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五年位前に小沢の二度の政権交代に学ぶとして交流を始め、国民連合政権構想まで発表したのはその表れだと思うし、ここ最近の選挙での他の野党への心配りは目を見張るものがあるが、一年位前に小沢が言ったように政権交代を果たすにはあと一歩の変化が必要であり、それが共産主義の匂いを消す事で、看板や機関紙がそのままでは、民主主義革命も暴力革命なんでしょと受け止められても仕方がなく、厳しい言い方をすれば、正に羊頭狗肉である。
幹や枝葉の部分の努力は国民にも伝わっているが、共産とは組めないとトロイの木馬だけでなく真面目な野党議員も言うのはそこで、肝心なのは根っこの部分なのである。
汚職で騒がれた議員が離党して無所属になりほとぼりがさめたら自民党に戻るという事を何度となく見せられてきた国民は空手形だけでは動かず、面白い試みだったが共産現職が無所属で立候補して樽床にすら勝てずに終わったのは、それと同じである。
据え膳食わぬは男の恥ではないが、共産党は本気で根本から変わって馬鹿から政権を奪い取らなければ駄目である。
共産主義の為に政治があるのではなく、政治の手段として共産主義があり、手段を硬直的に考えては駄目である。
時代と場所と局面に合わせてそれらはチョイスされたりブレンドされるべきもので、軍国主義が台頭してきた時は、それを封じる行動が必要で、イデオロギー論争をしている場合ではないのである。
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