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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月23日発表)―群馬産汚染シイタケが流通、出荷制限は無し、発表は105日後―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2786.html
2019/01/27(日) 19:46:36 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。1月23日に2018年10月12日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が103日遅れで発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先回に続き今回もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。しかも市場流出です。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数 741件中8件の基準超え
A平均は、1キログラム当たり7.2ベクレル、最大1,600ベクレル(福島県産イノシシ)。
事故から8年近く経て市場流出が続くセシウム汚染食品
※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(1月23日発表分)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
福島産から基準超が見つかっています。今回の発表を解析すると
・群馬産汚染シイタケが流通、出荷制限は無し、発表は105日後
・福島産ブリは155件連続ND。岩手、宮城、茨城、千葉産はセシウム
・汚染の酷い最大産地を検査せずに、福島産春菊は検査で安全と主張する福島県
・過去最高を記録した福島県三島町産ナメコのセシウム
特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。
1.群馬産汚染シイタケが市場流通、出荷制限は無し、発表は105日後
国立医薬品食品衛生研究所の検査で、市場で売られていた群馬県片品村産シイタケから国の基準(6)を超える1キログラム当たり150ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました。検査は2018年10月10日に終っていたのですが、発表されたのは105日後の1月23日です(7)。しかも、出荷制限も自粛もありません(8)。
セシウム汚染食品が見つかっても、発表は100日以上の先のばしで、出荷制限も自粛も無しです。セシウム汚染食品が市場流出しても野放しにするのが安倍出戻り内閣のやり方です。
2.福島産ブリは155件連続ND。岩手、宮城、茨城、千葉産はセシウム
1月14日の記事で、福島産ブリはセシウムが見つからないのに、岩手、宮城、茨城、千葉産はセシウムが見つかる旨を記事にしました(9)。その後に新たな検査結果が発表されました。以下に示します。
隣県では見つかっても福島県の検査では見つからない福島産ブリのセシウム
※1(1)を各県が実施した検査について集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
図―2 ブリの検査結果
岩手県産ブリは新たに2件でセシウムが見つかったと発表されました(10)(11)。一方で福島産は10件全てで検出限界未満(ND)です。先回発表と合わせ155件連続で検出限界未満(ND)です。
海が繋がっているのに汚染源がある福島産だけから見つからない等はおかしな話です。ブリ等の福島産農水安物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(12)で実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.汚染の酷い最大産地を検査せずに、福島産春菊は検査で安全と主張する福島県
寒い日が続きます。お鍋などで春菊が活躍する時期です。福島でも春菊が栽培されています(13)。検査状況を以下に示します。
※1(14)の数値データを元に(15)に示す手法で1月1日時点に換算
※2 旧避難区域は(16)による
※3 ●1個が春菊の検査1件を示し(17)による。
図―4 福島県産春菊の検査状況
図に示しように福島では国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(18)地域が広がっています。一方で春菊の検査は、汚染がマシな市町村を中心に検査されています。
福島県の春菊の最大産地は伊達市です(19)。図に示す様に汚染されています。しかし検査はされていません。それでも、福島県は福島産春菊は検査で「安全」が確認されたと主張しています(21)。
福島産は汚染が酷い主要産地を避けた検査で「安全」とされ、出荷されます。
3.過去最高を記録した福島県三島町産ナメコのセシウム
福島を代表する食材にナメコがあります(22)。以下に福島県三島町産ナメコの検査結果を示します。
過去最高を記録した福島県三島町産ナメコのセシウム
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す。
※3 日付は収穫日
図―5 福島県三島町産ナメコの検査結果
図に示す様に、過去最高を記録しました。
福島産のセシウム含有量は上昇することがあります。過去の検査結果は「安全」であったとしても、今は分かりません。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・105日遅れで発表されるセシウム汚染食品市場流出、出荷制限もありません。
・他所より低くでる検査で安全とされ出荷される福島産
・汚染が酷い主産地を検査しなくても、検査で安全とされ出荷される福島産
・セシウム含有量が上昇する物がある福島産
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「福島3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島県会津若松市ではイチゴ狩りが楽しめます(23)。同市辺りのイチゴは身の詰まったしっかりした食感で、食べると果汁が溢れるそうです(24)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県会津若津市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
※(25)を引用
図―6 福島産が無い福島県のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2786.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1105報)
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月22日発表)―福島県南会津町産チチタケは73(Bq/kg)、福島県検査は31(Bq/kg)―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「3 国立医薬品食品衛生研究所の検査結果⇒検査結果(PDF:41KB)
(8)群馬県 - 県産「きのこ(原木栽培)」「野生きのこ・山菜類」出荷制限・自粛情報
(9)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月10日発表)―岩手県産ブリからセシウム、福島産は145件連続(ND)―
(10)食品中の放射性物質の検査結果について(第1103報)⇒1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:629KB)⇒N046
(11)食品中の放射性物質の検査結果について(第1104報)⇒1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:1275KB)⇒No4674
(12)農林水産部 - 福島県ホームページ
(13)特産品情報 | 地区別くらし情報 伊達地区 | JAふくしま未来
(14)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日〜11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(15)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(16)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(17)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(18)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「野菜⇒さ行⇒し⇒シュンギク、シュンギク(施設)で検索
(19)福島県[伊達市]の農作物 | さやえんどう 夏秋きゅうり すもも 桃 ニラ 柿 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)(20)中のやさい編
(22)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(23)フルーツランド北会津
(24)いちご | JA会津よつば
(25)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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