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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月22日発表)―福島県南会津町産チチタケは73(Bq/kg)、福島県検査は31(Bq/kg)―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2784.html
2019/01/25(金) 19:43:19 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。1月22日に2018年10月5日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が109日遅れで発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数1,114件中1件の基準超え
A平均は、1キログラム当たり2.5ベクレル、最大210ベクレル(福島県産キノコ加工品)。
※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(1月22日発表分)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
福島産から基準超が見つかっています。今回の発表を解析すると
・福島県南会津町産チチタケは73(Bq/kg)、福島県検査は31(Bq/kg)
・汚染の酷い最大産地を検査せずに、福島産ニラは検査で安と主張する福島県
・福島県福島市産の清涼飲料から突然のセシウム
特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。
1.福島県南会津町産チチタケは73(Bq/kg)、福島県検査は31(Bq/kg)
国立医薬品食品衛生研究所の検査で、福島県南会津町産チチタケから1キログラム当たり73ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(7)。以下に検査結果を示します。
他に比べ低く出る福島県の南会津町産チチタケの検査結果
※1 (1)を各県の検査を集計。
※2 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す
※3 日付は収穫日ないし購入日
※4 「福島県」は福島県農業総合センター、「福島県外」は国立医薬品食品衛生研究所が検査を実施
図―2 福島県南会津町産チチタケの検査結果
図に示す通り福島県の検査では1キログラム当たり60ベクレル以上の物は無く、直近の検査では31ベクレルでした。同じ物を検査しているのに、福島県の検査は低くでます。
チチタケにしろ、野生鳥獣を除く福島産農林水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、福島県農林水産物に属する福島県農業総合センター(8)が全てを実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低く出る検査で「安全」され出荷されます。
2.汚染の酷い最大産地を検査せずに、福島産ニラは検査で安と主張する福島県
福島を代表する冬野菜にニラがあります(9)。福島県伊達市が福島県最大の産地です(10)。以下に示します。
福島県伊達市産ニラを検査していない福島県
※1(11)の数値データを元に(12)に示す手法で1月1日時点に換算
※2 旧避難区域は(13)による
※3 ●1個がニラの検査1件を示し(15)による。
図―3 福島県伊達市
図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベル(14)を超える地域が広がっています。同市は旧避難区域に隣接し、市内には特定避難勧奨地点が設定されました(15)。福島のニラは避難地域にならかた地域としては最も汚染が酷い福島県伊達市が最大産地です。確り検査して欲しいのですが、福島県は図に示す通り検査していません。それでも、福島県は福島産ニラは検査で「安全」を確認したと主張しています(17)。
福島産は汚染が酷い最大産地を避けた検査で「安全」され出荷されます。
3.福島県福島市産の清涼飲料から突然のセシウム
福島県福島市で製造された清涼飲料水から1キログラム当たり4.4ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(19)。以下に、ジュース・酒類を除いた福島県福島市産飲料の検査結果を示します。
※1 (1)を各県の検査を集計。
※2 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す
※3 日付はサンプル日
図―4 福島県福島市産飲料の検査結果(ジュース・酒類を除く)
突然のセシウムです。飲料の基準値は1キログラム当たり10ベクレルです(6)ので注意が必要です。福島産飲料を飲むとセシウムを飲むリスクを負います。
福島県郡山市産サツマイモからセシウムが見つかったと発表がありました(20)。以下に検査結果を示します。
突然にセシウムが見つかった福島県郡山市産サツマイモ
※1 (1)を各県の検査を集計。
※2 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す
※3 日付は収穫日
図―5 福島県郡山市産サツマイモの検査結果
図に示す様に突然のセシウムです。
福島産は突然に上昇することがあります。過去の検査結果は「安全」であったとしても、今は分かりません。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・109日遅れで発表される検査結果
・他所より低くでる検査で安全とされ出荷される福島産
・汚染が酷い主産地を検査しなくても、検査で安全とされ出荷される福島産
・セシウム含有量が上昇する事がある福島産
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島県福島市ではイチゴ狩りが楽しめます(21)。同市はイチゴの季節です。福島のイチゴは美味しいそうです(22)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
※(23)を引用
図―6 福島産イチゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2784.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1104報)
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月18日発表)―宮城産マダラからセシウム、福島産は404件連続ND―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「3 国立医薬品食品衛生研究所の検査結果⇒検査結果(PDF:37KB)⇒No5」
(8)農林水産部 - 福島県ホームページ
(9)冬 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(10)福島県[伊達市]の農作物 | さやえんどう 夏秋きゅうり すもも 桃 ニラ 柿 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス
(11)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日〜11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(12)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(13)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(14)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「野菜⇒な行⇒に⇒ニラ、ニラ(施設)で検索
(15)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)(16)中のやさい編 [PDFファイル/173KB]
(18)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:153KB)
(19)(18)中のNo356
(20)(18)中のNo251
(21)いちご狩り2019 ? 一般社団法人福島市観光コンベンション協会公式ページ
(22)松葉園 - 丁寧に育てたおいしいいちご[福島県伊達市]
(23)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
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