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シリアのアサド政権、新型化学兵器を開発している恐れ
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9459.php
2018年2月2日(金)17時13分 ロイター
2月1日、米国政府の幹部は、シリアが新型化学兵器を開発している恐れがあり、トランプ米大統領には、必要であれば防衛のための軍事行動を検討する準備があることを明らかにした。写真は国連の化学兵器の専門家ら。ダマスカス近郊で2013年8月撮影(2018年 ロイター/Mohamed Abdullah)
米国政府の幹部は1日、シリアが新型化学兵器を開発している恐れがあり、トランプ米大統領には、必要であれば防衛のための軍事行動を検討する準備があることを明らかにした。
米国とロシアが2014年にシリアの化学兵器を廃棄した際、シリアはそういった兵器をすべて引き渡したはずだったが、同国のアサド大統領は秘密裏に一部を残していたと考えられているという。
米政府幹部は会見で、アサド大統領は化学兵器を「進化」させているとの見方を示した。昨年4月に米軍は、シリアが化学兵器を使用したとして空軍基地を巡航ミサイルのトマホークで攻撃しており、これ以降シリアは小規模な化学兵器の随時使用を続けているもよう。
米政府幹部は匿名を条件に、こういった最近の攻撃からみて、シリアは新型兵器や有害化学物質の使用方法を開発している可能性があると指摘。おそらく、開発元を分かりにくくするためだろうと述べた。
ある幹部は「われわれには、化学兵器の使用を防ぎ、抑止するために軍事力を行使する権利がある」と主張したが、化学兵器がどの程度重大なものだった場合に新たな軍事行動を起こすかについては触れなかった。
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