資金が必要なようです。
また、不動産投資では「利回りなどは当然重視するが、結局はどう売却できるかがトータルの利回りにとっては重要な投資対象」とも言われ、相場を見ながら運用することが求められるという側面もあります。
手元の現金が多い人とそうでない人の投資の始め方の違い
こうしてみると、自分の投資判断や資産選択に自信があり、手元で自由になる現金が多い人は個別資産を1つずつ購入していくという選択肢があります。
たとえば、株式投資で個別銘柄を選択し、不動産投資でアパート1棟を購入し、太陽光発電投資でメガソーラーを建てて運用するといった具合にです。
ただ、大きな資産を個別に購入していく余裕がないという投資家や、手元資金はあるが資産運用そのものが面倒だ、そこにさく時間がないという人は投資信託を購入する選択肢も検討に値するでしょう。資産形成中の勤労者などにとっては、自分では1つずつ投資することができない資産にも投資できるという点で投資信託は便利なツールです。
まとめにかえて
いかがでしたでしょうか。預貯金として現金が手元にあっても、次の資産運用の選択肢を検討しようと思うと、初めての場合はリスクの判定が難しかったり、商品の数が多かったりとハードルが高く見えます。安易に飛びつくことなく、ひとつひとつ調べながらステップアップしていくことが大切と言えそうです。
投信1編集部
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