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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月6日発表)―宮城産サワラからセシウム、福島産は115件連続ND―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2801.html
2019/02/10(日) 19:59:21 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。2月6日に2018年12月7日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が2ヵ月遅れで発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先回に続き今回もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。しかも市場流出です。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数 1,355件中1件の基準超え
A平均は、1キログラム当たり3ベクレル、最大150ベクレル(宮城県産クマ)。
事故から8年近くを経て見つかるセシウム汚染食品
※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2月6日発表分)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
今回の発表を解析すると
・宮城産サワラからセシウム、福島産は115件連続ND
・汚染の酷い最大産地を検査せずに、福島産春菊は検査で安全と主張する福島県
・福島県昭和村産ナメコから過去最高セシウム
等の特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。
1.宮城産サワラからセシウム、福島産は115件連続ND
宮城産サワラからセシウムが見つかったと発表がありました(7)。以下に各県が実施した自県産サワラの検査結果を示します。
隣県ではみつかっても福島県サワラからは見つからないセシウム
※1(1)を各県が実施した検査について集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
図―2 サワラの検査結果
図に示す通り、宮城だけでなく岩手、茨城、宮城産からも見つかっています。でも、福島県が検査した福島産サワラからは見つかっていません。厚生労働省の発表(1)を数えると115件連続で検出限界未満(ND)です。海が繋がっているのに汚染源がある福島産だけから見つからない等はおかしな話です。サワラ等の福島産農水安物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)で実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.汚染の酷い最大産地を検査せずに、福島産春菊は検査で安全と主張する福島県
寒い日が続きます。お鍋などで春菊が活躍する時期です。福島でも春菊が栽培されています(9)。検査状況を以下に示します。
汚染が酷い伊達市産が検査されていない福島の春菊
※1(10)の数値データを元に(11)に示す手法で2月1日時点に換算
※2 旧避難区域は(12)による
※3 ●1個が春菊の検査1件を示し(13)による。
図―3 福島県産春菊の検査状況
図に示しように福島では国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(14)地域が広がっています。一方で春菊の検査は、汚染がマシな市町村を中心に検査されています。
福島県の春菊の最大産地は伊達市です(15)。図に示す様に汚染されています。しかし検査はされていません。それでも、福島県は福島産春菊は検査で「安全」が確認されたと主張しています(17)。
福島産は汚染が酷い主要産地を避けた検査で「安全」とされ、出荷されます。
3.過去最高を記録した福島県三島町産ナメコのセシウム
福島を代表する食材にナメコがあります(17)。以下に福島県昭和村産ナメコの検査結果を示します。
上昇する福島県昭和村産ナメコのセシウム
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す。
※3 日付は収穫日
図―4 福島県昭和村産ナメコの検査結果
図に示す様に、過去最高を記録しました。
福島産のセシウム含有量は上昇することがあります。過去の検査結果は「安全」であったとしても、今は分かりません。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・2ヵ月遅れで発表される検査結果。
・他所より低くでる検査で安全とされ出荷される福島産
・汚染が酷い主産地を検査しなくても、検査で安全とされ出荷される福島産
・セシウム含有量が上昇する物がある福島産
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「福島3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島県郡山市ではイチゴ狩りが楽しめます(18)。福島のイチゴは美味しいそうです(19)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(16)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
※(20)を引用
図―5 福島産イチゴが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2801.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1113報)
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月4日発表)―岩手県産ブリからセシウム、福島産は165件連続ND ―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)⇒1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:1753KB)⇒No9417
(8)農林水産部 - 福島県ホームページ
(9)特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来
(10)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日〜11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(11)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(12)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(13)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「野菜⇒さ行⇒し⇒シュンギク、シュンギク(施設)で検索
(14)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(15)福島県[伊達市]の農作物 | さやえんどう 夏秋きゅうり すもも 桃 ニラ 柿 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)(16)中のやさい編
(18)郡山いちご園 |福島県郡山市日和田町 いちご狩り
(19)松葉園 - 丁寧に育てたおいしいいちご[福島県伊達市]
(20)ヨークベニマル/お店ガイド
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