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中央構造線上で巨大地震が繰り返される中、同断層上の原発は安全だと広島高裁
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201809250000/
2018.09.26 櫻井ジャーナル
広島高裁の三木昌之裁判長は9月25日、同高裁の野々上友之裁判長が昨年(2017年)12月13日に出した四国電力伊方原発3号機の運転差し止め決定を取り消した。
野々上裁判長は「阿蘇山(熊本県)の噴火で火砕流が原発敷地に到達する可能性が十分小さいと評価できない」としていたが、三木裁判長は阿蘇山の破局的噴火の「頻度は著しく小さく」、「発生の可能性が相応の根拠をもって示されない限り、想定しなくても安全性に欠けないとするのが社会通念」だと主張している。
頻度が小さければ安全と見なせるという主張は東電福島第一原発が過酷事故を引き起こす前にも言われていたこと。また地震や火山の噴火を相応の根拠をもって示す能力を人間は持っていないのが実態。首を穴の中に突っ込んで周りが見えない状態なら安全だと言っているに等しい。
阿蘇山の問題が議論された理由は2016年4月に熊本県で震度7という巨大地震が2度、立て続けに起こったことにあるのだろう。そのほかに震度6強や6弱の地震も複数回発生している。勿論、震度6も大きな地震だ。1948年の福井地震まで震度の最大値は6だった。
震度7を記録したのは1995年1月の兵庫県南部地震、2004年10月の新潟県中越地震、11年3月の東北地方太平洋沖地震(福島第一原発を破壊した)、そして熊本県における14年4月14日と16日の地震。その後、2018年9月には北海道胆振東部地震も震度7を記録、北海道全域が停電になった。1995年から大きな地震が頻発している印象を受けるが、その中でも熊本県の2回連続の地震は不気味だ。
1990年代から太平洋周辺で地殻変動が活発化しているという噂を聞くようになった。マグマの上昇が海水温上昇の原因だという説も唱えられている。2017年にはイエローストーンの周辺で地震が頻発、野生生物が暴走するなど何らかに異変が起こっているのではないかと話題になった。
イエローストーンはアメリカの国立公園として有名だが、巨大カルデラ。最大級の噴火があったなら少なくともアメリカの西半分は壊滅、地球全域に深刻な影響を及ぼすことは確実。それほどではないが、阿蘇山も大きな影響があるはずだ。環太平洋の地殻は危険な時期に入っていると言えるだろう。
2016年の熊本地震は中央構造線という巨大断層が動いたと見られているが、その上に伊方原発や川内原発はある。大きな揺れの地震は日本列島のどこで起こっても不思議ではないのだが、断層の上に建造物があれば地盤のずれで崩壊する。そこに断層の恐ろしさがある。
福島第一原発の事故で情報は封印され、補償は国民に押しつけられ、政治家、官僚、電力会社の幹部はほとんど責任をとっていない。検察は原発建設に抵抗した人物を厳しく攻撃するが、推進派には寛大。つまり、検察も原発事故では加害者側だ。
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