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アサドはトランプの「レッドライン」を越えた(ニューズウィーク)
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/796.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 4 月 11 日 20:11:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

アサドはトランプの「レッドライン」を越えた
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-9926.php
2018年4月10日(火)16時47分 フレデリック・ホフ(元中東特使) ニューズウィーク


サリンを使用したアサド政権への「抑止力」としてシリアの空軍基地に向けて米駆逐艦が発射した巡航ミサイル(2017年4月) Ford Williams/Courtesy U.S. Navy/REUTERS


<シリアから早期撤退したいというトランプ発言を聞いて大量殺人の欲求に火がついたのか? アメリカは、化学兵器は容認できないという言葉を実行に移すべきだ>

ダマスカス近郊で、アサド政権が一般市民を標的に、猛毒を使った化学兵器による攻撃を行った疑いがある。もしもこれが真実ならば、アサド政権という「ならず者国家によるいつもの大量殺人」では済まない。アメリカにとっては大いなる侮辱であり、ドナルド・トランプ政権の信頼性に対する重大な挑戦だ。

シリアのバシャル・アサド大統領は、シリアからの早期撤退を望むという先日のトランプの発言を聞いてこんな賭けに出たのかもしれない。シリアから早く軍を撤退させたいと考えている人間なら、化学兵器を使用しても強力な対抗策は取らないだろうと、アサドは考えたのだろう。これまで繰り返し塩素ガスを使用しても見過ごされてきたことを考えれば、尚更だ。

アサドにとってこれは、殺人依存症に浸る絶好のチャンスだったのかもしれない。標的が無防備であればあるほど、恐怖を引き起こす化学物質を使いたいという彼の欲求は高まる。

■効かなかった抑止力

1年前、アメリカはアサド政権が北西部のハーンシャイフーンの市民に対して猛毒の神経剤サリンを使用したことへの対抗措置として、シリアの軍事施設にミサイル攻撃を行った。

シリアは2013年8月にもサリンを使用している。当時のバラク・オバマ米大統領は、化学兵器の使用を「レッドライン(越えてはならない一線)を越える行為」だとしたものの、軍事介入は見送った。それでもこの時は、ロシアが仲介する形でシリアは化学兵器の廃棄に合意。合意に沿ってシリアは大量の化学物質を廃棄し、サリンもそこに含まれているはずだったが、実際は廃棄などしていなかったようだ。

そして2017年4月。シリアが再びサリンを使用したと判断したアメリカは、対抗措置として同国の(サリンを積んだ爆撃機が発射された)シャイラット空軍基地を巡航ミサイルで攻撃。これでアサドに、サリンの使用を控えるべきであることを納得させることができたように(少なくとも最近までは)見えていた。

だがアメリカが「化学兵器を使用した戦争を抑止するため」として攻撃を行った後も、アサドは繰り返し一般市民に対して塩素ガスを使用し挑戦的な姿勢を示してきた。塩素ガスは廃棄対象に含まれなかった大きな抜け穴だ。

H.R.マクマスター国家安全保障担当大統領補佐官(当時)も2018年2月にドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議、抑止が機能していないことを認めた。

トランプはすぐにでも、シリアから米軍を撤退させたいと考えているのかもしれない。だが前任者のオバマ同様、トランプもまた化学兵器使用という「レッドライン」を引いている。オバマが身をもって学んだことを、トランプもおそらく知っているのだろう。シリアで起こったことは、いずれシリア国内だけでは済まなくなると。

化学兵器使用の報道が正しければ、アサドはトランプを品定めした上で、時期や場所、相手に関係なく、何でも好きなことをしても許されると判断したことになる。そして米国防総省も、アサドを「けだもの」と呼び「大きな代償」を誓ったトランプの言葉を受けて、対抗措置を準備していることは間違いない。

アメリカは、言ったことは必ず実行する。その点にだけは、疑いが残るようなことがあってはならない。

(翻訳:森美歩)

This article originally appeared on Atlantic Council.
Frederic C. Hof is a nonresident senior fellow with the Atlantic Council's Rafik Hariri Center for the Middle East. Follow him on Twitter @FredericHof.


 

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コメント
 
1. 2018年4月11日 21:30:35 : DmBapWPJuY : WJuhJV3P97c[2]
自演ちゃんが良く言うよwwww
ベトナム・アフガン・イラクよろしく
シリア侵略やりやがった癖に何ほざいていやがるんだ
ダークサイドは
都合の良い時だけトランプさんを盾に使うんだねwww

2. 2018年4月11日 21:44:07 : 1hFwhl5XF6 : A44FqszPm3Y[620]
アサドとロシアは、東グータを攻略して、反政府軍テロリストが毒ガスを製造していた証拠を持っている。
状況の変化を見ながら、その証拠を出してくるだろう。
嘘ニュース会社は、既に終わっている。
残念でした。

3. 2018年4月12日 05:47:04 : YTlxgkbz0c : aJsUelu0j8c[1]
こんなでっち上げで、トランプがシリアを攻撃すれば、プーチンのレッドラインを超える。

4. 2018年4月12日 19:01:16 : oL2O7Rl0qE : wFtNGMQFqtg[54]
威勢良く 煽る記事こそ 不信呼び

5. 2018年4月12日 19:07:55 : MqW3FylPZg : QzYYsoWRxEw[13]
トランプさんが思わぬ事やってくれるな、どう見ても偽旗だろ、
今までの流れと一緒じゃないか。
ロシアとは争わないと思っていたのだが,
又だまされちゃったのかな?


6. 2018年4月12日 21:04:59 : RI0u5lQG7I : 2DeRJRKpVO0[1]
アメリカの自作自演の化学兵器の口実をシリアに
なすりつけてミサイルを昨年何十発もシリアに
撃ち込んだ、これを再びやるのか。

7. 2018年4月12日 23:42:21 : SHmxpx51d2 : HJlYz4UYAmk[22]

時系列を並べると、まず1、シリア政府軍による東グータ総攻撃、2、唐突にUKでの二重スパイで現在はUK籍の人物への化学物質攻撃、3、ホワイトヘルメッツ参加偽旗作戦、4、US大統領のシリア攻撃の予告となる。

 1と2の間には、シリア軍の作戦中に逃げ遅れたUK兵士の数十人がシリア軍に捕らえられていたとの報道が昨日から、イランとロシアのニュースサイトに流れている。

 UK兵士の解放はなされているのか?

 穿った見方をすると、2の自作自演行為でロシア経由での捕虜の解放のための交換条件づくりだったかもしれない。

 取引が不成立

 3が引き起こされたが、この時にイスラエルがそこにイラン民兵がいるとの理由づけでパルミアに近いシリア空軍基地へレバノン空域からミサイルを発射している。UK兵士であるとUK政府は主張するであろうが、ロシア語に堪能なイスラエル兵士が混在しているのではないか?

 偽旗作戦とイスラエルの行為にはシリア、ロシアともに怒り心頭であろうから、偽旗作戦の手打ちと捕虜の交換は不成立

 おそらく、シリア政府が捕虜交換の対価として要求しているのは、ヨルダンとイスラエル国境に巣くうテロ集団のイドリブ移送であったろう。

 現在は4のUSの口先攻撃とUS連合の大合唱。しかし、独は空爆に不参加を表明、UKは国会の議決をえようとすれば、圧倒的な票差で否決されるといわれており、国会の議決なくUS作戦への参加表明に踏み切れるか不確定。

 両サイド、兵力を寄せ合ってはいるが、シリア内のUS、ロシア現地軍は互いに交戦を避けるために情報を今までと同じようにやり取りしている。

 見えてくるのは、ショーはそろそろ何事もなく収束に向かうだろという結末であろう。先のイラク侵攻とは軍事的な布置が圧倒的に異なる点に留意すれば、そのように結論してよいのではないか?イラクにはロシア軍は駐留していなかった、イラク進攻で味わった思いを再び味わうことは不可能であろう。

 あり得るとすればUS連合によるヒットアンドラン作戦であろうが、それをさせてくれとAFPは懇願しているかのように読んでしまうのは小生だけであろうか?

 UK捕虜はいまだ解放されていないのであろうが、両者の対峙は今が極であって、ゆっくりと潮はひいてゆくだろとみている。

 


8. 2018年4月13日 14:39:48 : i3Ndt2rWYq : S_Vy_E9Efhw[1334]
大体既に勝っているのにってのは置いて置いて、加害目的で化学兵器を使うのに、
何故か「使ったよ」と言うのを見せる程度でしか使用していないのは何故だ?
ガスなんぞ気流の関係だけで不安定になるのだから、効果を考慮すれは必要以上に使用するのが筋ってもんだろうに。
大した効果も望めない使用方法でわざわざ使っただけでリスクの有るものを使う?
その程度銃撃すれば済むのに?

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