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茨城県大洗町にある高速増殖炉常陽は大丈夫か?
MOX燃料を使っています。高速増殖炉であるため、水での冷却ではなく液体ナトリウムを使っています。
炉心は改造が重ねられていて、現在の炉心は3代目。
大洗町は霞ケ浦の北側です。中央構造線が太平洋に抜ける位置の少し北側にずれた位置に常陽は立地している様子です。
MOX燃料はプルトニウムを多く含むため、数百年の冷却が必要だとされます。原子炉から出しても発熱が収まらないのです。高熱を発する状態が数百年続くため、地下に埋設処分ができません。中性子線を多く出す状態が非常に長期間続くのです。この期間は数百年では済まない長期にわたります。そのため、原子炉から出した後は、大きなプールで数百年冷却が必要とされています。しかし、水が無くなれば、中性子線を遮蔽できませんから、その後は人間が近づくことができません。現在は、炉心にMOX燃料があり、ナトリウム循環で冷却しています。
液体ナトリウムでの冷却ですから、仮にちょっとでも配管が痛み、そこから液体ナトリウムが漏れて、大気に触れると一気に燃え上がります。そのため、配管がある部屋は窒素充填されているのですが、大きな地震が起これば建物にひびが入ります。当然配管も痛みます。水をかければ、それこそ大爆発を起こすのがナトリウムですから、水で消火はできません。よって、建物にひびが入り、ナトリウム漏れが起こると、もうお手上げです。関東から東北は、完全な無人地帯となるしかありません。
更に、仮に外部からの電力供給が止まると、もともとの発熱量が大きいため、メルトダウンに至る時間がとても短いのです。当然、外部電力供給が途切れた場合の対策として、非常用ディーゼル発電機があるでしょうが、その発電機自体が故障してしまう可能性もありますし、なによりも津波が問題です。大津波で燃料タンクなどが流されてしまう可能性もありますし、燃料の送油管が地盤の異常で故障してしまう可能性もあります。
1970年代に運転開始をしていて、その後、炉心の改造が2回されています。しかし、炉心の壁などは中性子線などを浴びて、非常に強い放射能を帯びるようになっていたはずです。そのため、かなり無理をして炉心の改造をしていた可能性があります。
常陽は廃炉処理に入っていません。単に運転休止しているだけです。もんじゅは廃炉が決まり、炉心からのMOX燃料取出しが始まりつつあるのですが、常陽はそうではありません。何よりも危険なのが、ナトリウム冷却です。一度、ナトリウム漏れが発生してしまうと、そして、そこへ大気が侵入すると、もうお手上げなのですから。水での冷却なら、水漏れが起こったからと言ってそれがそのまま火災になるわけではありません。
常陽も廃炉にし、MOX燃料をプールへ移すべきではないのでしょうか。
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