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核を所有する米、英、露、仏、中国、イスラエル、印度、パキスタン、北等は世界で自分達が大規模犯罪者で最も愚かなバカであるのを喧伝している
相変わらず北の脅威を煽って喜んでいる回転の悪い輩がこの板でも跋扈しているようだが、長崎の日によせて、今一度核兵器に関しての考察を。
まず、兵器とは、狙った敵だけを着実に殺傷するものを指す。
3.2 核爆発実験からの放射性核種 原子力百科事典ATOMICAより抜粋
核爆発実験は1945年−1980年に大気圏内で実施され、その後は殆ど地下実験となった。大気圏内実験の内訳は、アメリカが1945−1962年に197(+22)回、旧ソ連が1949−1962年に219回、イギリスが1952−1953年に21(+12)回、フランスが1960−1974年に45(+5)回、中国が1964−1980年に22回、合計543回となる。( )の数字は安全性実験である。爆発収量は約440Mt(メガトン)(このうち核分裂によるものは約189Mt)である。
以上に示すように3Hから241Puまで種々の放射性核種が発生するが、その中で代表的なものは90Sr(半減期28.8年)と137Cs(半減期30.1年)である。90Srの年間降下量と地上蓄積量を以下に示す。
地球全体の蓄積量は約3.9×1017Bq(1980年現在)である。同表から理解されるように、アメリカおよび旧ソ連が大気圏内実験を1962年に打ち切ったため年間降下量は1963年をピークとしてそれ以降は減少している。蓄積量が降下量の積算値より小さいのは90Srの減衰による。この様子は137Csその他核爆発実験起因の放射性核種についても同様である。北半球での核実験が多くまた北半球は人口も多いので、核爆発実験による人類全体が受ける放射線影響の中での比率は高い(以下参照)。
以上のように爆発は一瞬でも、それに伴い発生した放射性核種によっては、千年、万年単位で放射能を外部に撒き散らし、敵味方関係なく殺傷する核兵器。 そして決して放射能は、誰が敵で味方であるかの区別はできない。
これは、核兵器が狙う相手だけを確実に攻撃する武器として使い物にならないという証拠に他ならない。 よって米、英、露、仏、中国、イスラエル、インドパキスタン、北朝鮮等が核兵器を兵器として所有し続ける事に関しての意味が失われる。 こんな簡単なロジックをどうして誰も理解できないのだろうか? 同様の理由で劣化ウラン弾など、あらゆる核兵器は最早武器としての蓋然性を失っている。 軍部にせよ、軍産複合体にせよ、それを持っているのは、
”自分達がアタマの回転の悪いバカであり、世界的犯罪者である”
と、世界中にふれまわっているのと同じで、己の稚拙さを吹聴して喜んでいる。 もちろん、その国家の国民も、地球規模の犯罪行為に同意しているのではないのか?
、といわれても仕方ない。 なぜなら、
”不特定多数を殺傷する行為は犯罪行為だからである”
また、核兵器は戦争抑止に有効であると言う輩も、それが不特定多数を殺傷する愚かな犯罪行為であるのが明確な以上、それは、阿呆の極み、外道であると、断じざるを得ない。 また、同じ理屈で、あらゆる原子力の利用は、ワールドワイドでの犯罪行為であると言わざるを得ない、たとえそれが医療目的であっても(もはや絶対的治療法の前には、現状認識すら不要である。)…。
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