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https://jp.sputniknews.com/opinion/201711014239453/
なぜ米国の垂直離着陸輸送機は墜落し、北朝鮮のミサイルは飛ぶのか?
© Flickr/ Tony Boyer
オピニオン
2017年11月01日 20:25(アップデート 2017年11月01日 21:21)
タチヤナ フロニ
日本の上空はますます危険になっている。北朝鮮によるミサイル・核脅威のみならず、日本の戦略的同盟国である米国の軍事機器の脅威の高まりがその原因だ。米国の垂直離着陸輸送機の相次ぐ事故により、日本ではその安全性に深い疑念が生じた。今週、日本の防衛省は米軍司令部に米海兵隊の垂直離着陸輸送機オスプレイに関連する事故率の情報提供を求めた。
スプートニク日本
© REUTERS/ Kevin Lamarque
オスプレイの今と昔:ロシア人専門家、オスプレイの脆弱性の理由を語る
毎日新聞は、米海兵隊への取材でオスプレイの今年8月末時点の重大事故の割合が海兵隊機全体の事故率を上回ったことがわかったと報じた。これについて菅官房長官は記者会見で、防衛省が事故率の情報提供を米側に求めていることを明らかにした。
また菅官房長官は、「整備ミスなど機体以外の要因で発生する事故もある。事故率のみで機体の安全性を評価することは適当ではない」と強調した。
© REUTERS/ Kyodo
© AFP 2017/ Jiji Press
© AFP 2017/ Jiji Press
© REUTERS/ Kyodo
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2016年12月14日に沖縄に墜落した米軍の垂直離着陸輸送機MV-22オスプレイ
なおオスプレイの安全性をめぐる現在の状況は突然生じたわけではない。実際のところ、この問題は長年にわたって「宙ぶらりん状態」にあった。だがなぜ今回日本政府は米司令部の言い訳を受け入れず、公式に情報提供を求めたのだろうか?ロシアの軍事専門家でCIS諸国研究所の副所長を務めるウラジーミル・エフセエフ氏は、朝鮮半島情勢の悪化がこれに大きな影響を与えているとの見方を示し、次のように語っているー
「日本は北朝鮮の『火星14』型弾道ミサイルが自国の領土を通過するのを懸念しているが、米国はこの北朝鮮のミサイルを迎撃していない。これが今日の状況をつくりだしており、この状況のもとで日本は自分たちには米国に対してオスプレイに関する完全な情報開示などを要求する権利があると考えている。つまり米軍機事故の問題は、非効果的な対北朝鮮抑止を背景に、ごく自然に表面化しているのだ。なお同盟国間の軍事協力は強化の一途をたどっているが、その一方で日本では、米国が北朝鮮のミサイルをその発射実験の過程で撃ち落とすことを単に恐れていることが理解され始めている。なぜなら迎撃に失敗した場合、米国は政治的に非常にきまりの悪い思いをすることになり、この失敗は米国のイメージにとって最もマイナスの結果を伴うからだ。同時に対北朝鮮抑止政策も未だに自らを正当化していない」。
© REUTERS/ KCNA
CIAは金正恩氏を狙うだろうか?
オスプレイをヘリコプター技術における米軍の最もスキャンダラスなプロジェクトと呼ぶことができるのは周知の事実だ。オスプレイ・プロジェクトは何度か中止になる恐れがあった。様々な米国防長官が、V-22オスプレイ計画への拠出を最終的に打ち切る指示を出した。
しかし毎回その決定は見直された。米国防総省は、2017年後半に予定されていた米軍横田基地へのオスプレイ配備を延期した。NHKの報道によると、2019年10月以降にずれ込む見通しだという。なお、延期の理由は報じられていない。横田基地には合計10機のオスプレイが配備される予定。先に米国防総省は、特に特殊作戦などのために使う考えを表していた。
タグ 日本, 沖縄, 北朝鮮, 米国
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