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19日、外交時事誌のザ・ディプロマットは、米軍事専門誌に掲載された「日本のF15Jは速度以外では中国のJ11(殲11)に全面的に劣っている」とする記事を掲載した。写真はF15。
日本のF15Jは中国のJ11に全面的に劣っている―米誌
http://www.recordchina.co.jp/b572570-s0-c10.html
2018年2月21日(水) 0時40分
2018年2月19日、外交時事誌のザ・ディプロマットは、米軍事専門誌に掲載された「日本のF15Jは速度以外では中国のJ11(殲11)に全面的に劣っている」とする記事を掲載した。参考消息が伝えた。
記事は、「1980年に日本は最初のF15戦闘機を米国から購入したが、当時米国から第4世代戦闘機を購入したのは日本、イラン、イスラエル、アラブ首長国連邦の4カ国だけで、200機のF15戦闘機を有していた日本は当時、米国、ロシアに続く世界第3の航空戦力だった」と伝えた。
一方、記事は「ソ連解体とその後の経済的困難により最新の武器が広く輸出されることとなり、その大きな恩恵にあずかったのが中国だった」とし、「Su27とSu30を手に入れた中国は、これらをもとにして設計したJ11を300機以上製造。この10年で日本は戦闘機の技術と数で劣勢になった」とした。
また、2004年にインドで行われた演習で、インドのSu30と米国のF15戦闘機が対戦した結果、Su30が圧倒的に優勢であったことについて、「J11とSu30は性能が近似しているため、日本にとっては不利なことを意味している」と記事は指摘した。
さらに、「J11は上昇率が高く、推力重量比が優れており、さらに高い角度からの攻撃が可能である」と記事は分析。「力強い機動性を有していて、F15よりも積載能力が高い」と評価した。「F15Jの唯一の優位性はマッハ2.6という速度で、これはライバルのJ11のマッハ2.35に勝る。また、実用上昇限度も2万メートルと、J11の1万9000メートルより高いものの、これらはいずれもJ11との交戦で決定的な影響を与えるものではない」と分析している。
記事は、「この先J20などの新たな兵器の投入により、中国の優位性はますます大きくなるだろう」と予測。「米国はF15に勝る戦闘機を製造・輸出していないため、日本はJ11に対抗できる大型戦闘機を手に入れることができず、中国の新型戦闘機にはなおのこと対応できない」と結んでいる。(翻訳・編集/山中)
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