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半値に下落、2018年12月の福島産イチゴ
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2802.html
2019/02/15(金) 19:46:22 めげ猫「タマ」の日記
東京中央卸売り市場での12月のイチゴ価格をみると、福島産は1キログラム当たり
2016年12月 3,600円
2018年12月 1,535円
で、半値以下に下落しています。一方で、全国平均は
2016年12月 2,092円
2018年12月 2,106円
とそれ程には変りません。福島産イチゴは
・主要産地は旧避難地域を除けば福島の中でも汚染が酷い場所である。
・主要産地では葬式が増えているが、そうでは無い相馬・南相馬市では増えていない。
等の特徴があり、消費者が福島産イチゴの特性を理解するなら、避けるのは当然のことです。
福島はくだもの王国を自称しています。6月のサクランボ、7.8月のモモ、9.10月のナシ・ブドウ、9−12月のリンゴと続きます(2)。イチゴがくだものかは議論がありますが(3)、くだものとすれば福島のイチゴのシーズンは12月から5月なのので(4)、福島では一年を通してくだものが楽しめます。以下に福島のイチゴの生産量を示します。
以下に福島県のイチゴの生産量を示します。
伊達市がトップの福島のイチゴ生産
※(5)より作成
図―1 福島のイチゴの生産量
図に示す通り、伊達市、福島市、いわき市がトップスリーです。以下に示します。
事故から8年近くを経て汚染されている福島
※1(6)のデータを元に(7)に示す手法で2月1日に換算
※2 旧避難区域は(8)による。
図―2 福島のイチゴ主要産地(伊達市、いわき市、福島市)と相馬・南相馬市および飯舘村
図に示す様に福島では国が除染必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(9)地域が広がっています。さらに、福島のイチゴの主要産地は旧避難地域を除けば福島の中でも汚染が酷い場所です。福島のイチゴは今シーズンも含め9シーズン連続で、汚染された地を中心に栽培されています。さらに言えば旧避難区域であった飯舘村でもイチゴが栽培されています(10)。これも立派な福島産イチゴです。
以下に福島のイチゴ主要産地(伊達市、福島市、いわき市)の葬式数を示します。
事後に葬式が増えた福島のイチゴ産地
※1(11)を各年を通年(1〜12月)で集計
※2 震災犠牲者は(12)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―3 福島のイチゴ主要産地(伊達市、いわき市、福島市)の葬式数の葬式の推移
図に示す通り事故後に葬式が増えています。イチゴの主要産地の葬式数は
事故前年(2010年1年間)7,633人
昨年(2018年1年間) 8,481人
で11.4%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約400億分の1でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
表―1 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(13)による。
有意差検定表
福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表―2 福島産を許容すかのアンケート結果
※ (12)を集計
郡山・三春で許容される福島産米
図―1に示す様に相馬市、南相馬市は福島の主要なイチゴの産地ではありません。そして表に示す通り、715人中で492人(74.1%)の方が、福島産野菜を避けています。同様に、同様に福島産イチゴも避けていると思います。相馬市・南相馬市の合計の葬式数を福島県の発表(9)より集計すると
事故前年(2010年1年間) 1,300人
作年(2018年1年間) 1,329人
で、殆ど変化がありません。
福島産のイチゴについて纏めると
・主要産地(伊達市、いわき市、福島市)は汚染されている。
・主要産地では事故前に比べ葬式が増えている。が、主要産地ではなく、福島産果物を避けているであろう相馬・南相馬市では増えていない
等の特徴があります。消費者は福島産イチゴを許容するのでしょうか?
イチゴのシーズンは12月からなので、各年12月のイチゴ価格を調べて見ました。
2016年の半値以下に下落した2018年12月の福島産イチゴ価格
※(1)を集計
図―4 12月のイチゴの取引価格(東京中央卸売市場)
事故前の2009・10年12月の1キログラム当たりの平均価格は
全国平均 1,515円
福島産 1,498円
で、それ程の差はりませんんでした。でも、事故後は福島産は全国平均に比べ安くなりました。それでも2014、15年にはほぼ同等の価格になりました。そして2016年には1キログラム当たりで
全国平均 2,092円
福島産 3,600円
と、全国平均より大幅に高くなりました。2017年12月は福島産イチゴは東京中央卸売市場に出荷されませんでした。2018年12月は1キログラム当たりで
全国平均 2,106円
福島産 1,535円
で、福島産イチゴは16年の半値以下に下落し、全国平均に比べ大幅に安くなりました。
福島産イチゴの
・主要産地(伊達市、いわき市、福島市)は汚染されている。
・主要産地では事故前に比べ葬式が増えている。が、主要産地ではなく、福島産果物を避けているであろう相馬・南相馬市では増えていない
との特性を考えるなら、消費者が福島産イチゴを避けるのは当然のことです
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
当たり前ですが、福島の皆様も福島産イチゴを避けています。
福島県会津若松市では今、イチゴ狩りが楽しめます(14)。同市はイチゴの季節です。同市辺りのイチゴは身の詰まったしっかりした食感で、食べると果汁が溢れるそうです(15)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(16)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
※(17)を引用
図―5 福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県会津若松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2802.html
(1)東京都中央卸売市場-統計情報検索を大分類⇒果物、中分類⇒いちご類で検索
(2)くだもの図鑑 – くだもの消費拡大委員会
(3)いちごやメロンは野菜なの? 果物コラム
(4)いちご | JA会津よつば
(5)作物統計調査1> 市町村別データ>平成18年産市町村別データ>年次>2006年中の9−5⇒ 野菜(果実的野菜) ⇒福島県
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(8)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)福島・飯舘村でビジネス再生を成し遂げた、いちご農家の「意地」 | BUSINESS INSIDER JAPAN
(11)福島県の推計人口(平成30年11月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(12)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(13)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(14)フルーツランド北会津
(15)いちご | JA会津よつば
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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