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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月30日発表)―茨城産シラウオからセシウム、福島産は254件連続ND ―
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2019/02/04(月) 19:48:05 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。1月28日に2018年11月16日までの食品中の放射性セシウムの検査結果がほぼ2ヶ月半遅れで発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先回に続き今回もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。しかも市場流出です。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数894件中2件の基準超え
A平均は、1キログラム当たり4ベクレル、最大210ベクレル(福島県産クリタケ)。
事故から8年近く経てセシウム汚染食品が市場流出する福島産
※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
※3 基準超えは全てが野生キノコ
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(1月30日発表分)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
今週の発表から
・茨城産シラウオからセシウム、福島産は254件連続ND
・汚染が酷い最大産地を検査せずに、福島産安全は検査で安全と主張する福島県
・上昇する福島産トチモチのセシウム
などの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。
1.茨城産シラウオからセシウム、福島産は254件連続ND
愛知県の検査で茨城県産シラウオからセシウムが見つかったと発表がありました(7)。以下に福島産と茨城産の検査結果を示します。
茨城産からは見つかっても福島産からは見つからないシラウオのセシウム
※1(1)を各県が実施した検査について集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 ()は検査先で、愛知県内は愛知県および名古屋市
※3 日付けは捕獲日
図―2 シラウオの検査結果
茨城県が検査した淡水(河川、湖沼で採れた)シラウオと愛知県内ほぼ一致しており、愛知県が淡水を主に検査したと考えれば、両者は一致しており検査は正しいと言えます。茨城産は海で採れたシラウオからみセシウムが見つかっています。一方で福島産シラウオからは見つかっていません。厚生労働省の発表(1)を数えると254件連続で検出限界未満です。海が繋がっているのに汚染源がある福島産から見つからない等はおかしな話です。シラウオ等の福島産農水安物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)で実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.汚染が酷い最大産地を検査せずに、福島産春菊は検査で安全と主張する福島県
寒い日が続きます。お鍋が美味しい季節です。鍋物に欠かせないのが春菊です。福島でも春菊が栽培されています(9)。検査状況を以下に示します。
汚染が酷い伊達市産が検査されていない福島の春菊
※1(10)の数値データを元に(11)に示す手法で2月1日時点に換算
※2 旧避難区域は(12)による
※3 ●1個がニラの検査1件を示し(13)による。
図―3 福島産ニラの検査状況
図に示しように福島では国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(14)地域が広がっています。
福島県の春菊の最大産地は伊達市です(15)。図に示す様に汚染されています。しかし検査はされていません。それでも、福島県は福島産春菊は検査で「安全」が確認されたと主張しています(17)。
福島産は汚染が酷い主要産地を避けた検査で「安全」とされ、出荷されます。
3.上昇する福島産トチモチのセシウム
販売されていた福島産トチモチから基準超セシウムが見つかったと発表がありました(18)。福島産セシウム汚染食品の市場流出です。以下にこれまでの検査結果を示します。
上昇する福島産トチモチのセシウム含有量
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す。
※3 日付は捕獲日
図―4 福島県トチモチの検査結果
図に示す様にしばらくは1キログラム当たり40ベクレル以下が続いたのですが、急に上昇して基準超です。そしてセシウム汚染食品として市場流出です。
福島産のセシウム含有量は上昇することがあります。過去の検査結果は「安全」であったとしても、今は分かりません。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・2ヶ月半遅れで発表される検査結果
・他所より低くでる検査で安全とされ出荷される福島産
・汚染が酷い主産地を検査しなくても、検査で安全とされ出荷される福島産
・セシウム含有量が上昇する事がある福島産
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島県郡山市産米の全量全袋検査が115万件を超えました(19)。同市は人口約33万人なので(20)、市民が食べるには充分な量です。同市のお米はあさか舞と言って、美味しいお米です(21)。「安全」なので2011年産米ですが学校給食に使われました(22)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
※(23)を引用
図―5 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2796.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1110報)
(4)めげ猫「タマ」の日記 - FC2 BLOG 管理ページ
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)⇒1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:964KB)⇒No920
(8)農林水産部 - 福島県ホームページ
(9)特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来
(10)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日〜11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(11)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(12)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(13)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「野菜⇒さ行⇒し⇒シュンギク、シュンギク(施設)で検索
(14)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(15)福島県[伊達市]の農作物 | さやえんどう 夏秋きゅうり すもも 桃 ニラ 柿 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)(16)中のやさい編 [PDFファイル/173KB]
(18)(3)⇒検査結果(PDF:137KB)⇒No377
(19)ふくしまの恵み
(20)郡山市の現住人口/郡山市
(21)郡山の味自慢「あさか舞」/郡山市
(22)JA郡山市|事業PR
(23)イトーヨーカドー 郡山店
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