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リバティー研究所の宇野正美は公務員時代に暇を利用しては聖書を読み解き現代の中東問題を理解する鍵を得て開悟、自称ユダヤの専門家として情報商売をはじめた脱サラのオッサンである。
おそらく国内において、この手の商売をしている人間の中でも最古参の部類ではないかと思う。よくもまあ、口先だけでファンを獲得してはこれだけ長い間、たいした情報や知識もないのにやってこれたものである。その点だけは立派なものだが、それを可能にしたのは何も彼の持つ政治的な見識が優れていたり面白かったりしたことではない。
宗教の無い(同じ状態の国家は世界に3つしかない。日本、イスラエル、台湾である。#1)国では、たとえばキリスト教国でいう牧師のような精神的、霊的な指導者というものが不在なので、こういう胡散臭いながらも世界をそして人生を解説してくれるような香具師が自然と求められている。昔は天皇を中心とした国体の中に共通の聖典が存在し、その上で修身という教科があったのだが、今ではサヨクが好き放題に価値観をねじまげ、学校では国語の教員が説法できない。迷える国民は漠然とした市民意識の中で朦朧と生きていくのであり、どこかで救いを求めてはこういう類の電波のカリスマにすがりつくのである。
宇野正美はこういう。2018年。もう既にアメリカは第三次世界大戦を水面下で開戦している。
なんでそんなことをいうのか。それは情報商売をやる人間にとってはお客さんへの恒例の特典を読み上げているに等しい当たり前の行為である。
ハルマゲドン(つらいこの世の終わり)を楽しみにしているお客さんに夢を与え続けるには「戦争がはじまる」というしかないではないか。
中東の紛争を発端とした戦争が拡大して世界戦争になるシナリオの序章にすでに我々は立っている。それはアメリカがすでに開いた頁なのだ、と力説する宇野。
ところで情報売人でもなんでもない私(チベットよわー)から、ネットのどこにも書いていない面白い話を阿修羅のカルト板読者だけに進呈しましょう。ちょっと昔の話で、2001年の9月12日。つまりアメリカで9・11のテロ事件が起こった日ですね。
WTCタワーに旅客機が突っ込んだことで臨時ニュースが流れ、アメリカの各局が特別報道に切り替えてその模様を生中継しだした。これは当たり前のことです。しかし・・・・その臨時報道ははなっからおかしな構成になっていた。被災地をライブで映しながらスタジオにいるキャスターに振って返すを繰り返すのは当たり前。しかし、その日の報道はどのチャンネルも全く同様に「おかしな中東のビデオ」を燃え上がるツインタワーと交互に何度となく(おそらく50,60回くらい連続して)映していたのです。
その中東のビデオとは、パレスチナ人の子供達が笑い躍り上がってアラブ人兵士の行軍に声援を送るシーンでした。実際は911とも実行犯の出身地とされるサウジとも無関係な過去のビデオだったのですが、これを各局が同時にツインタワーの崩壊とペアにして何度も放送していたのです。誰がどうみても、あれは911をイスラム全体の仕業ということに仕立て上げるための国家号令による刷り込み工作ですよ。全テレビ局を一斉に操作するような大権力が実際にある、ということの証明でした。
その大権力は、戦争を起こす力をもつ国際的な政経界の連帯を意味します。大手のテレビ局に「このビデオを流せ」と命令して即時に実行にもっていける(おそらくそのビデオは予め用意されていたのだろうが)のは当時のブッシュ政権やCIAの指令系統も手中にしていた強力な勢力。ベンジャミンフルフォードはその主導的役割を果たしたのが故・デビット・ロカフェラーだといって本人に直接インタビューまで敢行している。ロカフェラーが911の影の指導者だというのはニューヨークの陰謀論者たちの中ででてきた説ですが、他にも軍産複合体や、ネオコンのシオニストや、世界銀行家などの存在が黒幕として噂されている。
私の知り合いであり一昨年自決したヴィクター・ソーンは「イスラエル」という言葉でその謎のXをあらわせばすべて説明がつく、と著書で展開しました。アメリカの国家の運命を左右するような決定権をイスラエルが持っているか?答えはNoでしょうが、アメリカとイスラエルの二重国籍を持つ実業家が特権階級に紛れ込んでいること、イスラエルの諜報機関が彼らと密接なコンタクト関係にあることなどは事実でしょう。
宇野正美はさすがに「ロカフェラーが黒幕」などという説はとらない。彼はユダヤ教こそが、現代の国際紛争の中心にあり、個々の人物はその代表者や敵対的代表者だとしてしか認識していない。古代宗教への理解を介さないと決して理解することができないのが現代の国際情勢なのだと言い続けている。
そして今年のトランプ政権による外交政策には、ドイツ系の血統をひくトランプだけにカルヴァン学派としての予定調和への働きかけが顕著にあらわれており、決して21世紀の枠組みにおさまることのない2000年以上にわたる歴史の落とし前をつける段階にきているというのである。それはつまり本格的な大イスラエルの復興を意味すると同時に、イスラムへの決戦のことだろう。ロシアがイスラムを保護するなら露中を相手にした大戦がはじまる。
宇野正美の元公務員だとは思い難い大胆かつ壮大な学説には感動をおぼえ、おもわずハゲに椿油を塗りたくりながらなぜてやりたい思いに駆られるが、私はいかんせん、ぬか喜びを嫌う人間である。面白い歴史の変化などは簡単に実現しない。
宇野が「もうすでに始まっている」と断言する第三次世界大戦は、おきない。
普通に考えれば子供でもわかるが、70年以上も局地戦しかできなかったのに急に世界大戦などをするだけの構えはどの大国にもないからだ。無理をいってはいかんぞ(波平風)
(#1) 共産圏は宗教国家とみなす。平坦にいえば共産主義とは全ての価値とその関連性を金(共有富の均衡点を統一の普遍時間の中に見出す合意の尺度=フィクションそのもの)に換算して表せる、そしてそれが科学であると信じる宗教である。
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