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チャップリンの映画にも登場するアメリカとメキシコの国境。
チャップリンはそこを徒歩で越えてメキシコ入りするわけだが、
現在では国境警備は厳しく簡単に通り抜けはできない。
では何故、わざわざ壁まで建設する必要があるのか。
アメリカの俗語にはウェット・バックという言葉があり、メキシコ人が背中を濡らして(長時間、太平洋を背泳ぎしながら)国境を渡ってくるという都市伝説を表わしているが、壁をたてても他の方法での入国が増えるだけのことではないか。
だいたい壁の建設に費やされる膨大な税金のほとんどが、現地で雇われる労働者であるメキシコ人の収入にかわるだけの話であり、その金がメキシコに送金されてメキシコの国富につながることを考えれば、なんとも意味のないことである。
そんな原始的な対策をするより、国境付近に衛星対応のレーダーを整備して違反者を自動的に追撃して拘束することを可能するシステムを維持すればいい。少なくとも国境に壁を0から建設するよりはずっと安価で、また労働力をメキシコ人に奪われない点でもずっと気の利いた技術だろう。
私はトランプの提唱する国境封鎖案というものが、もしかすると海や空の路が途絶えたときに米国人をメキシコへ避難させないための盾になることを想定しているのではないかと想像している。そして米国内でノアの箱舟にのせられるのは黒人やヒスパニックをはじめとするマイノリティーになるのではないか、ということも。トチ狂った夢想事だと笑えるだろうか、市民戦争はもう始まっているというのに。
さて本題。
昨年12月に、現役のスタンフォード大学の物理学教授である中国人ザン博士が自宅で死亡する事件がおきた。
フォーブスが「陰謀説」を一早く報道したことでも話題となる眉唾な自殺であった。息子夫妻が博士号をとるためにオックスフォード大学に留学中のことであり、自身の主導するテク企業が軌道にのり、またノーベル賞候補の内定話が飛び込むその時期に自殺というのは確かに考え難いことだ。
統一教会はそれについてどう報道したか。
ムーニーはこう語る。ザン博士は米国市民権を持ちながらも中華人民共和国のエージェントとして工作に加担しており、それは米国の産業技術の情報を盗みだして国家に貢献することであった。任期は2025年まで続行される計画になっており、そこを嗅ぎつけたFBIとの間で諍いが起こっていた。
そしてその争いの渦中で、アメリカ国家と中国政府のスパイ活動の板挟みになる形で自殺がおきたのだ、と。
統一教会が、そんなことを一般メディアで発表することも時代の変化である。
実際、今年にはいって、アメリカはとうとう中国ハイテク企業の代表格であるファーウェイを情報詐取や詐欺などの刑事事件の主犯として告訴する段階にはいっている。
もしかすると、ザン教授は近々逮捕されるような警告でも受けていたのかもしれない。
我々にとって不思議なこととは、どうしてここまで鍋の中が煮詰まるまでに、米国はまともな法廷処置を施してこなかったのか?ということである。いままでさんざん、国境をほったらかしにするかのように、中国人による情報詐取をやりたい放題にしておいて、ここまで状況を危機的なところまで悪化させながら、なぜ急にFBIは動くようになったのか?
アメリカはわざと追い詰められるまで、たとえば911のような事件がおきるまで、知らないフリをしている。中国の国家機関からのハッキングを受けながら報復一つしない。中国人が企業や大学から機密情報を盗み出し続けても調査や逮捕に踏み切らない。昨年にやってやっと重い腰をあげだした・・・・・この亀のようなプロセスのココロとは、やはり中国の軍事力への買い被りが一つには影響していたはずだ。
今、無理矢理、シリアを終結にもっていくトランプの狙いは間違いなく、中国を標的にすることにある。もう中東の片手間にハオハオ軍団を相手にするような余裕はなくなったのだ。
これからも米中の摩擦は高まる。しかし、チベットよわ―はすでに数年前にこの先の予言をしている。中国には大国との長期戦を戦う力はない。それははっきりとしている。
米中全面戦争はおこらないのである。中国はニュースウィークが大特集したように800年の歳月を経て世界の覇権を手にするのか?そんなことは現実化しない。中国は遅かれ早かれ、自国内の反乱と諸外国からの放置によって滅びる運命にある。
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