[2017-10-31] 論評:「戦略武力の大集結」は何を示すか 米国が朝鮮半島と周辺に各種の最新核戦争装備を大々的に集結しながら、情勢を最悪の爆発ラインに追い込んでいる。 10月中旬、原子力空母ロナルド・レーガン打撃団と原潜、イージス駆逐艦など40隻余りの各種の戦闘艦船、戦闘機が動員された歴代最大規模の米国・南朝鮮連合海上訓練が強行されたのに続き、最近はセオドア・ルーズベルトをはじめとする3つの原子力空母戦団が同時に共和国周辺水域に展開されている。 これに先立って、米空軍はグアムにB1B核戦略爆撃機用爆弾など80余万発の各種の弾薬を追加搬入し、米陸軍もやはり、われわれとの大規模な地上戦を狙った地下作戦、市街戦演習に熱を上げながら戦争狂気を振るっている。 看過できないのは、これらの軍事的動きがトランプが朝鮮の「完全破壊」という史上最悪の宣戦布告をし、いわゆる「軍事的選択」についていっそう露骨にけん伝している中で繰り広げられていることである。 現事態は、朝鮮半島で果たして誰が誰を脅かしており、世界の平和と安定を破壊する張本人が誰なのかをはっきりと示している。 われわれの面前で日を追ってさらにヒステリックに強行されている米国の軍事的妄動は情勢の安定を願う国際社会の一念を踏みにじり、われわれをしてやむなく行動せざるを得なくしている。 地球上にわが国ほど米国の威嚇をそれほど劇甚に、直接的に、長期間にわたって受けている国はないであろう。 こんにち、時々刻々エスカレートするトランプ一味の軍事的挑発策動はわれわれが並進路線を堅持して自衛的核抑止力を全面的に強化してきたことが至極正当であったし、今後も最後までこの道に疾走しなければならないということを再び痛感するようにしている。 米国の対朝鮮専門家らとCNN、CBS放送、「USAトゥデー」紙など主要メディアも、「トランプ行政府の重なる威嚇は北朝鮮をして核弾頭とその運搬手段を保有していることが正当であるということをさらに確信するようにしている」と認めている。 にもかかわらず、戦争狂信者らは自分らの対策のない空威張りが自ら朝鮮の核保有の当為性を浮き彫りにさせるまたとない「立派な宣伝」になっているということを今まで悟れずにいる。 米国は、結果について熟考すべきである。 米国とその追随勢力の核威嚇と恐喝が続く限り、核戦力を中枢とする自衛的国防力と先制攻撃能力を引き続き強化しようとするわれわれの意志は確固たるものである。 朝鮮中央通信 http://www.naenara.com.kp/ja/news/?19+4650 [2017-10-31] 平和擁護委、全民族非常対策委が 朝鮮半島を核戦争の場に転落させてきた 米帝の罪科を暴露 朝鮮平和擁護全国民族委員会(平和擁護委)と北侵核戦争演習反対全民族非常対策委員会(全民族非常対策委)は、米帝が南朝鮮を占領した以降こんにちに至る70余年間、核兵器で朝鮮民族を威嚇、恐喝し、朝鮮半島を核戦争の場につくるために狂奔した希世の罪悪の歴史をことごとく暴くために30日、共同告発状を発表した。 告発状は、米帝が日帝の敗北とともに南朝鮮を不法に占領してファッショ的な軍政統治を実施しながら、南朝鮮の全土を北侵戦争と世界制覇のための巨大な軍事基地に転変させたことについて暴露した。 朝鮮戦争で恥ずべき惨敗を喫して停戦協定に判を押した米帝は教訓をくみ取る代わりに、新たな北侵戦争挑発の準備を進めながら南朝鮮を核前哨基地化することに本格的に取り掛かった。 米帝は、非核国と地域に核兵器を搬入できないようになっている核拡散防止条約(NPT)が発効した以後も、それに乱暴に違反して南朝鮮に155ミリ曲射砲用の核砲弾と核爆弾、各種の核ミサイル、核積載用のF16戦闘爆撃機を引き続き搬入したし、はては「20世紀の悪魔の兵器」と呼ばれる中性子爆弾とパーシング2中距離核ミサイルまで展開して南朝鮮を極東最大の核兵器庫、核火薬庫に転変させた。 米国が南朝鮮に引き入れた核兵器は1980年代中葉にすでに1720余個で、その配備密度はNATO地域に配備された米国核兵器の4倍以上に及んだ。 告発状は、米帝が1980年代末から1990年代に入りながら国際情勢において一連の変化が起こり、対内外的に核戦争反対の機運が高まると、「北の核開発疑惑」を言い立てて朝鮮半島で「核危機」事態を生じさせたことについて暴いた。 米帝は、共和国を目の上のこぶと見なしてなんとしてもわれわれを孤立、圧殺するための謀略をめぐらし、そのようにしてつくり上げられたものがまさに、「北の核開発疑惑」と「核危機」事態である。 米帝は、「北の核開発疑惑」を持ち出してヒステリックな騒動を起こし、1993年にわが共和国を狙った核戦争計画を発表したし、1994年には「核戦争準備態勢の見直し」だのとして「軍事的よう懲」を公開的にけん伝した。 2000年代に入って米帝は、「北の核兵器開発シナリオ」なるものまで流して反共和国核騒動をいっそうヒステリックに起こした。 共和国は、国と民族の自主権と尊厳を守るために2003年1月、NPTから脱退する断固たる措置を取った。 これは、国際規範に完全に合致する正々堂々たる措置であった。 告発状は、米帝が朝鮮半島で核戦争を挑発するために久しい前から北侵核戦争演習をヒステリックに繰り広げてきたことについて暴露した。 米帝が北侵戦争演習にどんなに狂奔したかということは、かつて「フォール・イーグル」合同軍事演習は24回、「チーム・スピリット」合同軍事演習は17回、「連合戦時増援演習」は8回、「ウルチ・フォーカスレンズ」合同軍事演習は33回も行ったことからそのままさらけ出されている。 2000年代に入って米帝は従来の複数の軍事演習を統合して規模を拡大し、名称も改めた大規模な合同軍事演習を毎年絶えず強行した。 「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」合同軍事演習と「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」合同軍事演習は今年まで各々10回も強行された。 地球上の国々で軍事演習が行われているが、米帝のように停戦直後からこんにちに至るまで60余年間にわたって南朝鮮とその周辺で大規模な北侵戦争演習を絶え間なく行っている核戦争狂信者はどこにもいない。 告発状は、朝鮮半島で米帝の核戦争挑発策動は米国でトランプ行政府が発足した以後、最悪に至っていることについて糾弾した。 今年の初めに第45代米大統領としてホワイトハウスを占めたトランプは、「最大限の圧迫と関与」という極悪な反共和国敵視政策を持ち出して「炎と怒り」「完全破壊」などの妄言をはばかることなく吐きながら核戦争狂気を振るっている。 朝鮮半島情勢は今、老いぼれ狂人のトランプの無分別な狂気によっていつ核戦争の導火線に火がつくか知れない爆発直前のきわめて危険なラインに至っている。 諸般の歴史的事実と現実は、米帝こそ朝鮮半島を世界最大のホットスポットに、最も危険極まりない核戦争の場に転落させてきた張本人であることを如実に示している。 告発状は、朝鮮半島に険悪な核戦争の危機が生じたのは米国の北侵核戦争騒動に積極的に加担してきた歴代かいらい支配層にも大きな責任があると糾弾した。 また、米帝が核兵器で朝鮮民族を威嚇、恐喝していた時代は永遠に過ぎ去り、われわれの核抑止力は米国の侵略と核戦争策動が完全に終息する時までいっそう強固に打ち固められるであろうと強調した。 朝鮮中央通信 http://www.naenara.com.kp/ja/news/?0+100354
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