http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/536.html
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元ソ連の諜報員であるセルゲイ・スクリパリがイギリスのストーンヘンジ近郊の田舎町にあるショッピング街で何者かによって毒ガス攻撃を受け、娘もろとも意識不明の重体に陥るニュースが世界中をかけめぐったのが今年の三月。
これまでにもロシアの国益に背く活動をした元諜報員が謀殺されてきたこともあり、下手人はあがらないままながらもロシア政府が目論んだスクリパリ暗殺のシナリオが国際社会の信ずるところとなっていた。(スクリパリはイギリスで買収され逆スパイとして活動していたことで有罪判決を受けロシアで服役していたがスパイ囚・トレードでイギリスに釈放されていた)
わ〜たし〜は やってない〜
潔白ダ〜〜〜〜〜
ロシアは断固として関与を否定。誰がどう見てもバレバレの暗殺未遂なのにかかわらずあくまでシラを切りとおす。
それから五か月。一応は部外者であるはずのアメリカが非道な化学兵器の民間使用を国際法違反だと突然いいだし、8月22日からの制裁処置を発表した。
事件は未解決であり、犯人が捕まりポケットからピロシキがでてきたわけでもなければ、目撃者がウシャンカをかぶった死ぬほどあか抜けない不審な二人組が立ち去るのをみたとか、そういうことはなかったのだ。
見切り発車で国家政策を決定するアメリカ、そういう時期にきているのかもしれない。
アメリカは特殊な化学・生物兵器を非常に嫌う。他国の事情にまで首を突っ込んで「コラー」というのだが、こないだの金正男をVXガスで殺す指令をだした親玉とシンガポールで会談したときには何も触れなかったようだ。
(私は金正恩がシンガポールにいきたがらないのは、ズバリ、このことを掘り起こされて下手すると逮捕されることを恐れているからだ!と世界でただ一人正しい分析をした。そして中国の仲介でその危険性がなくなってから再度会見の約束がされた、そこまで的中させた。)
今回の「決定的証拠を欠い」ていながらもロシアの謀殺を非難する形で行う制裁には私の投稿を読んできた人ならだれでもわかるだろうが、伏線があった。
それが中国で米国外交官を襲った電磁波による攻撃である。昨年キューバではじめて問題になったときは現地のキューバ政府が公式に関与しないことを誓ったのにもかかわらず、北米のキューバ大使達を本国に送り返す措置で報復策をとった。ところが今年にまったく同様の電磁波被害により米国外交官が中国で次々に倒れ脳に障害をきたす事件がおきたときには「中国政府への調査依頼と警告」のまま足踏みして直接の制裁には挑まなかった。国務長官はしびれをきらして記者会見を開き「キューバと中国のケースは全く同一だ。中国でも電磁波でやられたんだ」と暴露におよんだが、それでもトランプは重い腰を上げることがなかった。
わ〜たし〜はやってない〜
潔白だ〜〜〜〜〜〜
というプーチンやボルトニコフの二枚舌に5か月もたっていきなりダウトをつきつけ制裁予告に至ったのは、一つに東側の使用する陰湿な隠れ兵器を中国へ牽制しそこなったツケであり、そして時節的にはイランへの制裁を発表したことで、オバマ時代にはその後ろ盾になってアメリカのイラン制裁(もしくは先制攻撃)の邪魔だてをした恨みのあったロシアを敵にする都合がでてきたということである。
普通に大手新聞の一面記事をみてさえいればこれくらいの情勢解説くらいは小学生にでもできるが、実際、私がここで書いていることは非常に特異な一部のマイノリティーの言説でしかない。むろん、それがホンモノである。
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