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野菜高騰で冷凍輸入品が人気 食料自給率“押し下げ”の深刻
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/224067
2018年2月28日 日刊ゲンダイ
国産の生鮮野菜は高くて手が出ない(C)日刊ゲンダイ
キャベツやレタス、ハクサイなど生鮮野菜の高騰が続く中、「冷凍野菜」が人気を集めている。手軽な上、価格が安定しているからだ。
大手スーパーの担当者は「昨年10月の台風で生鮮野菜が高騰しましたが、それ以来、冷凍野菜が今も好調です」と語った。だが、生鮮野菜から冷凍野菜へのシフトは、安易に歓迎できない。
日本の食料自給率はジリ貧だ。1965年度には73%(カロリーベース)だったが、2016年度は38%まで落ち込んでいる。比較的高いのは米(98%)と野菜(76%)で、輸入モノ中心の冷凍野菜がドンドン増えれば、自給率を押し下げるのは間違いない。
「野菜の自給率が高いのは、生鮮野菜は日持ちしないので、消費地の近くから調達するためです。この間、業務用や外食向けを中心に、高騰している国産の生鮮野菜に代えて、輸入冷凍野菜の調達が増えています」(農水省・園芸作物課)
輸入冷凍野菜は増加の一途だ。財務省の貿易統計によると、昨年の冷凍野菜の輸入量は100万トンを突破し、過去最高だった。10年で約2割も増えている。
■安全保障は武器だけじゃない
今回、消費者が冷凍野菜に慣れ、定着すると、将来、生鮮野菜の価格が下がっても、戻らないかもしれない。経済ジャーナリストの井上学氏が言う。
「野菜まで輸入品に頼ることになれば、食料安全保障上、きわめて脆弱な国になってしまう。政府は生産者を支援するなどして、手を打つべきです。例えば、日本では豊作の際、余剰野菜は処分されることが多い。これらを冷凍しておいて、有事の際の備蓄にすればいい。野菜高騰を台風や気候の問題で終わらせると、自給率はどんどん下がるばかりです」
安倍政権は15年3月、食料自給率目標(25年度)を50%から45%にシレッと引き下げている。武器ばかりじゃなく、少しは食料安保にも目を向けたらどうか。
【暮らし】天候不順などで高騰が続く生鮮野菜に替わって冷凍野菜が人気です。輸入物中心の冷凍野菜の消費が増えれば、自給率を押し下げるのは間違いありません。 https://t.co/Xd3qUSTeJM #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2018年2月28日
野菜高騰で冷凍輸入品が人気【食料自給率さらに押し下げの大ピンチ】安全保障は武器だけじゃない 安倍政権は15年3月、食料自給率目標(25年度)を50%から45%にシレッと引き下げている。武器ばかりじゃなく、少しは食料安保にも目を向けたらどうか(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/j4RqIrThHH
— KK (@Trapelus) 2018年2月27日
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