http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/765.html
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「原発事故の村に乳牛戻る 8年ぶり生乳出荷 福島 葛尾村」 (NHK 2019/1/11)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190111/k10011774801000.html
原発事故の影響で乳牛がいなくなっていた福島県葛尾村の牧場が復活を果たし、8年ぶりに生乳の出荷を再開しました。
福島県葛尾村にある「佐久間牧場」は東京電力福島第一原発の事故の前、多いときで乳牛およそ130頭を飼育し、一日2500リットル以上の生乳を出荷していましたが、事故のあと乳牛はすべていなくなりました。
経営者の佐久間哲次さんは去年、北海道でホルスタインを購入して事故前と同じ場所で再び酪農を始め、佐久間さんによりますと、県や村の16回にわたる検査の結果、生乳の安全が確認されて、11日、8年ぶりに生乳の出荷を再開しました。
出荷されたのは9日から11日朝にかけて絞られた600リットルで、タンクに入れられトラックで運ばれていきました。
牧場では今後、子牛が20頭前後産まれる見込みで、出荷量は徐々に増える予定だということです。
佐久間さんは「ようやくこの日が来たという思いです。これから牛たちとおいしい福島の生乳を届けていきたい」と話していました。
福島県内ではこのほか楢葉町と川俣町山木屋地区の避難指示が解除された地域でもすでに生乳の出荷が再開されています。
-------(引用ここまで)-----------------------
葛尾村と言えば、2年ほど前にフレコンバッグの山の隣りで稲刈りをする様子が報道され、
世界中に衝撃を与えました[1]。
昨年末の原子力規制委員会の調査ではセシウム合算で7万Bq/kgを超える
とんでもない土壌汚染が検出されています[2]。
避難した住民は被ばくを恐れ、全体の1-2割しか帰還していません。
本来なら半永久的に立入りを禁止すべき汚染地帯です。
そんな超汚染地域で乳牛を飼育するのは狂気の沙汰です。
そのままでは売れませんから、他県産とブレンドして売るのでしょう。
こんなことをやっていては、どんどん被ばく被害が深刻になる一方です。
(関連情報)
[1] 「福島汚染土 仮置き依然1000ha 営農再開の足かせ」 (毎日新聞 2016/11/15)
https://mainichi.jp/articles/20161115/k00/00e/040/206000c
[2] 「環境土壌モニタリングの結果」 (放射能モニタリング情報 原子力規制委員会 2018/12/7)
http://radioactivity.nsr.go.jp/en/contents/14000/13145/24/482_20181207.pdf
[3] 「【更新】村内の放射線量について」 (かつらお村)
https://www.katsurao.org/soshiki/1/14.html
[4] 「酪農再開も効果無し、帰還が進まない福島県葛尾村(めげ猫「タマ」の日記)」
(阿修羅・赤かぶ 2018/9/17)
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/324.html
[5] 「チェルノブイリ事故から30年、ミルクから多量の放射性物質が検出される」
(sign 2016/5/11)
http://sign.jp/f0bf79a4
[6] 「原乳出荷制限を一部地域で解除 (NHK)」 (拙稿 2016/12/28)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/205.html
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