http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/327.html
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1999年製作のドキュメンタリー映画「ブッダの嘆き Buddha Weeps in Jaduguda」
(シュリプラカシュ監督 クリティカ&ビルサ製作 56分)がネットで視聴できるので、
ぜひご覧下さい。
「Buddha Weeps in Jaduguda (Ragi: Kana: Ko Bonga Buru)」 (YouTube Kritika productions)
https://www.youtube.com/watch?v=FxO_LlHaYvs
英語版ですが資料[1]に日本語訳が載っているので、それを読めば理解できます。
「見たこともない病気に苦しむ子どもたち ウラン採掘と核廃棄物投棄で周辺の先住民に深刻な被害」
([2]より引用)
------(引用ここから)-------------------
“ブッダ生誕の地”ともいわれるジャドゥゴダは、インドのビハー ル州南部シンガハム地方にあり、先住民が多く住む地域。インド で唯一のウラン鉱山があります。ウランを採掘・製錬する国営の ウラン公社(UCIL )は、廃棄物を野ざらしのまま投棄、近隣の住民 のあいだにはガン、白血病、流産・死産、奇形、先天異常、皮膚 疾患など深刻な病気が広がっています。
ジャドゥゴダにウラン公社がやってきたのは1962年、いまから40 年近く前のこと。以来、ウラン公社は、鉱山や製錬所から出る廃 棄物や廃液を何ら処理せず、投棄ダムをつくって野ざらしのまま投棄し、たれ流しつづけてきました。 いまでは他の核施設からの廃棄物の投棄場にもなっています。
周囲には、5キロ以内に15 の村があって約3万人が住み、15キロ以内では42の村に7万5000人が住んでいます。そんなまっただなかに核廃棄物が野ざらしのまま投棄されているのです。
乾燥すれば砂嵐となって村々を襲い、雨が降れば水浴や洗濯など生活に使う川へと流れ込むという状態がいまも続いています。 深刻なのは村人たちのあいだに、それまで見たこともない病気が広がっていることです。
ウラン鉱山で働いていた人はも とより、村人のあいだに皮膚疾患が広範に広がり、ガンや白血病が多発しています。女性たちのあいだでは流産・死産があたりまえになっています。1 キロ以内の7つの村では、47%の女性が月経不順で、18 %がここ5年以内に流産か 死産を経験し、3分の2が不妊を訴えているとの調査もあります。 さらに生まれながらに重い障害を持つ子どもたちが増えています。 骨の奇形で手足の指が多かったり少なかったりする子どもたち、小頭症、水頭症、ダウン症などが広がっているのです。
住民たちはジャルカンディー反放射能同盟を結成して、ウラン公社を追及し、医療援助や補償を求めていますが、ウラン公社はいまなお「安全だ」とくり返すだけで、 村人たちには最低限の医療すら提供されていません。それどころか、 村人たちの畑をとりあげ、家をブルドーザーで押し壊して、新たな投棄ダムの建設を強行するなど、 住民無視の姿勢を変えていません。
------(引用ここまで)-------------------
ジャドゥゴダの汚染については、京大・小出裕章氏のグループが詳しい測定を行なっています[3]。
ショックだったのは、これだけ深刻な健康被害を出したウラン鉱滓池の土壌汚染が
最大7000Bq/kgだったことです。
日本では8000Bq/kgまでの汚染土を再利用という名目で日本全国にバラ撒こうとしています。
また福島第一原発では、鉱滓よりもはるかに高純度のウラン燃料がすべてメルトアウトし、
格納容器の底を貫いて環境に漏出しており、地下水や海洋の汚染が心配されています。
いったいこれから日本で何が起きるのか、それを考えると夜も眠れません。
(関連情報)
[1] 「ブッダの嘆き」 (月報パシフィカ 2000年4-6月特集号)
http://www.eizoudocument.com/06genpatsu/FILMjadugodabook.pdf
[2] 「見たこともない病気に苦しむ子どもたち
ウラン採掘と核廃棄物投棄で周辺の先住民に深刻な被害」
(ブッダの嘆き基金(ジャドゥゴダ核被害者を支援する会))
http://www.jca.apc.org/~misatoya/jadugoda/jadugodavic.html
[3] 「インド、ジャドゥゴダ・ウラン鉱山周辺環境の放射能汚染」
(京大原子炉・原子力安全研究グループ)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/100/PDF/GK38.pdf
[4] 「インドのウラン鉱山周辺の子どもたち(とある原発の溶融貫通(メルトスルー))」
(阿修羅・赤かぶ 2014/7/11)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/292.html
[5] 「地面を這い、死んでいく子供たちの謎−印ウラン鉱山の村 (Bloomberg)」
(阿修羅・五月晴郎 2014/7/12)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/307.html
[6] 「映画「イエロー・ケーキ」のチルナー監督/原発リスク 負うのは社会/
世界のウラン採掘現場取材 被ばく実態など描く」 (阿修羅・gataro 2012/1/30)
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/590.html
[7] 「ウラン燃料になるのは採掘量のわずか8万分の1 膨大な放射性残土 深刻な汚染
CO2も大量排出 クリーンエネルギーは大嘘」 (拙稿 2016/6/21)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/880.html
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